正確に言うと、歯が欠けた!のではなくて、歯が欠けていたのです。

 今日は歯科医で歯のクリーニング。先月末は歯周ポケットの計測などして、大丈夫、次回は歯石を録ったりしましょうという事で、歯科医に行ったのです。

  こういう感じを抱く人は少数派なのか、普通なのか分かりませんが、歯茎や歯と歯の間を磨いてもらうと、何とも気持ちよく、うっとりしてしまいます。

  歯石除去、ブラシでの仕上げなど小一時間を経て、無事に仕上がった!と思った時に、歯科衛生士さんから言われました。

 「奥歯に欠けがあるようです。先生に見ていただきましょう」。

 えっ!?
 
  毎回、歯科医に行くたびに歯の写真撮影をしてもらっていますが、前々回の去年の秋の写真と比べると、左奥歯の奥の方にぽこっとくぼみが出来ているというのです。

 言われてみれば・・確かに。

 こういう変化は、定期的に歯科医に通っていてこそわかるというものです。

 毎回の写真撮影は一見して、あまり意味がなさげですけれど、こういう時に威力を発揮するのだと納得しました。
 

 それはそうと、歯が欠けているというのに、自覚症状が全然なかったのです。顎関節症で、ガリっという音がしたことがありますが、その時に欠けてしまったのでしょうか?

 あるいは寝ている時の歯ぎしりで?

 歯ぎしりというのは、体重の3〜4倍の負荷がかかるそうです。時々、スポーツ選手が、ぎゅっと奥歯をかみしめて歯を欠かしてしまうという話を聞きますが・・・

 先生が確認されて、表面的にさわる限りは全く痛みもないものの、少々突く(?)と、ちくりと痛みがあって、放置しておくとまずいぞ状態なのが、自分でも分かりました。

 いつもなら、クリーニングを終えて終了、次回は数か月後にまたどうぞですが、今回は治療の予約を入れることになりました。

 おおっ、歯の治療って、実に何十年ぶり??? 最後に大掛かりな治療をしたのが、親知らずを抜いた時で、それは20代の時ですから、40年近く前の話になります。

 ちなみにそのころは、普通の歯科医でも親知らずの抜歯をしてくれていて、私の場合はあっという間に抜けて、20分後くらいにはオフィスでタイプを連打出来る状態だったので、子どもたちが親知らずの抜歯のため、紹介状を書いて貰って、地域の中核病医院で入院手術をしなくてはいけない、しかもそれが一般的なのだと知ってびっくりしました。

  虫歯の治療経験は乳歯時代が最後なので、半世紀ぶりに近い詰め物をせねば経験です。ぶるる・・・

  ちょっと削ってレジンを詰める模様。

  昨秋の顎関節症に続くショックであります。唯一最大の取り柄として、化粧はせずとも、歯磨きをしない日はない、という位大事にして来たし、通院したほぼすべての歯科医の先生方から、褒められてきたので、あああ!です。

 加齢なる現象でありましょう。

 ただ、がっかりとは別に、来るものが来始めたかとは思うのです。

 歯に良い習慣を見習って来た父は、壮年時代は殆んど虫歯もなく、わずかな虫歯はきちんと治療がしてあり、歯の手入れがだらしなかった母とはくらべものにならないくらい、きれいな歯をしていました。

 ところが、母亡きあとの、70代半ばくらいから、歯並びは崩れ、歯は茶渋がついたようになり、ついでに虫歯が出来たのか、若い頃は通う必要もないし、行きたがりもしなかった歯科医に通うようになっていたのを見ていたからです。

 いくら手入れをしていても、ずっと生きていると、ちょっとした癖などから、歯並びは崩れ始めるし、歯茎が出て来ると、歯茎に近いところに虫歯が出来る・・・

 かくいう私も、数年前に針の先で突いたくらいの小さな穴が犬歯の下の方に出現して様子見という事で、それ以上はひどくならないで済んでいますが、何かしら出て来るものなのです。

  しかし、まさか、欠けるとはなぁ・・・。

  そもそも顎関節症が出る以前から、このかかりつけの先生から「奥歯の摩滅がすごい、歯ぎしりをしていますね」とマウスピースを勧められたくらいです。

 その時先生が「我慢をして来たんですね」とおっしゃったのが印象的です。

 顎関節症の発症以来、マウスピースは隔週ではめて寝たり、起きている時は食いしばらないように気を付けて来ましたが、またかみしめ癖が出てしまったのでしょう。

 歯ぎしりの原因は多くはストレスだとか。

 新型コロナウィルスによる閉塞感や、激甚災害を始めと、先行き不安な世相の暗さもストレスの原因として考えられるかと思います。

 ですが・・・

 日々暮らしていての最大のストレスは、モノを左から右に動かすだけで、全く量が減らない、むしろ物を詰め込んだ段ボールをじりじり増やしている家人Aが生み出す圧迫感ではないかと・・・・(;^_^A
 
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