物価の優等生と呼ばれている卵。

  その優等生の中でもとりわけお安いのを選んで買っていました。

  以前は生協のこだわりのエサを与えた卵なんてお高いのも買う事がありましたが、子どもたちも成長し、勝手に外で何かを食べる機会も増えたし、親の方は経済的に下降線なので、まっ、いっか〜と切り下げたのです。


  安い卵はヤバいなんて声も聞こえない訳じゃないですが・・・

 その卵、3月くらいからじわじわとお値段が上がり始めました。

 昨年なんて安い時には100円切る事すらあったのに・・・2月下旬くらいからそれまで安定の税抜き130円未満だったのが、140円台に上がりまして、3月に入ると150円台。今は170円台です。

 全部同じスーパーで、サイズいろいろ卵という名称なので、値段の変動があるのが分かります。

 そして今朝、はたと気付いた。

 家人Aに頼んで買ってきてもらったロールパン、何だかダイエットしてるようである。(;^_^A

 パンなどは一般的に枚数とか個数など入れ目で書かれていて、グラム数が書かれていません。

 なので、グラム数までちゃんとチェックしていなかったので、本当に痩せたのか謎ですが、人間の手の感覚って案外正確なんではと思うのですが・・・

 思えば、大容量のプレーンヨーグルトも買い始めた当初の規格は500グラムだったのが、ある時から450グラムとなり、今は400グラムですか。価格は据え置きながら、中身が減ったので実質的な値上げです。

  この他にも、入れ目や容量を記録してなかった地場生協の冷凍餃子、いつの間にか個数が減っていました。あれ、出来上がる数が違う。前はフライパンに収まり切らなかったのに、今は1度で焼けちゃうじゃない・・・なんてことで分かります。

 見た目の値段は変わらないが、実際は値上げしている。こういうのをステルス値上げというそうですね。うまいネーミングですが、消費者としては嬉しくないです。

 そして、ステルスじゃなくて、本当に値上げしちゃった品物も結構あります。

 例えば、以前おすすめした洗濯用液体せっけんなんですが、ごめんなさい。お勧めした直後からすごく値段が上がってしまって、今は日本生活協同組合連合会の、複合せっけんに変えています。

 日常使いのものは、生活レベルを上げられない、抑えなくちゃいけない、下げなくちゃいけないという時は、ちょっと贅沢とか言っていられません。一発勝負ではなくて、毎日確実に使うものですから、ちりも積もれば山となってしまいます。食材然り、雑貨然り。

 あまりに安すぎる製品は危ないという声は聞きますし、日本の添加物は先進国の中では基準が緩いなんて話も聞きますが・・・・認可されて売っているんだから、過剰に心配しても仕方ないかなと最近は思います。

 気付けば100均生活・・・💧

 生前整理の物減らし実行中というのも、買えない事の格好の隠れ蓑になっている気も致しますが、まだまだ先が長い若い世代や子育て真っ盛りの人たちが、安いその場限りの物しか買えなかったり、安心・安全な商品に手が伸ばせないのは、彼らの暮らしはもちろん、日本の産業のためにもいかがなものかと思います。

 やっぱり格差はまずいよ。昔から、数の上では富裕層<庶民と決まってるのですから、庶民がまともに買い物やサービス利用が出来なくちゃ、日本経済の先行きは明るくなりっこない!

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