「育ちがいい人」だけが知っていること
諏内 えみ
ダイヤモンド社
2020-02-20


  昨日の日記、読書三昧ってタイトルをつけてたのに、1冊しか読んでないの?

  あの本、分厚いんだからと言い訳しつつも、これも読みました。
  この本を借りた市民図書の委員さんとお話したら「息子のお嫁ちゃんが、これ書店で見つけて、どれどれと思ったらビニールがかかっていて、買わないと読めないので買ってみたら、ほぼ知ってる内容だったって」との事で、寄贈されたご様子。

  皆さん、自分のマナーのレベルを見たいと本をチェックして、きれいに読むのならまだしも、ページがぐっちゃとなるような立ち読みをしてしまう結果なのでしょうか、ビニールで覆われてしまったのは?

  そりゃマナー違反だ!👊

  かくいう私もマナー度チェックしたいというのと、抱えてる「おちび」を読むのに骨が折れそうに思われていたので、軽く読めそうに思って借りてきました。

 はい、軽く読めました。イラストが多いし、字も読みやすいサイズだし。それから、結構知ってることが多かったので。

 しかし!

 マナーはいつまでも同じではないのだと思わされました。

 例えば、この何年間で、以前は上品しぐさのように言われていた「トイレで用を足した後、トイレットペーパーを三角に折る」は不衛生でマナー違反になっています。

 忘れませんよ、ず〜っと昔、山田邦子さんがバリバリに活躍されていたころ、彼女がトイレから出たらペーパーの三角折をしてあったので、素晴らしい!と大絶賛してた女性週刊誌の記事を美容院で目にしたこと!

 それから、むか〜しのマーガレットか少女フレンドの「少女のマナー」みたいなコーナーに「外で食事をしたときに箸置きがなかったら、箸袋を折って箸置きにすると、立派なレディーです」ってなことが書いてあったのも・・・

 以降、私は定食屋で箸置きがない時にしばしば箸袋を結んで箸置き代わりにしてきたのです。ごく最近まで・・・💦

 しかし、今やそれは下品なしぐさだそうです、著者によると。

 時代の流れによってマナーも変わる、アップデートできるのが「育ちのいい人」ってことらしいです。

  「育ちのいい人」はただおとなしくしとやかなだけじゃなくて、後からぶつくさ文句を言わずに、ちゃんと言うべきことは言える人でもあるとの事。もちろん、ぶしつけな言い方ではなくて、相手の気を悪くさせないような言い方が出来る!というのが鉄則。

 で、その中で、う〜むと思ってしまったのは、宿泊施設に関する項目。

 禁煙ルームのはずがたばこ臭いとか、部屋の騒音、エアコンが効かない等の不備に対しては言うべきだと思うのですが、部屋の広さ、眺望などについてはいかがなものかな?

 この著者は別項では「事前に調べておく」のが育ちのいい人の心得と書いておられたかと思いますので、部屋の広さは今どきならネットで調べられるところがほとんどだし、眺望については、よほどのことがない限りは価格に応じたものになっているはずで、その価格に応じた以上のものをリクエストするのは、マナーにかなってるのかなぁと・・・ちょっと引っ掛かりました。

 ところどころにお受験に通るお子さんとか、婚活で色よいお返事をいただける人のポイントとか、書いてあるのですが、その実利性があっての発刊から1年を経ずに10刷以上の売れ筋商品なのでしょうね。

 しっかし・・・ 著者の「育ちのいい人」は生まれ育ちではない、努力で十分身につくというスタンスには全く同感ではありますが、私のようながさつ人間でも、この本に書かれていることの8割方知っていることを、今頃の方はご存じないのかしらとちょっと心配になりました。

  思えば小泉政権くらいから、ホリエモンのような欲望丸出しのタイプが絶賛されるようになり、格差が広がりつつありましたが、世の中全体が貧すれば鈍するになりつつあるのかなぁ・・・

 とは言え、ひねたことばっか言ってないで、自分がやらかしてたマナー違反は改めるようにいたしましょうっと!(^^ゞ

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