去年9月京都の激安ツアーでご一緒してくれた友人にメールで「熱海行かない?」とダメ元のお誘いをしたら、速攻で釣られてくれました。

 メールのやりとりで「息が詰まりそう」と書いていたので、ひょっとしたらと思ったのが当たった感じです。

  新コロ、親しい友人の間でも、価値観の違いから、うっかり息抜きの話が出来なくなっているようです。

  先般会った友人は、旅好きな仲間内ですら、昨春以降、旅行をエンジョイするとSNSにアップしている仲間にコメント欄で非難する人が出てきたりして、分断が進んでいるとこぼしていました(彼女は私と同じく、やる事やってたらむやみに恐れても仕方ない派)。

 周囲に慎重and/or生まじめ派が多いと、いつぞや西村大臣が言った「ランチもNG」を真に受けてしまって、ちょっとした息抜きも出来ないようです。

  ご存じのように、私はちょこちょこ動いていております。

  その結果、自分の感触としては、移動や宿泊ではめったな事では感染リスクは上がらないが、そばで話が通じないくらいの人数になった場合、さらにそこにお酒が入ったりすると、食べる⇔マスクが面倒になってしまって、危ないのでは?と思っています。

  なもので、今回もラッシュアワーと無縁の西への移動で、しかもお宿が格安価格を出している(=つまり閑散)ので、大丈夫と踏んでの計画でした。

 熱海は神奈川県民としては、県内感覚で行ける場所で、各駅停車でコツコツ移動しても、そんなに時間はかからないため、交通費もさほどかからないし、見どころもいろいろとあるし、1泊2日のリフレッシュにぴったりです。

 今回、目当ては何てたって梅!

 その前に駅前商店街で腹ごしらえ。

  やっぱり・・梅の季節の金曜日なのに、一昨年、母の親友と来た時より、人出が少なくて、以前たまたま発見してお値打ちだった店の所在がわからず(商店街、少し店が変わっているようでした)、映え重視の若い人たち向けの丼物のお店で、これをいただき!

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  入店したのは正午ちょい前。丼自体はこじんまりしているのですが、盛りがなかなかで、満腹になりました。税別1,380円なり〜の、とろとろとろ丼というネーミングです。

 友人は網代のサバのっけた丼でした。

 バスに乗り梅園へ行くためのバス乗り場に行く頃には雨が降り出しまして・・・

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  雨のせいなのか、新コロのせいなのか、大半の梅の盛りは過ぎているせいなのか・・・園内は静まっていました。


  今度こそ! トップドライの靴が役立ちまして・・・何度か履いているので、履き心地もよく、水たまりも楽々でした。

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  深山幽谷の雰囲気。ふだんの年なら平日でも出ているであろう屋台の類は無いし、園内をめぐる人は今までのどの時より少なく、その分、静けさを感じられて、これはこれでいいなと思いました。

  文化勲章受章の彫刻家、澤田政廣記念美術館も拝見。梅まつりの時期は2階は閉めているそうです。もちろん、密防止のために・・・2階は大作が展示されている1階と違って、小品が中心でいい感じなので残念!

  係りの方にお尋ねして、だらだらと歩いて、来宮神社へ。

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  前回参拝したのは、5年前。

  その時に参道の右手の丘に何か建設される予定なのを見ていましたが、今回、すごく様変わりしていてビックリ。

  大楠の周囲も歩きやすく遊歩道が出来ていました。そもそも本殿から大楠に行くのに、竹で囲われたアプローチが出来ていましたし、丘の上にはガーデンカフェが・・・

  しかし、ここもあいにくのお天気のためなのか、新コロ禍のためなのか、室内のカフェのみがやや賑わっていて、ガーデンカフェは営業はしているようだけど、ひとけがありませんでした。

   5年前の記憶をたどって、JR伊東線のガードをくぐって、目の前にあるジョナサンの脇にある道をだらだらと下って、熱海市街に出ます。

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  ブラタモリでタモリさんも訪れた源泉跡(今は人工的に噴出させている)。オールコックの愛犬トビーの墓もあります。

  私がひたすら感心したのは、私より2歳上の友人のタフさ。

  9月の京都旅のあとも1日休んだらその次にお孫さんたちとディズニーランドに行ったそうですが、私より明らかに重い荷物を持ちながら、ロッカーなどに頼ることもなく、全行程をこなし、熱海駅に到着。

  そこからはさすがにタクシーで、私にはリピートになる四季倶楽部の熱海望洋館へ。前回別の友人と泊まったのは8年前。あの時は熱海駅からものすごい急な上り坂を頑張って歩けたのですが・・・さすが今回は無理。感じのいい運転手さんでした。1メーターちょいで700円なり〜。

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  公式サイトで見てから、楽天トラベルを見たら、楽天の方が安かった! 1泊2食付きで、一人宛て6710円なり〜。

  にもかかわらず、こちらの年齢を考慮してくれたのか、ベッドルームで、しかも今回のお部屋はバス付、カウンターシンク付きと、このお宿では特別室っぽい部屋でした。

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  ありていに言えば、前回のまだ新しい感じに比べると、バスルームのドアの傷とか8年分のお疲れ感がある感じではありますが、お値段を考えたら上々!

 四季倶楽部の安さの秘密は、キャンセル規定がビジホなどと比べかなり厳しい事、前金で払う事、食事時間などはチェックイン時点で翌朝の分まで決めなくてはいけない、備え付けのお茶請けのお菓子はないなどなど、と従業員さんに負担にならないあれこれのお約束があるからなのですが、んなの気にならない人たちです(お菓子はもちろん、ティーバッグも持参したもんね〜)。
 
 上げ膳据え膳だけで幸せだよね〜。という友人は、時としてお孫さんの面倒まで見てる料理上手。私との共通点は男児のみの母という事(三男さんが家人Bと同級生)。

  一休みして、お楽しみのお風呂。一人だけ先客がいらっしゃったけれど、直ぐ出られたのでほぼ貸し切り状態。露天風呂はないけれど、海が見えて、お庭の満開の河津桜の先端も目に入ります。

  そして、夕ご飯はイタ飯系。詳しくは外食ハンセ〜日記に貼る写真をご覧ください。とりあえずアペリティフのみ貼ります。

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  四季倶楽部がそもそも三菱地所の社内ベンチャーなので、三菱系のキリンの飲み物が市販価格で頼めます。特売よりは高いけれど、一般的な飲食店の価格を思うと、半分程度かも。

  ハートランドビール中瓶1本330円なり〜にグラス2個で、すぐに酔いが回る安上がりな人たちでした。

  体力無くなったなぁと思うのは、熱海駅からの心臓破りの坂を徒歩で上るのは無理!というかなり明確なのもありますが、こういう時、部屋に戻って、おしゃべりが弾むはずが・・・・ちょっぽり話したらいつしか爆睡していたというところでした。(^^ゞ

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