昨晩、今日は早めに寝ようと寝床に入る間際、ついついやっちゃあいけないスマホのメールチェックをしてしまったのですが・・・
  
  新型コロナ禍で観光地が大打撃を受ける予兆がありありと感じられた今年2月末、一緒に元町チャーミングセールと中華街に行った友人からのメールでした。


 こりゃ、てっきり「涼しくなったら会わない?」ってなお誘いメールかなと思って、見たら・・

 な、なんと、OL時代の同期男性の訃報でした。

 外資系企業の日本支社、本体は結構大きいけれど、支社は当時の定義だと中小企業、おまけに事業所はタコ足配線。アメリカ大使館界わいの貸しビルに点在していたので、部署ごとにてんでんばらばらのビルに配属された中、訃報を聞いた男性は、ドビンゴ! 私と同じ部署で、隣のシマで、弱小事業部だったので、担当外だから、なんていわず、互いの担当商品宛てにかかって来た電話をに取り次ぎ合った仲でした。

 こじんまりした会社な上、当時の日本のサラリーマンは痛勤地獄はすごかったものの、営業マンは途中でお茶してきてもOKみたいな、のほほんとした雰囲気があった時代(お客様からのクレームには鍛えられました)。

  ものすごく癖の強い上司(最近の「話の面白くない人 あるある」に書いた人です(;^_^A)の、物まねをして、同部署に配属された5人でげらげら笑ったり、時には一緒に飲みに行ったり・・・とアトホームな雰囲気で仕事をしていました。

 最後に会ったのは女子は殆んど退職した後でした(当時は女性は結婚で退職せずとも、出産すると、勤続することはレアでした。周囲はもちろん、保育園に預けるなんてと実親すらが「善意」で言う時代でした)。

 家人Bがまだ5歳くらい、同期同士カップルの新築のお宅に、子連れも含めて、みんなでワイワイお邪魔した時だったかと思います。

 その時に聞いた話か、そのあと噂で聞いた話だったか、お子さんがいない彼ら夫婦(やはり社内結婚)はヨットだか、レジャーボートだか、どっちだか忘れたが、休日には洋上生活を楽しむ優雅なDINKS生活を謳歌しているとの事で、子育ての苦労をしなくていい分、そして、奥さんの方が高給取りだったくらいなので、二人合わせて大リッチ(外向きには給料差なしとアナウンスしてたのに、男女賃金格差しっかりありました中での妻>夫なので、よほどの稼ぎ手かと)なので、多分、同期中で1番ご長寿に違いないと信じておりました。

 なので、メール見て、ぽっか〜んです。

 私の中での短命の基準は、65歳で召された自分の母なんですが、まさかそれより早いとは・・・。

 ただし、三浦春馬さんの訃報ほどのショックではありませんでした。

 春馬さんは個人的には何の接点もない人ですが、はた目には順風満帆に見えて、しかも、家人Bと同い年。あちらに行くにはあまりにも早すぎる状況だったので、衝撃的でした。

 一方で同期の彼は、昔はご縁があったけれど、25年くらいのブランクがあるし、年齢的に早すぎるとは言っても、鬼籍に入られる人がぼちぼち出て来る年齢ですから、何か大病をされたのかなと、そんな風に思いました。

 春馬さんの場合、ごく最近の笑顔まで見られて、それはそれでまた切ないものの、同期の彼の場合は30代半ばのまんまの姿しか脳裏には残っていません。いつかジジババ同期会で会う事あるかなぁと思っていましたが、もうそれはあり得ないことになりました。

 敢えて会おうとしなかったくらいの関係ですけれど、会おうと思えば会えるのと、そう思っても絶対に叶わないのとでは全く違います。 少ししょぼんとなりました。

 友人からのメールには訃報と共に、同期で献花をする話があって、連絡がつく人に連絡を取っていると書いてあったので、久しぶりに別の部署の友だちにメールをしました。

 彼女もびっくりしていました。こちらは営業部、彼女は業務部。部署は違うけれど、亡くなった彼の担当製品の出荷業務を担当していて、ビルの場所は離れていても、毎日電話でやり取りしていた関係です。

 久しぶりに彼女の声も聞いてみたくなりました。幸いに今日は1日在宅でお時間たっぷりだとの事。

 この友人はお嬢様育ちのシティガール。ブランドものも使いこなすおしゃれ大好きさんですが、育ちのいい人の持つ鷹揚さ、明るさがとっても好きな女性です。

  彼女のだんな様と家人Aが、全く偶然にも仕事で席を同じくしていたことがあったという不思議なご縁もありました(だからの、判断の誤りもあったんだよ〜^_^;)。

 きっかけは訃報だったけれど、本当にいろいろとおしゃべりしました(楽天Linkよ、ありがとう)。

 ご自身のお母さまの状況から、都内在住なので、新型コロナでなかなか出掛けにくいと言った話、お互いの子どもに春が来ない話などなど・・・

 しばらくのご無沙汰などぶっ飛ぶ時間でした。

 最後に「彼のおかげで久しぶりにおしゃべり出来て、感謝しなくてはね」と友人。

 本当にそうです。

 もう会うことが出来ないのは残念ですが、私たちの心には思い出が残っています。 どうぞ安らかに。

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