洋上にやや上った朝日を見ながら朝風呂入って朝ごはん。

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  四季倶楽部、夜はイタ飯など洋食系だと朝はご飯になるのかな?

  てんこ盛りに意地汚く盛り付けるビジホの朝食ブッフェと比べるとこじんまりしていますが、ごはんのお代わりは自由だそうです。セルフ食後のコーヒー紅茶もあり(夕食のデザート時の飲み物もセルフ)。
  食べ終えたら、部屋でちょっとのんびりして、9時45分くらいにチェックアウト。ビール代をお払いし、歩いてMOA美術館へ。

  これも記憶より坂上りがきつい(^^ゞ。

  土曜日なのに、そして雨も上がったのに、人が少ないのは明らかに新コロ禍でしょう。

  お宿で出る前に見たテレビは全国放送らしいけれど、熱海市の窮状を訴えていました。熱海市の中でも最も有名なスポットの代表格の梅園しかり、こちらもしかり。

  なお、熱海梅園の半券を見せると、webチケットや事前チケットよりさらに100円安い1300円で入館できますので、梅園→MOA美術館という方はくれぐれも半券を捨てないように!(^_-)-☆

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  普段より閑散としているけれど、ドーム状の天井では万華鏡という映像美術がヒーリングミュージック系のBGMと共に繰り広げられていました。 行きは気が急いていたので、スルーしましたが、帰り道はじっくり見ましたとも!

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 ながいなが〜いエスカレーターの終盤では階段に施された天の川のようなイルミネーションを楽しめます。

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 ヘンリー・ムーアの作品が展示された庭は海を見下ろす絶景! この時点ではまだやや雲が多めでした。

 そして、今回1番驚いたのは・・・8年前には写真撮影OKだったのは、再現した複製の紅梅白梅図屏風のみだったのが・・・撮影NGマーク付きの作品(主に現代作家の作品)以外は、フラッシュを焚かなければ撮影OKになったことです。



 昨年、いやもう一昨年ですね、ウフィツィ美術館の撮影し放題に驚いたものでしたが、日本でもそういう風になって来たのですね。

 嬉しくなって、気に入った/気になった作品を撮影しまくりました。

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 唐三彩の今にも駆けだしそうな馬。楊貴妃と時代を共にしたかも知れないこの馬は、21世紀になっても生きている!

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 ウサギの意匠好き♡ これも中国製(宋だったかしら、覚えていない(^^ゞ)

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  おおっ、おととし京都でお会いした佐竹三十六歌仙裂にまたお会い出来ました!

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  私にとってのTHE国宝! 光琳の文字や梅の幹のコケまでしっかり撮影出来ました。

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  子どもの頃から何かと見慣れているこの壺も(もちろん、絵はがきやグラフ誌で、ですが)もしげしげと見まくる!

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  ヨーロッパに行ったことのない日本の絵師が、おそらくは見本を見ながら、指示をされて描いたのではと思われる図屏風。顔料の色合いが独特。 人物の顔はひな型にならったと見えて、殆んど同じ顔が複数。 その一人が、今NHKのよるドラで倫理教師を演じている俳優の山田裕貴さんに似ているのでした(笑)。

  お昼の前にお庭も・・・光琳屋敷(再現)の庭の枝垂れ白梅がきれいでした。

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  昼はTOSHI YOROIZUKAのカフェで。

  ここ、新コロ前は並ばないと入れない店だったと聞いていますが、楽勝で入れました。喜んでいいんだか・・・💧

  ランチは軽め。キッシュとクロックムッシュ、両方食べたいねと、友だちとシェア。これにソフトドリンク付き。

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 食べ終えてから、またTHE国宝のところに舞い戻ったりして、堪能した後、行きにゆっくり見なかった万華鏡の映像をしっかり見て、熱海駅に戻りました。

 なお、東海バス、本来はICカードが使えるようですが、ICカード読み取り機にカバーをかぶせていました。両替をしても、混雑しないレベルの人数しか乗らないという事なのでしょう。対しましてICカードだと料金自体が割安になるし、恐らくは換金時に何らかの手数料がかかるからではないかと思います。現金収入を最優先という状態なのではと察しました。

 友人がご家族から頼まれたという熱海プリンを購入。昨日、来宮神社からの帰り道、ところどころシャッターが下りている店や休業の張り紙を見た中では1番の賑わい。歩道に行列が出来ては迷惑ということなのでしょう。向かいの空き店舗に待合コーナー(その中で行列を作る)まで配する人気ぶりですが、それでも新コロ以前よりは全然待ち時間が少ないようです。

 保冷バッグに保冷剤を入れたのをガッシと大きなバッグに入れて、元気な友人と、また東海バスに乗って伊豆山神社へ。

 バス停から200段の結構急な階段。上りやすく加工はされていますが、次回、大丈夫か(;^_^A

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 伊豆山神社は古社ですが、何と言っても、源頼朝と北条政子のロマンスの舞台として有名。なので、強いパワーを持っている神様と言う中で、とりわけ縁結びをアピールしているようで、カップルの姿も見かけました。

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 境内、本殿の右側にある郷土資料館も拝見。とてもコンパクトな博物館ですが、奈良博の企画展で展示された神像もあるなど、きゅっと見どころが詰まってます。

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  境内からは海が見えて、ここで若き日の頼朝と政子は将来を語り合ったのか・・・

  再び熱海駅に戻り、友人は温泉まんじゅうを調達。帰途に就きました。

  何かと考えさせられる場面も見ましたが、楽しい1泊二日でした。

  熱海、商店街の方も、梅園の方も、タクシー運転手さんも、美術館の方も、バスの運転手さんもと皆さんフレンドリーだし、梅もまだ楽しめるし、河津桜が随所で満開だし・・・今がチャンスですぞ!と推します。

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