陰謀論って、平時には嫌いじゃありません。
ラングドン教授が大活躍する「天使と悪魔」でもイルミナティなる秘密めいた組織がかかわっていました。
モーツァルトの歌劇「魔笛」でもフリーメイソンが陰謀めいた存在として登場します。
陰謀論は娯楽に深み、面白みを与えてくれる存在で、ワクワクします。
実際に、歳月が経ってから、実はあれは陰謀だったなんて話は結構あります(当時は敵対する中国側が爆破したと言われていたが、実際は日本軍がしかけていた柳条湖事件なんてそれ。安部前総理の祖父上も満州をアヘンで操っていたそうな💧)が、現時点でどうなのかという話もたくさんあります。
新型コロナウィルスについては、中国が軍事目的で開発していたウィルスが漏れた説。俳優の三浦春馬さんは自死ではなくて謀殺された説。そして、今はトランプ大統領は選挙で負けていないのに陰謀で大統領の座から引きずり降ろされている説が真っ盛りのようです。
確かに三浦春馬さんについては、首をかしげたくなる面が多いのは否めません。責任感が強い人がどうして撮影の最中に自死を?と思うと、誰かにそうさせられたと思いたくもなる心理は頷けます。かなりスケジュールが立て込んでいたり、マネジメント会社側との齟齬があったみたいなので、心理的に追い込まれて、鬱になってしまっての事なら、ブラックワークに殺されたという解釈が出来るかも知れません。
でも、謀殺説とかになると、荒唐無稽・・・と現段階では思ってしまいます。
そしてトランプ大統領にまつわる陰謀説。
実は割と親しい友人がこの説にはまっておりまして・・・真顔で「トランプさんははめられた、本当はバイデンさんに入った票は不正」と言われると・・・応えに窮します。
彼女曰く、中国に強く当たれるのは彼だけ。領海領土に野心を抱く中国にやられそうな日本にとっての心強い味方はトランプさんとの事です。確かにそういう面はあるかも知れない・・・というところに陰謀論は生まれますね。
丸っきりウソだけだったら、誰も信じないのですが、部分的には正しいのでは?と思われる部分があってこそ、陰謀論は成立するし、熱狂的信者(?)も発生するのでしょう。
twitterのアカウントが凍結されてしまったというトランプ氏ですが、忖度だ、お答え出来ません・・・ごにょごにょと歯切れが極めて悪い一方、責任を痛感しながら何もせず、スピード感をもってダラダラするなど、日本語を破壊し尽くしている感のある我が国の政治家から思ったら、立場上いかがなものかとは思うものの、歯に衣着せぬものいいに痛快さがあるのは否めません。
その場に居合わせたほかの友人たちが「何、それ、おかしいよ」と言い出して、ちょっと場の雰囲気が悪くなりそうだったので、「信じる者は人それぞれ」みたいなことを言ってお茶を濁してしまったのですが、二人きりになった時にも真顔で「バイデンさんは本当は大統領になれないって、見てないの?」と言われて・・・う〜む。(;^_^A
彼女の情報源はYouTubeとの事。ニュースでは報道されない真実を訴求しているユーチューバーがいるんだそうです。
ワイドショーを見ないと書いたばかりですが、YouTubeも殆んど見ないなぁ。
フィギュアスケート絡みで、過去の演技を見せて貰ったりすることはありますが、オンラインなんちゃらが苦手なごとく、動画を見るのも苦手ですわ。
要するにマイペースで気が短い。家事をしつつ、チンと座っていなくちゃなのは面倒くさいので、映画館に行くとか、現地に足を運びたくなる方なのです。
だからこそ、本が好きなんだなぁ・・・マイペースで開いたり閉じたり出来るから。そして、即時性も求められないですもの(ある種のテレビ番組や、多分YouTubeの番組も、今見ないと、伸びきったラーメンやそばみたいになりそう^_^;)。
しかし・・・私の節約だって、一つ間違えりゃ陰謀論かもねと思わないでもないのです。
テレビもメルマガも、webのコラムも・・・あれもこれも、み〜んな中身は買え買え攻勢ばっかりだぞ! 殆んど要らんもんばかりじゃんか・・・と言うのが私の本音なんですが、こういう考え方、はた目にはドけち教を信奉している危険な陰謀論者に見えるかも・・・(;^_^A