昨日の手芸カフェの時に、横浜市長のリコールについて、ちょっと話が出ました。

  というか、私の親しい友人がリコールの受任者になっていて、近々署名する予定なのですが、リコールは印鑑の押印が必要だとか、結構ハードルが高いよねってなことを言ったら、いや、拇印でもいいみたいよと言う反応が複数の方からあったのです。

  一般的に、日本人は政治がらみの話をするのが苦手。時として、この手の話をすると、場が凍り付くことがあります。

  ですが、昨日は、少人数ということもあるにせよ、誰からも何の抵抗もなく、すでに署名を済ませている気配の感じられる方もいました。
  本当のところ、意外でした。

  というのは、昨日の参加者の中にはバリバリの保守派と思しき人が二人いたからです。

  その二人、かつて「共産党」と言ったら、速攻でかなり露骨な嫌悪感を示した人たちです。それも、私が共産党を絶賛したとかいうのではなくて、選挙の投票先としては、共産党という選択肢もあるよね、くらいのライトな話だったので、あまりの反応にびっくりしました。今までこんなに嫌悪感をあらわにした人がいなかっただけに、本当に驚きました。

  ただ二人の背景を聞くと、なるほどねと・・・

  一人はおじい様が巣鴨プリズンに収容されていたとの事。巣鴨拘置所収容者氏名にそのお名前があるのかどうかは分かりませんが、巣鴨プリズンという名前が出た時点で、戦前は権力に近い側にいたご家庭だとわかります。

 もう一人は地主の家系の娘さん。戦後の農地解放の後でもご実家は不労所得があったようで、お母様の気晴らしの衝動的お買い物の指輪のお値段が200万円とか300万円と聞いて、その場に居合わせた一同、こぞって驚いたことがありました。

  ってな具合でしたら、共産党という言葉にものすごいアレルギーがあるのも頷けます。

  さらにそのうちの一人は職場が選挙区なので、何かの機会にご本人にお目にかかって好感を持ったらしく、のらりくらりの答弁がいやだねと思って「ぬらりひょんだ」と揶揄した私に「なんでぇ、菅さん、いい人だよ」と反駁する現首相ファンでもあります。

  が、その二人もその場にいたのに、菅さんを後ろ盾にカジノ誘致に血道をあげている横浜市長のリコールに対しては反発の空気が全く流れませんでした。

  つまり、私の周囲の主婦ずは、日ごろの主義は脇に置いて、ほぼほぼ皆さん、カジノ誘致には反対だってことなんだなぁと思います。

  そう思うのは、ほかの場所でも、別の方から「IR誘致に反対し、賛否を問う住民投票をめざすため」の署名を求められていたからです。

  現状、2種類の署名活動が併存していて、もちろん、両方に署名することが出来るし、そうしたほうがいいのですが・・・住民投票を目指す署名を頼まれた方、顔が広いのでお聞きしたところ、近隣住宅街でもシニア主婦がアンチカジノで頑張っておられるのだそうです。

 もちろんん、私もカジノ反対!

 横浜にカジノは要りません!(横浜だけじゃなくて、日本にカジノは要らないと思うけれど)

  すでに新型コロナ禍によるインバウンド激減のためか、儲かる話ではないと、大手カジノ業者のラスベガス・サンズズが撤退してしまっているくらい、勝算のない話と化しているんだから、深追いするのはやめた方が良いと思いますがねぇ。

  それに・・・通訳ガイドの友人曰く「横浜は外国人観光客には不人気」なんだそうです。(/_;)

  日本国内ではエキゾチックとみなされても、西欧の人から見れば模倣にすぎないし、中国系の方たちが面白がって中華街に来られるのは、我々がよその国の日本庭園を冷やかすようなものかも知れません。

  たとえ横浜港に停泊しても、客船を降りると、東京に行くか、鎌倉とか箱根に行っちゃって、横浜はスルーするんだとか。よほど時間がない場合のショートコースに選ばれるのは三渓園と、彼らが求めているのは、自分の国にはない文化なのです(東京だって、浅草とか、今は亡き築地市場が人気だったそうな)。

 直近の市長選挙でカジノについては白紙と言っておいて、ある日突然翻して、ギャンブル依存症に対する懸念には「カジノの主要客は外国人観光客だから大丈夫」と言ってた林市長ですが、その外国人観光客が横浜どころか、日本全体に来ないんですからねぇ・・・・。

  無理やりカジノをつくってみたところで、既存の有名施設の猿真似とみなされるのがオチ。もっと魅力的な場所があるんだから、せっかくわざわざ遠くから来たら、そっちに行くでしょ、普通は(お近くからのインバウンドを目当てにしていたようですが、新型コロナ禍で破綻してるって! 百万歩譲って、お近くからのインバウンドが回復したとしても、カジノで一儲けしようって魂胆のギラギラした連中しか来ない施設なんて、ぞ〜っとする!)。

 確かに東京の衛星都市として、人口は多いが、税収は少ない市としては、財政難を何とかしたいというところはあるのでしょうけれど、ハコモノをぶち上げて、何とかしようというのは、サステナビリティをうたうようになった世の中の流れに全然あってないように思います。

 そして、今春、新たに開通した橋で、こんなずさんなことをやってくれてる市ですから、信用できませんわ。

神奈川新聞カナロコより | 2020年4月1日(水) 12:10 



 消えちゃうかも知れないので、要点部分を書き出しておきますね。

「横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に横浜市が建設中の歩行者デッキ「女神橋」が低く架設され、船舶が通航できなくなっている問題で、市が橋のかさ上げ工事を追加発注したことが31日分かった。市は橋の計画自体に問題はなかったとの立場をとっており、「将来の観光の発展に向けて対応を図った」と説明。追加工事の費用は不明といい、開通時期は当初の7月から大幅に遅れる見通しだ。」

 ずさんな調査によるずさんな設計で追加費用が発生したのに、いくらかかるかわからんとさ💢 これぞ税金の無駄遣い!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

人気blogランキングへ