今日は訃報が3度。

 1番初めに目にしたのが、オリヴィア・デ・ハヴィランドさん。「風と共に去りぬ」でヒロイン、スカーレットが熱愛したアシュレイと結婚した、いわば恋敵。情熱の人、スカーレットに対し、楚々とした可憐な美しさで、男性は恋人にするならスカーレットを好むが、結婚相手ならメラニーを選ぶという、結婚と恋愛は別というのを、若干中学校に上がりたての時に、実感させられた役を演じておられました。

 スカーレット役のヴィヴィアン・リーをはじめとして、恐らく多くの作品関係者が鬼籍に入られたと思しき中で、ヴィヴィアン・リーと同じく二度のアカデミー主演女優賞に輝いた彼女は百寿者となって、老衰でお亡くなりになったのです。

 リバイバル上映のロードショーで「風と共に去りぬ」の壮大さに魅了された身としては、感慨深いものがあります。
 
  2報目がデザイナーの山本寛斎さんの訃報でした。
  
  何しろファッション関係には疎いので、話題の人として、たびたび報道されるお姿は拝見したものの、寛斎さんデザインの服は1度も袖を通したことが無く、せいぜいKANSAIと銘打たれたハンカチ小物を手にするくらいでした。

  割と最近になって、俳優の伊勢谷友介さんが、異母弟と知って驚きました。

  日本のファッションのレベルを上げた功労者のおひとりだと思います。

  3番目にネットで目にしたのが、歌手の弘田三枝子さんでした。

  子どもの頃のアスパラのCMソングの力強い歌声のイメージがすごく強いです。そして、ダイエットの先駆者でもありまして、いっとき音がしないなと思ったら「人形の家」という歌と共に、ミコのカロリーブックという本が大ベストセラーになったのもなつかしいです。
 
  元気いっぱいなパワフルボディの持ち主だった三枝子さんが、スリムになってびっくりしたのですが、あの頃は整形疑惑などもささやかれましたが、整形手術に対する目が厳しい時代だったので、ご本人が全否定されていたのも思い出します。

  寛斎さんもですが、弘田さんも70代後半と、日本人の平均寿命と比べるとやや短めではありますが、普通の人の何倍分も生きられた感じだったのではないでしょうか?

  お三方のご冥福をお祈りいたします。


 しかし・・・こうやって、自分が子どもの頃、若い頃によく見かけた方、すてきだなと思った上の年代の方たちが少しずつ欠けてきて・・・昭和はますます遠くなるし、自分がそちら側に行く日も少しずつ近くなっています。

 行きたいところに行ける時に行っておく!とともに、気力・体力があるうちに片づけも進めよう。

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