ニュースやネットで要約を見ましたが、これからは新しい生活様式に切り替えなくちゃと言う話、感染症対策のためなのは分かりますが、何かなぁ。

  ある時代から、抗菌対応とか、やたらと清潔感を求める私には清潔病とも思える傾向が強くなって来たと思いますが、それがなおさら度を増すのかと思うとげんなりします。
  清潔なのは大事だし、不衛生なのはよろしくないけれど、一概に賛同出来ず、しばしばげんなりするのは、他者やモノに過度に清潔を求める人に限って己には甘い事例を身近にいくつか見て来たからです。

  私の場合、人は時としてばっちいものと共存しなきゃ論者なので、わざわざ感染症の危険に飛び込む事はないけど、やたらめたら殺菌だ消毒だ、汚いものに触るなには違和感があります。
 
  ぶっちゃけ、トイレに南方からの農産土産物にひっついてたらしいゴキちゃんが逃げ込んだ時、同じく山の家の床にてゴキちゃんを発見時にはスリッパでぶっ叩き、玄関からスキを見て侵入したらしいちびゴキに至っては素手でぶっ叩いた事もあります。

  汚い!なんて怯んだり、然るべき対処道具を探してたら、きゃつらは家のどこか手の届かぬ場所に潜み、潜入捜査せねばになります。そして、その頃にはご家族連れになり、対抗手段でこっちに飛んで来られたら、その方がよほど怖い。

  話が脱線し始めましたが、過度に抗菌滅菌殺菌を重んじ、他者はもちろん自分も感染源かも知れないと振る舞う事は、ゴキちゃんを叩きそびれる以上の損失をもたらしそうに思います。

  それが何かって、まだはっきりは分かりませんが、卑近な例ではご近所さんとの立ち話がしにくくなりそう。

  ちょっとした立ち話で人となりが分かり、隣は何をする人ぞじゃないから、多少の騒音もお互い様と思えるけれど、そういう部分が無くなるとギスギスしそうです。

 また食事は向かい合わせにならず黙々と食べ、会話は2メートル離れマスクして、って言われたら、私にとっての外食はほほ無意味なものになるので、旅行と並び、辛くも財布の口を開けてた項目が激減必至です。

  お仕事中の食事など、生活上、外食が必要な方々でも会話のない食事は食餌要素だけになり、食指が動かず単価を下げるのではないでしょうか。

  私には無縁の話ですが、これからは男女の出会いも難しくなるかも知れないですね。マスク外したら詐欺だったとか💧 あ、悪い冗談、失礼しました。

  かように心理的にも経済的にもマイナスが大きそう。衛生関係や抗菌滅菌殺菌産業はウハウハかも知れませんが。

  国民総殺菌志向に向かいそうな中、私みたいなある程度共存容認しなきゃと思うのは少数派かも知れませんね。

 いろいろ申しましたが、新型コロナウィルスのワクチンや、症状悪化を抑えたり、治癒させる薬が出来て、この先、ずーっと過渡の清潔を求めるライフスタイルを続けずに済む事を願っております。

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