桜井駅に戻ったら、安倍文殊院の拝観をするつもりだったのに、バス便のあまりの少なさにめげました。
片道徒歩20分なんて楽勝のはずなのに、どんよりした雲でテンション下がりました。
その一方で、せっかくフリーきっぷを買ったのだから、元を取らねばと言う相変わらずの渋ちん虫がおります。
結局、電車に座ってフリーきっぷの範囲内で出来るだけ長く移動しようと言う事で、春しか行ったことのなかった吉野で紅葉狩りだ!となりました。
いきなり花矢倉の写真を貼ってしまいますが、ここに到達するまで、どんだけ大変だったことか。
春の吉野しか知らなかったので、秋の吉野は駅近くからのバスもないし、ケーブルカーと言う名前のロープウェイに乗り下千本辺りに出て、あとはひたすら歩く。
あとは急勾配の坂をめげそうになりつつ歩く。
花矢倉がすごく遠く、もう戻る、と思うけれど、戻ったらすぐそばだったは嫌だ!の意地で辿り着きましたが、もうヒーヒーフーフー。こんな事いつまでも出来ると思うなよ、でした。
上千本まで辿り着く。
春の吉野と違い、地図などの配布が一切ないので、途中の所々の地図を見るしかないのです。
花矢倉やーい!
茶店もやってないし、おひとり様です。
花矢倉から戻ったら寄ろうと思った吉野水分神社も扉を閉ざしていて拝観出来ません。
あとはひたすら下るのみ。
紅葉の名所でもあるはずの吉野、桜の知名度が高過ぎ、また紅葉ならばほかでもたくさんあるぞ!なのか、あまりに手間ひまかかり過ぎるからか、春とは打って変わって静かでした。
中千本から上る人なんて本当にちらほら。その分、かなり車の通行が多くて、車が来るたびに道の端に身を寄せなくてはでした。ホコ天状態の春と、ここも大きな違い。
でも、人がわさわさしてなくて静かです。
特に帰りのケーブルカーからは暮れ始めた中でも映える紅葉、舞い散る葉を見ながらの麗しい3分間でした。
スマホの電池切れカウントダウン状態になり、撮影出来ず残念だけど、目に焼き付けました。
帰りは車内でうとうとするも、あまりにめちゃくちゃな行程だったからか、心臓が締め付けられるような痛みがあり、およっと思いましたが、コンビニ弁当捕獲して、ホテルで食べたら治まりましてホッ!
LAWSONの弁当、どこまでも安上がりなやつです。