以前、子どもたちが小さい頃のホームビデオをダビングした話を書きました。



  この時はビクターを選びました。




  割高だけど、子どもたちの映像は唯一無二なので、万全を期したかったからです。

 高い分、テープの区切りが分かるチャプター機能が入る、実際にダビングをしてからテープの切れなどの不具合があったら、連絡をしてくれて、料金追加を承諾すれば、テープをつないでダビングしてくれるというきめ細かさがポイントでした。

 実際に経年劣化で切れていたテープや、スタンダードな規格より長い録画があったので、追加料金を払って作業をお願い出来ました。

  今回は安さで勝負というのを試してみることにしました。
  安さの理由は、チャプター機能が入らなかったり、頼んだコースに応じるだけというシンプルさ故。
 
  あらかじめその料金を払って、注文しておかないとテープが切れていても、あとから補修費用を追加で払って、作業を継続してもらうという事は出来ません。

 なもので、ダビングが出来ない場合、ダビング完了時のDVDの本数が、送料無料の基準より減ってしまって、というケースもあり得ます(どちらの会社も、こちらからテープを送る時の送料は自払いです)。

  そして、期日がゆっくりなゆったりコースというのを選ぶと、かなり割安になるのです。

  などなど、しっかり仕組みを読んで、分からないところは札幌の問い合わせ担当者まで、楽天モバイルの楽天リンクからの無料電話で質問をして、申し込みました(問い合わせ先はフリーダイヤルではありませんが、ナビダイヤルではないので助かります)。





  どちらの会社も法令順守なので、著作権が絡むものは引き受けてくれません。

  もしも送付してしまっても、そのまま送り返されてしまうようです。

  想い出ビデオDVDダビング工房の「よくある質問」を読むと、著作権所有者から「個人で楽しむ分には複製して良い」という許諾書を貰えたら、ダビング出来るとの事。

  実は今回、それに該当するテープが3本ありました。

  今を去る事25年以上前、母存命の時に、今の横浜市青葉区が、横浜市緑区から分区するお祝いとして、市民が中心になって映像作品を作るという企画があったのです。

  指導に入ってくださったプロの方もいらしたそうですが、俳優さんもほぼ一般市民、製作は当時の地元私鉄系ケーブルテレビ会社が携わり、行政の後押しもありました。

  還暦を過ぎて、やっと穏やかな日々を過ごせるようになった母にとって、この企画の裏方さんで参加するのは、とても楽しみだったようで、小さな息子たち相手に奮闘する私と会う時にも、実に楽しそうに話をしていました。

  ですが、その途中で発病。作品が完成して、どなたかが送ってくださった時に、母はこの世の人ではありませんでした。

  それでもお仲間が母の名前も制作チームの一員として入れてくれていました。母の最期の楽しみがこれだったのだなと、しみじみと見ました。

  このテープをダビングするには許可をいただかないとですが、何しろ古い話です。

  ネットで検索をしたら、どなたかが、作品概要と今はどこで貸し出しをしているかをアップロードしてくださっていました。

  で、青葉区役所に電話をして、そこから区民活動支援センターに連絡すると、さすがに速攻でお答えいただけることではないので、調べてご連絡しますとの事でした。

  この時点で、正直なところ、ちゃんと話がつながるのかどうかわからないなと思いました。翌日に再度ご連絡いただけたのですが、そのあと、しばらく間が空いたので・・・ああ、これはもう連絡来ないかも、と覚悟しました。

 今まで、何度か「ご連絡します」「連絡するね」などと言われた後、全く音沙汰がないという事がありましたので。

  ほとんどは友人・知人の対応で経験しましたが、調べたけれどわからないとか、その件は応じられないというお返事すらなく、組織の担当者にほったらかされたこともあったので、同じようになるのかな?と性悪説に陥っておりました。

 ですが、後日、区民活動支援センターからご連絡をいただき、当時のケーブルテレビから受け継いだイッツコム(=イッツ・コミュニケーションズ株式会社)から連絡が行くので、携帯電話番号を教えて良いでしょうか?との事でした。もちろん、OK!

 そこからはトントンと進みました。

 制作中に亡くなった母ならずとも、当時の主力メンバーの多くの方は25年ほど経った今、連絡が出来ない、出来ても覚えておられないなどではないかと思うのです。そして、当時あった組織自体がなくなっている中、古い記録を探すだけでも大変だったと思うのですが、丁寧に宅急便を使って、許諾書をお送りいただくことが出来ました。

 宅急便を送りますというご連絡メールに添えられた「「お母さまの思い出の映像をぜひ覧ください」というお言葉、嬉しかったです。

 金銭的なメリットは何もないのに、営利企業であるイッツコムのご担当が誠実に対応してくださって、本当に感謝です。


 という事で、いただいた許諾書の事も、札幌まで電話をして、再確認の上、本日荷造りしてゆうパxックで送付済です。

 今回はこの許諾書が必要な作品3巻と一緒に、子どものピアノの発表会の短めの録画テープとで全部で7本。

 発表会のテープは短いので、チャプター機能は不要なので、こちらのサービスで充分だと思っています。

  申し込み時にダビング済のテープを返却して欲しいか、廃棄して欲しいか選びますが、ここで校舎を選べば立派な断捨離なんですが・・・やっぱり前者を選んだヤツです。(^^ゞ


  好奇心に駆られて、ゆうパックスマホ割を試してみました。

  自宅でアプリをインストールしておいて、まずはゆうびんIDというのを登録。住所氏名、電話番号のみならず、生年月日も入力するので、若干抵抗を感じましたが、好奇心には勝てない!(^^ゞ

 念のため、ゆうパックの送り状も持って郵便局に行き、窓口で荷物のサイズを確認して貰ってから「スマホで送り状をつくりたいのですけど」とお断りして、その場でササっと入力。この時にアプリからクレジットカード登録をもとめられるので、結局、温存中の東横インりそなカードの番号を入れました。

  こういう一連の作業は、給料日や年金支給日でもなくて、銀行部門は終わりかけの時間帯で、小さな局全体が混んでおらず、のんびりした雰囲気だったので、慌てず出来ました。混んでいる時間帯、混んでいる局に行くときは、前もって全部自宅で入力しておいた方がいいかも知れません。

 物書き台の片隅に置かれたゆうプリタッチなる機械に、アプリで出したQRコードを読み取らせると、きれいな印刷の宛名がするする〜っと出て来て、荷物と何枚かが連なったシール状の宛名を持って窓口で貼り付けていただくと、普通のゆうパックより50円安く上がりました。(^-^)

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