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 超久しぶりに黒歴史の友とランチしました。
 
 新型コロナウィルスによる自粛要請のため、海外駐在中の娘さん家族が一時帰国の予定だったのが、ず〜っと滞在になってしまって、お婿さんこそ、何とか現地に戻ったものの、幼い子を抱えた娘さんは2週間の待機を経なくてはいけないという状況では、とても戻れず、想定外の長逗留になってしまっているとの事。

 孫の守も頼まれるしで、自粛要請解除されても、なかなか時間が取れず、やっと久々のとなった次第です。
 雨が降り続くので、広々とした公園を散策しようという案もボツとなり、ターミナル駅に出来た椿屋カフェを初訪問。

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 平日サービスのランチは飲み物とサラダ、またはスープ付パスタが税抜き1000円とお手頃で、キノコいっぱい海苔いっぱいだし、紅茶はポット。なかなか良かったです。

 しかし、それだけに密を避けるべく席を開けて、満席にしない配慮をしているお店の経営状態は大丈夫かと気になりました。全国展開の店には体力があるでしょうけれど、個人で経営しているお店の厳しさはどれだけの事でしょう。

 そして、ターミナル駅のデパートの中、長らくアパレル不況とは言われていますが、服飾品の売り場は平日にしても、本当に空いています。ショッピングビルの服飾売り場も同じく。店員さんが所在なさげにたたずんでいる。

 今の状況で、るるる〜んとおしゃれして出かけたい気持ちにはとてもなれない、という事は日常使いじゃない、ちょっとおめかし系の服飾品の需要は激減という事でしょう。

 対しまして、100均だけはいつもと同じか、もしかするとそれ以上ににぎわっていました。買い物したいが、先立つものが乏しい時、100均はありがたい存在です。でも、その100均の隆盛のため、普通のお店が撤退を余儀なくされたり、モノづくりが廉価で行える場所に拠点を変えた。それがいっそう日本の貧乏化をまねていることを思うと、愛用者なれど、気になります。

 鶏が先か卵が先かというのは、この場合ははっきりしています。国民の生活が苦しくなったから、安いものを求める、求めざるを得ないという事だと思います。

 そして、100均の並びにあった手作り品の売り場はいつの間にか撤去されていました。ビルの改修のためなのか、それとも、手作り品であるという事自体が、感染症リスクとして忌避されたのか、あるいは手作り品は不要不急とされてしまったのか、全く事情が分からないので、想像するしかありませんが、手作り品を売る人がいて、選ぶ楽しさがあるという、そういう楽しみもなくなってしまったのかという思いでした。

 さて、友だちと別れて、電車に乗りました(自粛解除以来2度目の電車利用です)。

 往路は昼下がり。以前から混まない時間帯でしたが、復路はラッシュアワーの手前。通学や外出の帰りの人が乗る事の多い4時台半ばですが、選んだのが特急とはいえ、もう以前と変わりない混み方でした。もちろん、座席は満席で、立っている人どうしも、密着はしないけれど、間隔は数十センチ開けるのがやっとという状態(それでも上等な方)。

 都内義実家の風通しに定期的に出かけていた家人Aが自粛の頃は、席は間をあけて座れるくらい電車が空いていたが、この頃、混んできた、座席はびっしり間を開けずに座ると言っていた通りでした。

 これが朝夕のラッシュアワーとなると、どうなるか容易に想像がつきます。

 つい先日まで、夜の街や特定の職業をあげて、感染症の根源みたいに言っていましたが、大都市圏の通勤通学時の激混み公共交通の方がリスクが高そうに思えます。

 夜の街は行かない人は行かないし、行きたくなければ行かなくても、そこでお仕事をされている方以外は不利益もないですが、通勤通学の場合は行きたくない!は減給やら、出席日数不足、はなはだしい時は免職などの不利益につながります。

 どこか特定の場所や職種をあげつらい、敵みたいに扱って、本当のキモに手をつけないのは奇妙に思えます。


 こりゃ、感染者が減るわけないよね、と日々激増している首都圏の感染者数を見ながら思うと共に、パッと見、華やかげには見えるショッピングの場に漂う沈滞感に先行きが心配になりました。

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