CMやネットのおすすめ情報は、どうせ買え買えだろ!とかわいくない反応をするヒネちゃんです。
ま、素直になれるのは、無料、納得できるコストで済むものに限られているので、あなたの顔のたるみがなくなりますとか、楽して筋肉が付きますと言われても、一本数万円の化粧品とか、置くとかさばる健康器具には手を出せませんが。
が、こう見えても、意外と素直なところもあります。
子ども時代からの歯みがき習慣や日記、小遣い帳→家計簿なども含まれますが、割と最近では宇津木式の肌断食、湯シャン。
そして、先月めでたく一周年を迎えたのが、モーニングページです。
捨てるの苦手な私が、生前整理をしたいと思ったとき、捨てられる方向に背中を押してくれた、このブログでも何回かご紹介した筆子ジャーナルの筆子師匠が勧めておられる方法です。
毎朝、起きたらノートに3ページ、思いついたことをとにかく書いていく、と言うそれだけです。
やらなきゃいけない事でも、やりたい事でも、ムカついた事でも、誰かの悪口でも、感謝の言葉でも、何でもいいみたいです。
書き出していくうちに頭の中のモヤモヤが晴れて、シンプルな暮らしに向かえるようですが、わたしにとってどビンゴな点は、新たにノートを買う必要もなく、あり合わせでいいと言う点でした。
筆子師匠は、捨てられないなら、使い切りなさいとも書いておられますが、片付けしてたら、出て来るわ、出て来るわ、使いかけのノートや、古い未使用のダイアリーが。😅
使いかけのノートは自分のもありましたが、学用品で、特に家人Bのがたーぷりありました。家人B、我が家では例外的に捨てる人ですが、もったいない!と取り上げて保存してたのです。
そして、ダイアリーは今は昔、まだまだ日本経済が元気で無駄な事する余力もあるし、物はいっぱいの方がトクだし、エコ、それなあに?と言う時代の名残です。
今なら有料のレベルのダイアリー、家人Aが職場で入手したものたちが使いきれないまま保存されていました。保存したのは、家人Aからそれを貰ってた私ですがな。💧
生前整理の断捨離で資源回収に出しちゃうことも考えましたが、そうだ、モーニングページに使おう!
かくして、昨年6月、思い立った日から使い残りのノート、ダイアリーに家にゴロゴロしていたボールペンを使って書き始めたのです。
朝一番の澄み切った空気、頭にごちゃごちゃ入って来ない時間帯に記すのがベストなのでしょうけれど、ベストを狙うと、とかくオールオアナシングの完全主義になって、挫折しがち。
そこは65点主義の人なので、毎日続けられれば良しとしています。また、家事の塩梅や、自分の性格から、途中中座もしょっちゅうですが、それも良しとしています。
継続は力なり、なんて高尚なレベルではないですが、死蔵品ノートが着々と減る、使いかけのボールペンのインクも減ります。
とーっても正直に言いますが、今でもムカつく事を書きますが、最初の頃は悪口雑言が並びました。
過去の出来事で許し難いと思う事や、その出来事を起こした相手をノート上で地獄に叩き落としてました。f^_^;
しかし、書いているうちにどす黒い思いは薄まって行くし、果たして自分はそんなに立派なヤツなのか?と思うことも出てきました。
また、やらなきゃ行けない事を書くことで、低かった実行力がいく分上がりました。
まずモーニングページ書かなきゃ!で家にいる時にダラダラしてると、ハッとなります。書いているうちに、そうだこれやろ!と軽い計画のようなものが決まります。
手書きすることで、だいぶんどんくさくなった記憶力に対する効果もあります。
目に見えて、ものすご〜い劇的な違いがある訳ではないのですが、うっすらと違って来る感じです。
1番の違いは、誰かに言われてやるのではなくて、やる事は自分が主体でやるんだ!と言う感じがするようになったこと。
今年のはじめ、欲に駆られてメルカリに登録したと書きましたけれど、今までもキャンペーンはしていて、欲に駆られるチャンスはいくらでもあったはずなんですが、生前整理に対する本気度がいまひとつだったのが、モーニングページを続けることで、やる!となれたのだと思います。
もちろん、新型コロナ禍や、会社の同期が亡くなったりして、自分もいつ寿命が尽きるか分からないと言う危機感を抱いたのもあるとは思いますが、書くことで思いを強められたのではと思います。
当初は無料で出来て、死蔵品撲滅運動になるし、合わなかったらすぐやめればいいし、で始めたモーニングページですが、まだまだノートはあるので、最低でもそれらが尽きるまでは続けますぞ!
思えば、肌断食や湯シャンも無料だし、いやならやめりゃいいわで始めましたっけ。
おうちに死蔵品の文房具や紙類(別にノートじゃなくても良いとのこと)がある方、ものは試しでいかがですか?