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 洗面所周りの不用品間引きをしているうちに、他にも手を伸ばしてます。

  何と言っても寒からず暑からず、カラッとして誠に片付け日よりです。

 そして家には私ひとり。

 今晩もひとりなので、普段は家人Aが占拠していて使えない和室にあれこれ広げて画策中。

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  フッフッフッ、だいぶまとまって来たぞ〜。

 その中に、長年後生大事に取り置きの、今は無き主婦向け雑誌の創刊号からしばらく分がございます。

  時はバブルが弾けた頃、ターゲットはまさに私世代。

  すなわち、女性は結婚すると、さすがに寿退社を求める会社は減ってはいたものの、第一子の出産後、勤めを続けるのはかなり難しい時代

 生まれた子を保育園に入れるなんて、可哀想、せめて3歳までは母親の手で育てなきゃ!という三歳児神話と言うのがスタンダードでしたが、もちろん、3年のブランクを経て、元の職場で元通り仕事が出来る女性はレア💧

 望むと望まざると、一度は専業主婦になり、仕事を再開する時は、別の組織でパートかアルバイトをする、と言うコースがフツーと考えられていた時代に若き主婦だった世代です。

  表紙は有名モデルや女優さんではなく、読者代表。

  ちょいあか抜けないけど、明るく健康的な女性たち。

  時代が求めていたのは、仕事を中断して、家庭内で縁の下の力持ちをしなくてはになったけど、工夫をしつつ、テキパキと明るく切り盛りする主婦でした。

 バブルが弾け、専業主婦一本槍では厳しくなり、とはいえ、まだ扶養控除内の仕事で家計がまわる時代でもありました。
 
  もちろん、ハイファッション誌もありましたが、そちらはマダム仕様。

  美魔女と言う概念はまだなく、フツーの主婦は明るく元気に、そして、堅実な節約路線!

 まだ捨てる路線はメジャーではないので、収納ネタがやたら多かったと記憶しています。

  無印もオサレ百均も今みたいに盛んではなかったので、空き箱利用で、目いっぱい空きスペースを活用、と言う見た目がかなりうっとうしいのやら、チープなのが、賢い主婦のノウハウとして讃えられておりました。


  思えば、私が節約ノウハウをホームページのテーマにしようと思ったのも、自分にも手が届きそうな主婦の知恵と工夫路線があったからでした。

  ちなみに魔は魔でも、美魔女と程遠い節約『魔』のワタシ。

  このすてきな奥さんも、当時走りだったゆずりますで送料だけ持って頂戴したみかん箱いっぱいの『すてきな奥さん』の中で最後まで残していた分であります。

 懸賞もほとんど無くて、ファッションネタより節約ネタなので、月遅れでいっかな構わなかったのです。

  その後、時代は変わり、扶養控除内の働き方では間に合わなかったり、非正規雇用が増えたり、ちまちま節約よりは、しっかり稼ぐ、金を使わないのではなくて、金は投資で働かせろ!になるにつれて、平凡で明るいの代わりに美魔女が台頭

  堅実一直線な財布の紐がかためな主婦より、プチプラでどんどん買い物したり、バブルとは異なるブランドでオサレしつつ、仕事もしっかり目の女性が求められるようになり、すてきな奥さんも休刊、家計簿が付録の正月特大号のみ発行と聞いています。

  なあんてことを思い出しつつの片付けになりました

  昼前、ヒィヒィしつつ古布に染み込ませ作戦をしたので、今度は経年劣化の末、酢酸臭がひどくなったこれをこうやりました。

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  洗濯のり、時代が求めたすてきな奥さんになるため買ったけど、野望ガラクタでした。(^^ゞ

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