blackbox_close_question

  思い切って断捨離が出来るお宅は別でしょうけれど、それなりに年月を重ねた家には、何かしらの謎物質があることが多いです。

  小さなものなら、家族の誰もが知らない、説明のしようのない人の写真とか、手紙の類。

  大きな物なら、説明不能、用途不明の物体。

  それが、神様仏様がらみのものだと、気軽に処分しづらいという事も・・・
  我が家の謎物体はこれです。


 家人Aは辛くもわかるのではと思いますが、家人B、家人Cがこれを残されたとしたら「は?」「何?」「邪魔くさい」でしょうね。

 うちにあるのは厳密に言うと、これを今も販売している組織と枝分かれしてしまった組織(よくあるお家騒動のライト版?)から購入したもので、こんなスタンドみたいな金属棒はついていない、もう少し大仰な感じが減っているものです。

  これが何かと申しますと、光線治療器というもの。戦前からあるし、今でも医療機関や鍼灸療院などで使っていらっしゃるところがあるのは、検索をかけると出てきます。

  私とこの治療器の縁は、高校時代の八ヶ岳からです。

  今はかなり便利になりましたが、高校時代は無医村に近い状態だし、そもそも自家用車はない、それ以前に自動車運転免許持ちではない私と祖母の二人暮らしでは、何かあった時に困る!という事で、親か祖母が大枚をはたいて買ったようです。

  光線の作用によって、穏やかに治療するというコンセプトの機械。ぶっちゃけた言い方をすれば、カーボンという炭素棒をショートさせて、出て来る明るい光を当てて、というスタイルです。

  私の手元にはありませんが、実家では光線治療について書かれた分厚いを持っていて、ものすごくいっぱい(でも、かなりふる〜い事例もあって、写真が古色蒼然というのも多かったです)症例が載っていました。

  見たくないようなものすごい状態の写真付きのやけどから、ガンなどの重篤な病気もこれでよくなったという事例など多々・・・・。

 高校生の私がこの治療器の厄介になったのは、ものもらい、やけどなど。未だに悩まされているしもやけについては、寒冷の地ではモグラたたきになってしまうのか、残念ながら効果が無かったです。

 当時、眼科は一番近くても隣の町にあったかどうかという感じ、皮膚科?どこ?という感じでした。

 ものもらいは最近はなっている人を見かけることがとても少なくなりましたが、私は子ども時代は次から次へと出来まして、眼科通いが常態化していた時期がありました。今にして思えばアレルギー性結膜炎を汚い手でこすっていた結果だったのかもしれません。年齢を重ねるにつけ、ほぼでなくなりましたが、たま〜に出ると、本当にうっとうしいものでした。

 で、眼科に行く手間暇をかけるよりも、光線治療器を使うのです。集光器という細い管のついたフタをはめて、目をつむって光線を当てる・・・を何日かすると、抗生物質等の目薬を一切使わずにきれいに腫れやうっとうしさがなくなります。

 光線治療、原則として、不具合のある個所だけじゃなくて、ひざとか腰とか足の裏(特に大事)にも照射するので、ものすごく時間がかかるし、即効性はないので、根気がいるというのがありますが、野中の一軒家住まいで、便利とは言い難い公共交通機関を使って、時間をかけて医者に通うよりははるかにロスが少ないものでした。

 これ、自然治癒なのでしょうけれど、その治癒力を高めるのが光線治療器のコンセプトだとか。

 まだ使い捨てカイロのない時代なので、通学や就寝時には、白金カイロや豆炭あんかを使っていましたが、特に豆炭あんかでよくやけどをしました。加えて、たまに乗る原付バイクのマフラーに脚をくっつけてやけどもしました。

 これは自分自身ではっきり覚えていますが、光線を当てたところはケロイドが残らなかったのに、まっ、いっか〜で放置した箇所はケロイドが残りました。今も手首には線香を当てたような傷が・・・と思ったら、いつしかシワの中に埋没しているじゃありませんか。^_^;

  高校を卒業すると、横浜に戻ったので、悠長に光線をかけるより、お医者さんに行きましょ!という感じになりまして、以降出番が殆んどなくなりました。

 それが何でうちにあるんだ!

