メルカリに出品して、早々にお買い上げいただけてしまった中にはこんなのがありました。

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 この写真ではサイズ感がおわかりいただけないでしょうけれど、豆絵本です。

 母亡き後、父がまだ元気な頃、父の姉、つまり私の伯母と二人で沖縄旅行をしたあとにお土産としてくれたものです。

  (撮影し忘れた)包み紙を見ると、首里城の土産品のようです。

  出品時の説明に書くため、一冊取り出して見たら、確か1998年とありました。

  ところが、私はそれを未開封のまんま、延々と持ち続けていたのです。

  父が大好きで、目の中に入れても痛くないくらいかわいいとぞっこんだった家人Bへのお土産と手渡されたような記憶がありますが、何でもすぐ壊す破壊神みたいだった家人Bに渡すのが憚られたのか?

  それとも、いかにもな土産品の包装と、こどもの頃から知る父のセンスのなさに、どうせ大したもんでないでしょ、ケッ!と思ったのか、覚えていません。

 チラ見すると、絵本の体裁を取りつつ、琉球王朝の歴代王が薩摩によってエライ目に、なんてかなり辛口で、老眼鏡を要するサイズの文字でないなら大人向けと言っても良さそうでした。

 でも、まぁ、すぐに売れることもあるまい、売れなかったら読もう!と出品したのです。ネットで調べると、既に存在しない沖縄の出版社刊のようでした。

 なぜかそういう時に限ってすぐに売れてしまうものですね。

  開封したての新しさを売り文句に書いてしまっただけに、いまさら読むためにはクセが付きそうなつくりの本を開くわけにも行かず、すぐに発送しました。

  お父さん、ごめんなさい。せっかくくれたご好意をずーっと放置して、そのまんま横流ししちやって、と心の中で父にお詫びです。

  多分、トホホ感のある苦笑いして許してくれると思いますが………。

  そして、今日はこれも断捨離、押し上げ系です。いや、お見せして喜んでくれたから、押しと言う文字は要らないかな?

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 若いときにつくって貰っていた浴衣です。

  お茶を習ってて、着物も好きな通訳ガイドの友人と、以前話した時に浴衣の話が出たので、写真を送って、着てみる?と問うと、速攻でお返事。

  写真を見た時点でその気になっていたかも?!

  この浴衣、着た記憶は一度か二度程度です。

  先年、兄嫁に手描きの振り袖と、しつけのついたまんまのポケットマネーで誂えた色留袖と、祖母が袖を切っちゃった元振り袖の3点を押し上げて、ウールのセットを寄贈型リサイクルショップに持ち込んで以来の和服系断捨離。

   親の心子知らずと言うべきか、子の心親知らずと言うべきか、価値観とライフスタイルの変化で、私の人生で着物はほぼほぼ無駄遣いでした。

  率直なところ、着物は似合わんのですよ。着物向け体型ではないため、バスタオルをぐるぐる巻にして、着崩れないように帯締めて苦しくなるし、案山子みたいだし。

  すまん、母ちゃんよ、でも、あなたは娘のこと分かってなかったね、そして、自分の思う通りにさせたがったね。

  と、こちらは辛口な語り掛けをしつつ、友人が早速、ハンガーに掛けて和室の鴨居に吊るし、るんるんした感じで、手持ちの帯を当てているのを見ながら、適材適所がベスト!と思いました。

  アラ還ともなると、残り時間で、何をしたいか、出来そうかも見えて来ます。

  断捨離を進める時に、こんな親不孝(?)なこともあるのはしかたないですね。(^^ゞ

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