昨日午後、散歩から帰宅して、スマホ画面を覗いたら、岡江久美子さんの訃報に接しました。

 岡江さんと言えば、元気いっぱいのイメージで、まさか新型コロナウィルスによる肺炎でお亡くなりになるとは、思ってもみませんでした。

 志村けんさんの時と違って、新型コロナウィルスによる疾患での入院という話もありませんでしたし、さらに実は初期の乳がんで療養中という事も知りませんでしたので、本当に青天の霹靂という言葉がぴったりの状態です。
  岡江さんを最初に知ったのはなつかしいNHKの番組、「連想ゲーム」でのレギュラー出演者として。きれいではきはきしていて、聡明な方だなぁと思いました。

 その後、テレビどころではない怒涛の時代があって、ドラマと言えば、せいぜいとびとびに大河ドラマを見るレベルという状態を経て、子育てもだいぶ手が離れて来る頃から、はなまるマーケットでご活躍されているのは存じ上げていました。まだ学齢の子どもたち相手に、朝のバタバタでほとんど見る機会もないままでしたが、とにかく元気でチャーミングな方というイメージでした。

 志村けんさんの場合、70代に入っておられたという事もありますし、豪遊されているという話も耳目にし、また、お仕事上、若い時分には無茶をしなくてはいけなかったであろう経歴を考えると、残念な気持ちは大きいものの、もしかして、抵抗力が弱まっておられたのかと腑に落ちる部分もありましたが、岡江さんの場合は、私と同年代、しかも、ご家庭を大切にされていて、自己管理もしっかりされているはずという思いがあったので、ただただ驚くばかりです。

 芸能界に長くいると、いろいろなスキャンダルに巻き込まれたりする場合もありますが、岡江さんはだんな様の大和田獏さんともとても仲良くていらして、幸せなご家庭を築いていらしただけに、ご家族の心痛はさぞかしと思います。

 本当はいろいろと言いたいお気持ちがあるだろうに、精一杯抑えて、新型コロナウィルスに対する警鐘を鳴らして結ばれたご家族のコメントに深い悲しみを感じます。

 岡江さんのご冥福をお祈り致します。


 夕食後、NHK+で島旅の番組を見ている間に別居の家人からの着信があったのに気付きました。

 もしかしたら、自分の母親と同年代の岡江さんの訃報を知って気になったのかも知れません。

 かけなおすと、すぐにつながりました。そして、ひとくさり説教をされました。あちこち飛び歩く母親の習性を心配したようですが、大丈夫、ほぼおとなしくしているからと説明しました。

 そちらの様子はどうなのかと聞くと、先週末くらいから在宅勤務になったようです。山ほどやることがあるそうです。人と会って交渉するのがなんぼ、しかも都市部に比べて密集度の低い地方の営業職が在宅で仕事をする、というのは、新型コロナウィルスの脅威のすさまじさを、世の中全般が認めざるを得ない状況になっているという事なのだなと、強く実感しました。

  現状、我が家は幸いに大きな心配がありません。その幸せに感謝し、明けない夜は無いという言葉を信じて、小さな楽しみと共に、地道にケな毎日を続けたいと思います。

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