・・・・と言いたいところですが、我が家にあったこのそろばん、実際は第四の人生らしいのです。

DSC_0976

   今秋、まだ暑さも感じられる頃、家人Cの部屋から発掘したものです。

   すっかり存在を忘れていたのは、私自身が小学校4年で転校した時に、前の学校ではそろばんはまだなのに、転校先でそろばんは終わっていて、出来ないまんま放置してしまって、そろばんと無縁な人生を歩んできたからです。

  くれた友人がそもそも彼女のご近所の友の会会員さんからいただいたという事で、我が家で3人目と言う事になります。

  フリマアプリの利用も考えましたが、細長くて送料がそれなりになるので、恐らく買い手がなかなか見つかりそうもないなと思い、そろばん、寄付と検索窓に入れてみたところ、ヒットしました。

  そろばん塾で不要になったそろばんの寄贈を受け付けているという情報。

  最初に見つけたのは高齢者の脳活性化のためのそろばん教室に、という事でいいなと思いましたが、出来たら送料は少ない方が・・・で調べたら、ご近所のそろばん教室がヒットして、所属する連盟が使わないそろばんを発展途上国の子どもたちに役立ててもらうために集めているとありました。

  記載のメアドを見て、連絡をしたところ、大変に丁寧なお返事をいただきましたが、なかなかお互いのタイミングが合わず、本日、やっとお届けできました(収納ケースは劣化しているので、持ち帰って家庭ごみでお別れします。(;_;)/~~~)。

  あたたかみのある感じの教室で、我が子たちを通わせられたら良かったのにな、ついでに言えば、私もやめたくてやめたくて仕方なかったピアノ教室じゃなくて、そろばん教室に通わせてくれたらよかったのに・・・なんてことを思いました。

  家人Aはそろばんが出来る事で、算数得意⇒理科系が出来ると言う思い込み自信がついて、進路が開けたのではないかと思いますが、私の場合は、そろばん飛ばした⇒算数苦手、数学は数が苦と化してしまって、選択肢を狭めたなと思います。

  家人B、Cが子ども時代は男の子の花形の習い事はサッカーでしたし、音楽教室でアルバイトをしていた義姉の声掛けでピアノを始めたら、家人Bはかなりハマってしまって、そろばんに気が向くことがなかったです。

  そして、私が子どもの頃は女の子の習い事の花形はピアノでした。ところが・・・これが忖度の塊。祖父は師範学校を出て先生をしていた時代があるそうなのですが(どういう曲折を経たのか、のちにリーマンとなる)、その時の教え子が芸術家で奥様がピアノの先生をして生計を助けていたという事で、わざわざ電車を乗り継いで乗り換えて、渋谷の自宅から遠く新井薬師前まで習いに行くことになりました。

  でも、やさしい先生だし、アトホームな感じな教室で、発表会も一般家庭よりは広めなリビングのある先生のお宅でするだけだったので、才能はないけど、続けられました。

  その後、渋谷から横浜に引っ越して、最初は近くで仲良くなった子から教えて貰った近所の先生で習っていて、発表会が大きい会場なのは嫌だったけれど、穏やかな先生でそこそこでした。

 ところが、祖母の友人が「あの先生じゃレベルが上がらない、うちの娘のところならレベルが上がる」とか言ったらしいのを、祖母が真に受けて(あるいは女学校同級生にいい顔したくて)、彼女の娘さんの教室、片道徒歩30分以上かかるくらいのところへ通わさせられました。

  先生のレッスンも厳しかったのですが、後から分かったことですが、祖母の友人は性格が滅茶苦茶歪んでました。子どもながらに「どぶに金捨ててる」と思いましたが、友人への忖度だか見栄だか「今やめたらものにならない」と脅して(ならないってばぁ!)なかなかやめさせてもらえませんで、高校受験でやめられて心底ホッとしました。

 孫の才能の有無もわからんで、お金がナイナイと叫びつつ、結構な月謝を払ってピアノを続けさせたアホなばあさんと、母親の言うなりになっていた愚かな娘(我が母)ですが、それも戦争であれもこれもダメ、と言われ耐貧生活を強いられた世代の悲しさなのでしょうね。

 そんなトラウマがあったので、家人B、Cに習い事を無理強いする気はなくて、やめたいと言えば直ぐにやめていいよというスタンスでした。家人Cはやめちゃいましたが、家人Bは結局、大学受験まで続けて、好きな曲ならばですが、全音の楽譜の難易度Fの曲を弾く事もありました。



 ピアノに比べたら、いっとき通った書道教室はお月謝面も含めて、とても気楽な場所でしたし、恐らくそろばん教室もピアノに比べたらお月謝そこまでではなかったのではないでしょうか?

 もしもそろばんが出来ていたら・・・理数系ダメダメな自分と思わず、もう少し別の道が開けていたんではないか・・・と、発掘したそろばんを見て、久しぶりに思い出したのでした。

人気blogランキングへ