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 近所の歩道に、季節外れのアジサイが一枝だけ咲いていました。

 秋も深まりゆくこの時期に見ると、梅雨時に見ればすがすがしい白が寒そうに見えますね。

 今日は市民図書で本の入替。
今度生まれたら
内館 牧子
講談社
2020-12-03


  ちょいと手に取るつもりが、一気に読まされてしまいました。

  手練れの作家、内館牧子さんの老後シリーズ、第三弾。

  団塊の世代の女性のスタンダードを目指して、そこそこの幸せを手に入れつつ、想定外な出来事もあって、気付いたら70歳。自分は何もなしていないし、これから出来そうもないと葛藤するヒロイン夏江をめぐる物語です。

  あれこれは超ひさびさの読書ブログに書きました。


  痛いところを突いてくる作品だよ〜。(´;ω;`)

  新コロ禍で、精神的にきっつい思いをされている方が増えているそうですが、職業的な不安定、収入面の不安があれば当然のことで、早く収束して欲しいです。

  ですが、働き盛りのみならず、シニア層でも外出控えなどで、体力低下、気力低下をしている方が少なからずおられるそうです。

  かくいう私も、閉塞感を感じていない訳ではないです。

  人の非を叩きまくる傾向が異常に強くなったのを感じ、心がどんよりします。
 
  自分の身近な人たちは殆ど穏便ですが、わずかではあるものの、非常に神経質になっていたり、コロナ対策に落ち度がある人を許せずキツイ発言をする人もないわけではないので、以前とは同じに付き合えないなぁと思い、しょんぼりしています。

  特に、黙食なんて言葉が言われるようになってから、外食は減りましたね。食べる時は黙って、もぐもぐ終わったら即マスク・・って全然おいしくないです。

  ともに飲食というのが、打ち解けるためにも、息抜きにも大事な機会というのに、それがダメなんですから、地味に堪えます。

  ・・・ってな状況で、そんなに元気いっぱいじゃなくて、心はそこそこぼよ〜んとしています。

 なので、この作品を読むと、自分もヒロインの夏江以上に、何もなしてないじゃんか、朽ちるまでどうすらい?と思ってしまいます。

  結局、「今」「とりあえず」出来るし、やっといた方がいいのが、作品中ではシニアがする事としてはしょうこともないように言われている、生前整理や断捨離なのであります。

  な〜んにもやらないよりやった方がいい!

 ・・・という割には、せっかく家人Aが外出したのに、今日は気合が入らない。

  お天気下り坂のせいにしておきます。(^^ゞ

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