昨夕、当地に出ていた警報が解除され、ちょっとホッとしました。
 
  お隣の長野県も大降りでした。

  岡谷市では土砂崩れで親子が亡くなられ、心が痛みます。

  今日は時折小雨がぱらつくものの、久しぶりに雨が上がったので、買い物がてらの散歩をしました。

  三分一湧水館で野菜調達、お蕎麦屋さんはお休みです。コロナ対策でしょうか。

  帰宅後、水道のメーターまで辿り着けるように少々草刈りをした後はテレビ三昧。

  正確に言えば録画再生三昧の日を過ごしました。テレビ用のリモコンでBlu-rayレコーダーが動かせるのが分かって、テストし始めたら、止まらなくなりました。

  西島秀俊さんと内野聖陽さんがゲイカップルを演じて話題になった『きのう何食べた?』を今頃やっと、です。

  このお二人、今期の朝ドラ『おかえりモネ』では主人公モネに強い影響を与える気象予報士と父親役という、今までは直接顔を合わせることがない役で、特に内野さんは『きのう何食べた?』の所作もやわらかなゲイとはまるで別人のちょっとそそっかしい良き父親で、役者さんとは見事だなぁと思わされます。

  西島さんは、どちらの作品でも表の顔はカッコいい士業の人だけど、食事ドラマでもある『きのう何食べた?』での料理の手際がすごい!

  これも演技力なのでしょうか?それともリアルに出来る方なのか?

  いずれにせよ、料理場面では、思わず我が身と引き比べてしまいました。

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  特に刻みものの場面!

  私が料理不得意な理由で大きいのは、刻みものが大の苦手と言うのがあるので、いささか身が縮む思いを抱きつつも、ふむふむと見ていました。

  弁護士としては、ほどほどの仕事をして定時に退社後に買い物をして、恋人のために調理。

  日本では一般的な男女のカップルだと、男性が料理担当するのはごく少数派。

  専業主婦やパートタイマーは言うに及ばず、フルタイム勤務ですら、料理をはじめとする家事、さらに育児の担当をせざるを得ない、それが日本の慣行になっていて、多くの女性が苦しんでいますが、同性同士だと、こんなにフラットなんだと羨ましくなりました。

  西島さん案じるシロさんが料理担当すれば、皿洗いは内野さん演じるケンジがして、ケンジは洗濯やアイロンかけ、シロさんが出来ない時は掃除もしているようで、二人の暮らすマンションはスッキリ片付いています。

  このドラマを見ていると、周囲の偏見や同調圧力が辛そうなゲイの人たちが、それらに屈しなければ、むしろやりたいように生きられるのだな、と思われて来ます。

  もちろん、偏見、一般的な家庭を持つことへの同調圧力がないわけではなく、その辺りも描かれています。

  家庭的に恵まれていなかったのと、そしてひとりっ子のシロさんと違ってきょうだいがいる分、ケンジは早くにカミングアウトとしているけれど、シロさんは職場では彼女はいるけど結婚してないふりをしている。

  美的センスが高いとしてゲイが受け入れられやすい美容師と言う職業か、おかたい弁護士と言う職業かの違いもあるのでしょう。

  ドラマの中では、何とか息子の生き方を受け入れようとしつつも、本音は違うシロさんの両親の思いも描かれています。

  多数派の異性愛で生きるにしても、少数派の同性愛で生きるにしても、簡単にハッピーになるのは難しいけれど、出来ることなら、自分に正直に生きたいものです。

 言うだけならば簡単で、実際にはそれがなかなかできないんですけどねぇ。 

  『きのう何食べた?』と『おかえりモネ』は脚本家が同じ方。

  近日中に朝ドラでは、西島秀俊さんと内野聖陽さんが顔合わせするシーンがあるそうで、ちょっと楽しみです。

  秋には映画も公開されるとかで、それも見たいな♬

  と、今日は能天気に過ごせましたが、明日からまた雨だとか。

  災害をもたらすような大降りは早く止まって欲しいです。