先日ヒーコラ言いつつ、何とかチケット予約が出来た鳥獣人物戯画展、行って来ました。
友人から、JR上野駅から上野公園に入るのに、もう横断歩道がないよ、と聞いていましたが、確かに!
多分オリンピックに備えて整備したのでしょうね。駅のトイレもえらくきれいでした。

まずは東博こと東京国立博物館の方に向かい、しかしながら通り過ぎて、早々とお昼ご飯にしました。
国際子ども図書館のカフェテリア、ベルにすごく久しぶりに行きました。やってて良かった!
朝ご飯からあまり時間があいていないのに、お得ランチと言う名前に釣られてしまった。f^_^;
色んなものが入ってて目に楽しいお弁当です。
セルフ、券売機方式、とパーキングエリアっぽい方式ですが、お値段もパーキングエリアっぼくて、味噌汁ついて610円ポッキリ!
屋内の席は選び放題だっけど、屋外のパラソルの下で食べました。
お味はお値段なりですが、今日の目当てはそれじゃないから、ゆったり腹ごしらえ出来てよかったです。
東博の正門ではアソビューからのメール画面にあるURLから飛んで表示されるものを見せて、本館など自由に見て、平成館の企画展の時間まで待ちます。
13時からの列に並び、多少の人数制限で、一度に何人かずつ入館するのですが、割とスムーズに入れました。
先日のチケット予約日の日記に貼り付けましたが、2015年5月末、すなわちほとんど同じ季節に、同じ場所で鳥獣人物戯画を含む高山寺展を見たときは散々でした。
今回、一番人気の甲巻、猿やウサギ、カエルはじめ色んな動物が人間のように活躍する巻ですが、これはベルトコンベアに乗っての鑑賞でした。
しかし!
2015年5月の『止まらないで!』と警備員さんの叫びでものすごく早く歩かされた時より、ずーっとゆっくり見られましたよ。前回のはチャップリン映画のベルトコンベア速度でしたが、今回は結構しっかり見られる程よいスピードでした。
他の巻の前は並びますが、それにしても、ちゃんと見られたし、模写や断簡もあり、描かれた頃は巻物はこんな構成だったと言う展示は興味深いものでした。
明恵上人栂尾高山寺の展示も良かったです。上人の坐像、とてもリアルです。湛慶作と伝わるかわいいわんことも再会。
今回の満足度と前回の残念度、年々歳々進む高齢化を思うと、手続きはちょっと面倒ですが、人気の高い企画展は感染症の有無を問わず、予約制にした方が絶対にいいぞ!
自分自身、前回のような何時間もの行列に耐えられなくなっていますから、予約をして、待ち時間は大したこと無しにスムーズに見られる方が断然嬉しいです。
今日は今年1番の暑さでしたから、前回みたいな状況なら、救急車が来たかもですし。😅
ところで、2月に熱海のMOA美術館で写真撮影OKなのに驚きましたが、東博も常設展の撮影は概ねOKになっていました。
しばらく行かないでいたので、すっかり浦島太郎です。
麗しい双六セット
博物館で動物というミニ企画で展示されていたユーモラスなタコ浮世絵。
以前はちょっと荒れた感じだったお庭も整備されていました。
ただ、悲しいかな。以前の企画展より遥かにスムーズに動けたのに、企画展と本館の古代の展示コーナー少々とお庭を見たら、もう余力ゼロ。
日帰りで帰宅せねばと言うのは大きいけれど、他のスポットも寄る、はおろか、他の展示を見る事すら出来ず、早めに帰宅したのでした。
子どもの頃、同級生だったか兄だったかに、首狩り族の干し首があるぞぉ、と言われたものだから、ずーっと怖いイメージで、未だに未踏の科学博物館の前を通りまして……
上野の森を楽しむためには日帰りじゃなくて、お泊まりしないとだなぁ。
いつか実現したいものです。
秋から冬に向かう時期なら空が暗くなる時間ですが、夏至に向かう時期なので、明るいうちに帰宅出来ました。
企画展のミュージアムショップは激混みの密でしたが、伝鳥羽僧正筆、であり作者不詳の鳥獣人物戯画、今ならマーチャンダイジング料たーぷり取れそうですが、そんな俗なことを思わずに描かれたからこそ、一千年近い時を越えて心に響くものがあるのでしょうね、きっと^ ^