本日は燃えるゴミの収集日。

  朝家事を終えて、雨の日の新聞紙がくるまれているポリ袋にちんまりとまとめたごみを捨てに収集場まで出ますと、カラス除けネットの外に積み上げてある寝具に目が留まりました。

  なんなの? これは殆んど新品みたいで使用感がないじゃない。毛布やマットなどいくつかが、個別に大きなポリ袋に入れて出されていました。

  IKEAのタグがついたマットなんて、全然傷んでいるように見えませんでした。こりゃ、拾ってつかいたいぞと思うほどのレベルです。

  そして、はたと気付きました。
  これは昨日、義父様の訃報を告げてくれた友人が出したに違いないと。

  信州の実家を引き払った義父様が、特養に入所される時にそろえた寝具一式だと思われます。使用感の薄さと、義父様の滞在された歳月がそう多くないことを考えると、十中八九は当たってるのではないかと思うのですが・・・

  そして、彼女の家がいつでもすっきりしている秘訣、これまでも様々に見てきましたが、またひとつ納得です。

  亡くなられた方の寝具、彼女の場合、義父様ですから、自分が使うはまずあり得ないと思いますが、それなら実子であるご主人様や、最愛のお孫さんである家人Aの同級生であるお子さんが使っても良さそうですが、既に自宅で使っているものを、敢えてほかのものに替える必要はないときっぱり判断できる人たちなのだと思います。

  彼女のお宅はもちろん、実のお母様も今年初旬の日記に書いたように、きれいさっぱりと神戸のご自宅を処分されてしまって、感服したのですが、都会の方だからまだありかなと思っていたのですが、信州のご実家を処分しただんな様、それを許したこの度お亡くなりになったおじいちゃまにも本当に感服しました。



  最近になって、代替わりして、無住の実家や田畑山林を手放す世代が出現していると、八ヶ岳の友人たちの話から感じていますが、亡くなられたおじいちゃまの世代はほとんどの方が土地に執着した世代なのに、本当に見事なお家のたたみ方をされました。👏👏👏

 こういう親御さんだからこそ、お子さま、お孫さんまで、こぞってすっぱり判断できるのでしょうね。

 比べて見ますと・・・我が家はご存じの通り、負動産を通り越して腐動産じゃないかという状態になっている空き家の義実家に金と労力を吸い取られております。

 余談ながら、今朝、家計簿チェックをしてみて、義母亡きあとの3年弱で90万円近く維持管理のためにお金が消えているのを確認して(家人Aのために別途交通費や買い食い費用を出していますから、実質的に100万は越えてます)、怒り心頭に💢💢💢・・・・いや、手放せなんて言ってません、建て替えなりフルリフォームなりして、貸すなり住むなりして金をどぶに捨てる状態なのをやめて欲しいだけですが・・・

 というような状況ですから、負動産どころか、古布団だって温存。おそらく家人Aは実家での一人寝の折は、懐かしい母親の布団にくるまっているのではないでしょうか?

 かくいう私も、ちょうど自分の使っていたムアツふとんが傷んでいるというのを口実に、父が使っていたムアツ布団を引き取って、入れ替えたヤツです。(^^ゞ まぁ、そのほかの寝具は処分した・・・というか、兄がしてくれたと思いますが。

 とにもかくにも、この違いが、彼女の家のすっきりと、我が家のもちゃもちゃの差なのです。

 まだ十分に使えるものを棄てるのはもったいないと思うけれど、引き取り手を探す労力をかけないことで、彼女は子どもさんたちが小学校に上がるくらいから通訳ガイドという仕事をして来られたのだと思うし(逆に言うと、稼いでいるから棄てられるというのもあるとは思いますが)、家の中に物を滞留させず、すっきりと暮らし、服飾まわりもいつも適度に流行を取り入れておしゃれできるんだろうなぁと思います。

  そして、親御さんの代からの割り切りの良さで、視覚的にすっきりした暮らしが当然だという習慣も大きいでしょうね。

  彼女によると、処分した信州の義実家は、先に義母様が亡くなられた後、ものだらけなのの処分が大変だったそうです(ご主人は一人っ子なので、義理のきょうだいからの横やりは入らずが幸いでした)ので、ご主人は決して、視覚的にすっきりした暮らしになじんでいたわけではないと思うのですが、そこは愛の力で、彼女のやり方に合わせることが出来たのでしょうね〜。

 愛もなけりゃ、互いの実家が視覚的にすっきりしていなかった我が家ですので、かなり厳しい! 

 いや、どちらか一人でも、物が多いのは全然よろしくない!と遅まきながら気付いただけ、マシという事にさせていただきます。(;^_^A


 蛇足・・・先日の日記に書いた、たんすと壁のすき間に押し込めた廃スノコの存在・・家人A全く気付きません💦。 割れ窓理論を思い出す我が家・・・心にすき間風がぁ・・・

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