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  新年早々の富士山。車窓から。

  新型コロナ感染者数が爆発的に増えている中、下りののぞみの車内はほぼ窓側の席だけが使われていて、乗車率が増えて、以前の状態に近づいた11月とは様相が違っていました(9月よりは人がいましたが)。

  こんな時期に申し訳ない気持ちはありましたし、いつ何時中止の報が入るのかと、最後までひやひやでしたが、名フェスこと、名古屋フィギュアスケートフェスティバルに馳せ参じました。
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 2年ぶりの名古屋駅太閤口かいわい。

 宿もギリギリにとりまして、何とヴィアインのロビー、その場でネット予約しました。

 遅い昼を食べて、一休みしてから、会場へ。

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  もう何度目かのガイシアリーナです。

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 今回は感染症対策として、席を間引きして、お値段も上げたお詫びという事で、恒例のパンフレットに加え、エコバッグとスポンサーさんからのリラクゼーショングッズもいただきました。
顔リラウォーマー1枚入
顔リラウォーマー1枚入

  演技順はこちら。

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  このプログラムに入っていない、小学生スケーター二人、とても上手でした。かつての成年の日本選手をしのぐんのではないかというくらい。

  ノービスやジュニアの選手のレベルも高いのですが、名フェスの何年越しかのプログラムを見ると、常連として定着するのは難しい世界のようです。

  私が知っている範囲では、期待の若年選手という事で登場した中で、今や世界トップになっている宇野昌磨さん、はつらつとした男前な雰囲気がチャーミングな横井ゆは菜さん、引退を撤回して頑張ってくれている繊細な美しさの新田谷凛さん、笑顔のかわいい山下真湖さんなどが複数回ご登場です。

 今回は新型コロナ禍の中での開催という事で、席を減らした一方で、全日本選手権の上位選手や人気の選手の参加で、チケットは即日完売状態で、ネット配信もありました。

 激しく迷って、チケット販売サイトに10時ジャストに入ったところ、即つながらなくなって、ああ、ダメだったかと思って更新した画面にまだ残っていたB席、お手付き!とやって、何とかゲット出来ました(A席もあったのかも知れませんが、いつもB席を確保するのが癖になっていて、目が行かず)。

  配信を楽しむファンのために、毎度おなじみの司会の久野先生と、東海テレビのアナウンサーさんとは別に、鈴木明子さんと無良崇人さんの解説もあり、お二人が透明シートで囲まれたスペースにいるのが遠めに見えました。

  体調不良で全日本を棄権した本田真凛さん、やっぱり華がありました。全日本の分まで熱が入っている感じで、声を出せない、座席は半分の会場いっぱい拍手が響きました。

  ケガのため残念なことに欠場になった佐藤駿君ですが、三原舞依選手が来てくれて、そりゃあ可憐な舞を見せてくれました。軽々と5連続ジャンプに、会場は声なき声で湧きました。

  真凛選手から後は皆さん、アンコール付きでしたが、舞依ちゃんは全日本フリーの森の妖精の一部。見てて、うるっと来しまいました。本当に、よくぞよくぞお帰りなさい!

  順番は前後しますが、常連、地元出身の山本草太選手も、私が初めてTHE ICEを見た時に宇野選手と共に将来を嘱望されるジュニアとして出場したのに、その後、大けがで脚にボルトが入るような状態で、再起が危ぶまれた中、ここまで戻ってきてくれたと思うと感慨深いです。

 以下、順不同に

  さっとんこと宮原知子選手。演技では妖艶さすら感じさせるクレオパトラなのに、ファンが掲げた「最高」のバナーがスクリーンに映しだされた次の瞬間、切り替わった画面で見せた、照れたようなシャイなほほえみは、昔のさっとんそのまんまで、懐かしく思い出しました。

 坂本さんのジャッジ皆殺しスパイラル、本日は氷上席半殺しスパイラルでした(さすがに気を使ってやや遠慮気味)。皆さんやっぱりうわと一瞬首をすくめつつ楽しんでいる感じで、羨ましく対岸、はるか上から見ました。

  刑事君、復活ジョジョ! ものすごい熱量でとにかく動く、動く。そして、演技後はサービス満点。全方向に向けてのジョジョ立ち。会場やんやと声を出せないけれど、ノリノリでした。

 鍵山君はお父様が名古屋出身という事で、半ば強引に里帰り認定でしたが(笑)、昔小塚さんも滑ったテイクファイブ。軽やかな動き、エッジのがりがり音がしないのは、小塚さんと同じくサラブレッドならではのオリンピアンのお父様からの薫陶でしょうか。 シンプルな衣装もあって、小塚氏を思い出してしまいました。

 友野選手も良かったです。全日本ではちょっと残念そうでしたが、とてもリラックスして楽しんでいる様子。思えば、初めて友野君に気付いたのが小塚さんの最後の全日本。その後、名フェスに登場した時は犬のおまわりさんの紛争で、愛嬌たっぷりでしたが、今日はニューシネマパラダイスで大人な滑りを見せてくれました。

 期待の新星、NHK杯でも台乗りした松生さん、エレガントで完璧な演技でこの先が楽しみ。

 紀平さん、何といっても、ジャンプの質が高い。さりげなく、苦もなく飛んでいる感じ。そして、やってくれました片手側転(フィナーレでも)。

 トリが宇野選手。やはり純粋な地元っ子という事で、ずっと応援してきたよという方たちに加え、昨今の活躍で増えたファンの方も大勢いらしたようで、応援バナーの数も一番多かったです。オーボエコンチェルトのあと、アンコールでは本年度SPのグレート・スピリット。見事な4回転ジャンプについつい声が出てしまった、いかん (;^ω^)

 今年は新コロ禍のために、恒例のサイン入りボール投げはなし。でも、選手たちも名残惜しいようで2回周回してくれました。

  幕間というか、出番待ちの姿、高い席ですが、正面だったので、和んでいる姿がちらちら見えたりして、全日本を終えて、リラックスし楽しんでいる様子が伝わって来て、見ていて、本当に楽しく、幸せで、元気が貰えました。

  とっぷりと日が暮れて、さむ〜い夜でしたが、心はほっかほか。

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  久しぶりに会えたコヅ友さんと、ひっそりと名古屋駅構内できしめん食べて、飛沫跳ばないように気を付けながら少々お話しして、ああ、来られて良かったなぁとしみじみと思ったのでした。

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