繕う=使用してるうちに何かしら不具合が出たもののお手入れだと思いますが

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 本日は使う前から不具合が出そうなものに手を入れました。

 このあったかそうなスリッパは亡母の親友から2年くらい前にいただいたものです。

  なのに使っていなかった。

  理由は底の素材。

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  フェルトに滑り止めのスエード調素材。

  スエード部分は問題無いのですが、フェルトがいかん。

  おそらくパタパタ音がせぬように配慮、なおかつ温かいなどの利点もあるに違いないとは思うのですが、これが拾っちゃうんですよ、髪の毛を。

  天災や実力無き権威主義者とかオレサマとかマウンティング女とか、いくつか嫌いなものがある私ですが、実は相当嫌いなのが髪の毛!

 他のことには大ざっぱなのですが、スリッパの底に髪の毛が絡み付くのが許せない。

  よって利用する都度、フェルトに絡み付いてしまった髪の毛を取り除く……なーんて事してたら、キリが無い、だから使わない、使えない!

  ちなみに、絶対に友だちになれない女性は、公共のトイレの洗面ボウルに自分が落とした髪の毛をそのまま放置、甚だしきは流しちゃう人です。男性用トイレに入った事ないですが、男性でも同じことする人はダメ。💢

  もちろん、わざとじゃなくて、立ち去り際に抜けて気付かなかったとか、目が悪くて白い洗面ボウルに落ちた自分の白髪に気付かなかった(ぢぶんあるある(^^ゞ)は仕方ないと思いますが。

  というくらい、髪の毛が絡み付くのがイヤだ、自分が美形なら、いっそスキンヘッドにしたいくらいなので、このスリッパはお気持ちだけありがたくいただき、手放すべきか、結構悩みました。

  しかし、やっぱりもったいない。何てっても冷え性だし。寝起きの裸足をムクムクのムートンで覆われたら、厳寒期の布団からも抜け出しやすくなるでしょうし。

  底材、合皮が良いかも、とか考えつつも、出掛けると、お店の手芸絡みのコーナーをチェックするのを忘れてしまう優先順位の低さよ。

  全然先に進まないので、もうこれは得意のアリモノで対応するしかない!

 で、布地の溜まり場から、こんなのを発見!

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  これ、実家の片付けでごそっと持って来た母の遺品の中に混ざってて、どうやら父のカツラギのズボンの膝から下。

  捨てられない女である私の母なもんで、何かに使えるかと切って温存していたらしいです。

  25年以上経って、やっと日の目を見る!(@@)

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 ↑ スリッパの底を当てて型取り、ぬいしろを付けて切り取り

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  ↑ 周囲をこれまた古いしつけ糸でぐしぬいして、スリッパの底型にする

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  ↑ 靴やさん気分で、適当にスリッパに縫い付ける。 

  最初は色で遊ぼうかと思っていたが、そのうちにどうせ見えないよ、となり、残り糸も混ぜて、とにかくくっつけばいいよ、となる。

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  ↑ 出来上がり。
 試しに履いて廊下を歩いてみましたが、適度に摩擦があるようで、ツルッとこけるリスクは低そう。

  これで、髪の毛のくっつき具合が、サッとはらうレベルで済めば万々歳なのですが、果てしてどうでありましょうか?

 もくろみではシーズン途中か終わりかにはずして、スリッパを洗い、来シーズンは別な布地を付ける、なんですが………。

  その時には解いた糸をまた使ったりして?!………やりかねない自分が恐ろしい😥

  今日も元気にセコロジー!✌