湿気もなくカラリとしてて、しかも家人Aが不在のチャンスに片づけ励行中です。

  いや、励行と言いつつ、ひと休みして打ち込んでるんだから、だらけつつ片づけしてるレベルなんですが………(^^ゞ

 古い文房具などチェックしてたら、久しぶりにこれらと遭遇しました。

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 かの関東大震災あとに発行された復興債権。

 大正十三年九月の文字がありますから、大震災と同じ月にはもう発行されていたという事ですね。

 戦前の体制は極右な皆さま以外はとても諸手を挙げて歓迎出来ないとは思いますが、こういう決断は早かったようで………以下省略💧
  
 そして、米穀通帳。

 戦中戦後の食糧難の中、私の子ども時代には、まだ米は自由に商い出来ないと言うタテマエがありました。

  それに反するお米が自主流通米と言う名称でボチボチ出回り始めたのを記憶していますが、もはや米穀通帳が有名無実化していた証拠に、配給の欄は見事に真っ白!

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  その後、配給米は制度はなしくずし的に消えまして、今は好きなだけお米をはじめ、お腹いっぱい食べられる良い世の中になりました、メデタシ、メデタシ!

 と言ってはいられなくなっている昨今です。

 この米穀通帳の有効期限は昭和48年11月30日、とまさに亡母の44歳の誕生日までで、この年は石油ショックで大荒れになったかと記憶しています。

  トイレットペーパーや洗剤の買い占めの写真や映像は今は歴史資料となっていますが、昨年はマスクや除菌剤などで同じことが起きました。

  実家は高度経済成長期に全然足並みが揃ってない、つまり羽振りの悪い家でしたが、この石油ショックの時も、さぁ大変!とはなったけれど、お腹いっぱい食べられていました。それが出来ぬ方々はよほどの事情がある、という時代でした。

  ところが、平成を透してダラダラと下り坂を降りて行った感のある日本に、新コロが大打撃を与え、特段の事情がなくても、日々の暮らしに困っている方々がたくさん出て来て、お腹いっぱい食べることがとても難しい、女性だと生理用品を買うのも金銭的にキツいというような話が日常的に報道されるようになりました。

  統制経済の戦時中に戻ったかのようです。

  時の政府が強烈な危機感を抱き、復興債権を出した時のような迅速な対応をしていたら…………とついつい思ってしまいます。

  
  さて、この古文書ならぬ紙たち、どうしましょう?

  手元に置いて、たまに見ていたい気持ちもあるけれど、家人B、家人Cはポイしちゃう可能性大です。

  博物館に貰っていただこうかしらん

  (゜レ゜)

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