年末に当選したコンサート、友人を誘って行って参りました。

  申し込んでみた時に、密かに『年末年始、イタリア行くつもりだから、帰って来てからイタリア絡みの楽団の演奏聴けたら良いなぁ』と思っていましたが、願いが通じたかなのような当選でした。
(余談ながら、昨秋、某所でのくじ引きの時も、三等、二等と進み、一等の時に『当れ!』ときゅっと念じたら、何とあたってしまいました(^^)v)

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      音響が良いと言う評判のミューザ川崎は東日本大震災前に来た事がありましたが、それ以来です(震災で天井が落ちたと言うニュースを見たので、補修後になります)。

       平日の午後という事で、ターゲットはシニア層。選曲にもそれが現れています。

  まずオードリー・ヘップバーンのローマの休日から。

  オードリー・ヘップバーンはかつては敵国のものとして見る事が叶わなかった作品がやっと解禁され、映画館に足を運んだ私の母位から下の世代の憧れの人だったと思います。

  私になると彼女の最盛期の作品上映時はまだ小学生。なので、ローマの休日はテレビで、ティファニーで朝食をやマイフェアレディはリバイバルで見ていますが、母親の薫陶を受け、そのチャーミングさに惹かれました。

  けれど母たちの孫世代だと、もうご本人も鬼籍に入られ、知る人ぞ知るくらいでしょうか。

  モノクロ時代の名作の曲が多い中、自分にとっての洋画の開眼作品、サウンドオブミュージックのメドレーはテレビ東京のカラオケバトルのチャンピオン、宮本美季さんの豊かな声量の歌声で彩られました。

  今やJR東海の『そうだ京都行こう』のテーマ曲になってしまっている『私のお気に入り』も学生時代のサークルの恩師の好きだった『全ての山に登れ』も含まれ、脳裏に映画の場面と共に自分の人生の断片も浮かんで来ました。

  中学生の時に大ヒットした『ゴッドファーザー愛のテーマ』が奏でられれば、今も付き合いの続く黒歴史の友とおっかなびっくり映画を見て、マフィアの抗争場面のドギツさに度肝を抜かれたなぁと思い出したり、あんだけ色々やらかしたドン・コルリオーネは思いの外穏やかな最期だったよね、とか、その後、息子役の一人、アル・パチーノ、かなり好きになったよね、などなど、怒涛のように思い出が押し寄せて来ました。

  不覚にも涙が出てしまったのが、カサブランカのアズタイムゴーバイ。渋くてカッコいいハンフリー・ボガードとひたすら美しいイングリッド・バーグマンの悲恋の物語。今も思い合っている二人なのにボギー演じるリックは彼女の幸せを祈り送り出す、うーっ、泣ける。

  と子ども心に沁みました。ボギーって、決していわゆるイケメンではないのに、めちゃくちゃカッコよかったのは、後に沢田研二さんが歌ったカサブランカダンディの通り。

  この作品、リアルタイムて見ていないのに、色んなところで自分の思い出に絡んでます。

  友だちとランチして、お腹いっぱいになり、もしや睡魔に襲われるかも?と心配しましたが、脳内に色んなものを喚起してくれる演奏だったので、不覚の涙は出たけど、目はぱっちりでした。

  大変に申し遅れましたが、演奏はローマ・イタリア管弦楽団という1990年に設立された若い楽団(何と二男と同い年!)ですが、ライフイズビューティフルやイルポスティーノ等のサントラのレコーディングに起用せれている楽団だそうです。

  指揮者のニコラさんは曲によっては自らピアノを弾いていますし、コンサートマスターのアントニオさんのバイオリンの音色、シンドラーのリストの哀切なメロディは特に美しい演奏でした。

  お昼はイタ飯にしなかったのですが、音楽でたっぷりイタリア訪問の余韻を楽しむことが出来ました。

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  年が明け、だいぶ日が長くなったようです。

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