 購入に至った詳しい経緯は忘れてしまったのですが、この治療器の効果絶大だなと思ったのは家人Cが乳幼児の時。

 実は家人C、生後しばらくすると、かわいいお目目が目ヤニでふさがるようになりました。

 今の住まいで私もかかりつけにしていた眼科に行くと「鼻涙管狭窄」だと言われました。その場で針を通せば9割は通ると言われて、施術して貰いましたが、赤ちゃん大泣き。

 鼻涙管に針を通すの、経験者にお聞きしましたが、あれは大人でもものすごい痛みなんだそうですね。

 ですが、治らず、また目ヤニが・・・

 二度目の通院で今度こそは・・・赤ちゃん大泣き。ギャン泣きの極みです。

 しかし・・・・効果がない。

 三度目の正直・・・・赤ちゃんギャン泣きがMAX。もう聞いていて切なくなる程。前の2回の痛みと恐怖、小さな家人Cですら憶えてしまったようで、これはもう無理だと思いました。

 そこで、光線治療器の出番でした。

 私が購入したのは(母が枝分かれした方を推したため)コウケントーではなくて、ニッコーライトという機械でしたが、そちらを用いて治療している治療院のお医者様、光線治療の創始者のお嬢さんという話でしたが、その方からアドバイスをいただいて、毎晩、23時台に家人Cがやっとこ寝た頃を見計らって、小さな体のあちこち、合計45分くらい照射するというのを、だいたい3か月くらい続けたのではないかと思います。

 我ながら相当な根気でした。光線治療は日向ぼっこをしているようなもので、痛みもないので、家人Cは起きて泣きわめくこともありません。

 唯一注意すべきは、ものすごい光が出るので、太陽を見つめてはいけないのと同じで、直接光の出て来るところを見てはいけないのです。

 家人Cの不具合箇所は目なので、もし起きてみてしまったら大変なことになるので、目を開けたら即消せるように気遣いしましたが、一度も起きませんでした。

 途中、紆余曲折あったのかどうか・・・即効性はないのですが、じわじわと目ヤニが減って、だいたい75回くらいは照射したのではと思いますが(ちゃんと数えておけばよかったですね)、もうこれで大丈夫と確信が持てたので治療を終了しました。

 あれから幾歳月、家人Cは私の知っている限り、ものもらいや結膜炎の類で眼科通いをしたことがないです。アレルギー性結膜炎を卒業したとたんにドライアイと、眼科通いが欠かせない母から見ると羨ましいくらい(家人Cのギャン泣きは私にもトラウマで、その後かかりつけ医を変えました (^▽^;))。

 というのも、あの時頑張って治療してやったからに違いない!と思ってます。

 西洋医学がお手上げだったものを、これが治してくれた・・・という事で、幸いにもその後お世話になるようなこともないまま、我が家の謎物体はリビング隅に、家人Aが作ってくれたキャスター付きの不細工な箱の中に入って鎮座して参りました。

  時々ホコリを払ったりしつつ・・・

 最近、ひそかに「このまんま我が家の謎物体でいるよりは、メルカリとかヤフオクで誰かのところに行ったほうがこの子も甲斐があるんでは?」と思ったのですが・・・

 まるでそれが通じたがごとくに出番が!

 というのは、私の右足の指、手で言うと薬指にあたる部分の皮がふやけているのに入浴中に気付いて、よせばいいのに、ついつい昔からやりがちだった「かさぶたをはがす、はがれそうな皮ははがす」をやってしまったのです。

  その時は大したことがないと思ったのですが、あとからちょっと痛くなったので、絆創膏を張っておきました。で、昨日外出から帰ると痛い。見たら、皮の下、肉っぽい・・・・血も出てきました。

  これは皮膚科に行くレベルだなと自分でも分かりました。だけど、明日の木曜日は休診だ!

 という事で、夜、リビングに鎮座していつものようにテレビに夢中の家人Aの脇をするすると通って、ずるずると物体を引き出して、巣籠部屋に持ち込んだのです。

  本棚にあったテキストを出してみると、これはヒョウソなのか? やけどに近いのか? しもやけの極みで水泡が出来たのか・・・それとも水虫?

  素人には判断が出来ず (;^_^A

  カーボンと呼んでいる炭素棒、種類がいくつかありまして、コウケントーを用いている光線研究所で3001番と呼んでいるのは、ニッコーライトを用いている黒田光線では赤と言います。(なんのこっちゃ?)

 で、テキスト見て、今回の状態で使うと良いのはこれらしい。

 
  細い管の中にいじけた指を突っ込んじゃいまして、30分の照射。

  高校時代のやけどの治療の要領で、光線照射して行けば、良くなる・・・はず・・・です。

  今朝も照射しました。心なしかぱっくり口を開けていたところが縮んできたような・・・

  明日の朝も照射してみて、やっぱりどうもなと言うことなら皮膚科へ行きます。

  断捨離しようか・・という心の声が謎物体に聞こえたようなお話ですね。(^^ゞ

  ご参考までに、メインストリームになっているコウケントーの光線治療研究所のサイトはこちら

  由緒正しいマイナーな黒田光線はこちら(今は医院は併設していないようもよう)。

  私や家族には効果がありましたが、万人向けではないかも知れません。

  ご利用はご自身の判断でお願いいたします。

  ・・・と添えさせていただきます。

  あやしいけれど、あやしくないのを説明したい一心で、ついつい、超長文になってしまいました。失礼しました。_(._.)_

人気blogランキングへ