山の中でも暑い日々。外に出れば平地よりパワーアップした日射です。

  なもので、熱中症予防のため(?)テレビ三昧というか、録画消化三昧な日々を過ごしております。

  下界にいると、こまごまとしたことをしなくてはだし、テレビ視聴をしづらい環境なので、なかなか見られないでいた録画した番組をせっせと見ております(リアルタイム視聴も普段より多め(^-^))。

  まずは下界で録っておいた半沢直樹。加えて、当地でも録画した分。

  いや〜、引き込まれる面白さなんですが、何とも暑苦しい。

  市川従兄弟ずの顔芸とリアクションの大きさ。面白いけど、熱量が画面からはみ出す感じで、自宅で見ていたらガンガンエアコンつけないとだったかもです。(;^_^A
  ネット上の「半沢直樹はもはや水戸黄門」説を見ましたが、納得です。

  お主も悪よのぅの現代版を、ばっさばっさと切る直樹さん。妻とのほのぼのシーンが由美かおるさんの入浴シーンですかね(今ならセクハラ扱いされそうですね)。

  倍返しだ!はこの紋所が見えぬかかな。

  実は初回シリーズは、最終話に近い部分を少々見ただけでしたが、今回はミーハーに最初っから見ています。

  一気に録画した分を見るのはしんどいので、分けましたが・・・映画のような重厚なつくりに、くせ者の俳優陣、細部にツッコミどころはあるけれど、窮地に陥る半沢直樹と御一行様(?)が大逆転するのが痛快ですね。

  そして、昨日はやっと「太陽の子」を見ました。

  もしも、三浦春馬さんの急逝が無かったら、終戦の日に放映された特集ドラマのうちのひとつという風に受け止めたと思いますが、春馬さんの遺作とも言うべき作品なだけに、じ〜っと見入ってしまいました。
  
  それでもついツッコミを入れたワタシですが・・・幼馴染の3人が共に過ごす場面で、くつろいでいる弟、ヒロユキさんの背中が丸いってところです。

  日本軍の過酷なしごき制度下では、だらけた姿勢はもってのほか。亡父も昔言っておりましたが、とにかくいちゃもん級の理由でいきなり横面を殴られる、張り倒されたようです。

  胸を病んだという設定にせよ、戦線復帰できる状態になっていた時には背筋伸びていたのではないかと思うのですが・・・すみません、無粋なツッコミして。

  ネットで見ましたけれど、私もやっぱり入水しようというヒロユキさんの心情と、自死された三浦さんの心情が重なってしまいました。

 負けてもかまわんから、早く戦争が終わればよいという有村架純さんの叫びにも、戦争の愚かさがにじみ出ていました。

  そして、友人が貸してくれた「京都人の密かな愉しみ」をダビングしたのをせっせと見ました。

京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 祇園(ぎおん)さんの来はる夏 DVD
京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 祇園(ぎおん)さんの来はる夏 DVD

  我が家は地上波しか契約していないので、BS放映作品は見られないのですが、番宣はよく流れていたし、ごくまれに地上波でも放送してくれることがあり、好きになった作品です。

  友人が何枚か録りためたディスクを丸ごと貸してくれたので、1番目に見たのが、祇園祭にちなむ上記作品。

  主要な配役を演じておられた女優の江波杏子さんがお亡くなりになった後に撮られたため、最初にこの方に捧ぐという画面が出て来て、ほろっとする上、ストーリー上では江波さん演じるおばあちゃんの葬儀まで営まれています。 人生と作品をリンクさせてもらった江波さん、本望だったのではないかと想像します。

  京都人の密かな愉しみは、老舗和菓子店の娘さんと、彼女にほのかな恋心を寄せるイギリス人の紳士がメインの編の後、修行中の若者の話のBLUE編があって、祇園祭は後者です。

  今年は山鉾巡行が出来なくなってしまいましたが、京都の人たちが祇園祭が近づくにつれそわそわ(ぞわぞわとも)してきて、実際に各地域で、どんな風にお祭りにかかわるかを実写とドラマで描いていて興味深いです。

  林遣都君は放下鉾、矢本悠馬君は綾傘鉾の稽古に入れてもらうなど、臨場感がありましたが、山鉾保存会の協力あっての撮影だったようです。

  祇園祭、今までに何度か足を運んでいますが、お囃子にも種類がある事、ちまきは京都近郊農家の方の内職であることなど、いろいろなことが分かって興味深かったです。

蛇足:当ブログ、過去の祇園祭時の日記 2009年 その1 その2 その3
  2011年 2013年 その1 その2 その3
 そして昨年です。その1 その2 その3

  この京都人の密かな愉しみシリーズは本当に画面がきれい。ごちゃごちゃした説明はなくて、背景の寺社の名前が画面にうかび、ちょっとほろっとするストーリーあり、松尾アナウンサーと、口八丁手八丁な料理研究家大原先生のやりとりなどをうまく混ぜて、派手さはないけれど、飽きずに見られます。

  この作品を見ていると、京都人の暮らしぶりは、シンプルではあるけれど、季節のしつらえに工夫をこらすなど、決してミニマリズムではないと分かるし、モノは必要最小限度しか持たない!の一点張りは、味気ないなぁと思うのです。

  まぁ、季節のしつらえもなく、センスなくて視覚的にごちゃごちゃするくらいなら、ミニマリズムで行った方がいい!というのもわかりますけれどね。

  実は京都出身ながら、そのエキゾチックな風貌ゆえに、京都在住歴10年のイギリス人の大学陽樹を演じる団時朗さんの内心の声が、京都人の不可解さを突いているのも面白いです。

  やれやれ・・・ブログアップサボっていた分ではないですが、長大になってしまいました。

  自分の京都中毒も相当なもんだと思いますが、血縁者の中で、半分以上が京都、もしくはその近隣県での暮らしの経験をしているのに、自分はしたことないからの羨望があるんだと確信しております(尤も愛媛の農村生まれの祖父は、商売でしたたかにやられて、関西人大嫌いになって、娘の婿に関東人を選んで、それはそれでツッコミどころ満載だったのですが💦)。

  市立図書館に予約を入れて、この本借りなきゃ!

京都まみれ (朝日新書)
井上 章一
朝日新聞出版
2020-04-13


 ほかにも何本も見ています。諸事情を鑑みて、ジモピー友人のお誘いがない限り、ほぼ缶詰生活なのですが、逆に言えば、録りためたものを一気呵成に見られるめったにないチャンスです。ヽ(^o^)丿

 そして、録画したのを消せば・・・これも断捨離になるのかな?・・・と思いつつ、まだ消していません。(^^ゞ

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