今年のゴミ収集は今日で終わりかと思ったら、ありがたいことに臨時収集が水曜日にある、とコピー取って自分で電話機のそばに張っていた回覧板のお知らせで思い出しました。

  最後までゴミ収集をしていただけること、携わってくださる方々に感謝です。
 先ほど、ガス缶、さらに1本追加してゴミ収集場に出して来ました。

 以前の全く捨てられない女状態から思えば、だいぶ捨てられるようになりましたが、年末に増える『捨てる系』コラムを見ると、真っ先に捨てなきゃなのは壊れているもの、修理されていないもの、とのことです。

  それで、年内にやらなきゃ!と思っていてのがこちら。

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 カシミアのカーディガンの袖口です。

 このカーディガン、喪服と並んで、数少ない母の形見、洋服編です。

 今を去ること40年ほど前、祖母と行った初めてのヨーロッパ(と言うといかにも何回も行ってるように聞こえますね f^_^;)で、現地でお世話になった祖父の親友の娘さんが連れて行ってくださったお店で買ったもの。

  祖母はあの時、やたらと『これMさん(=母の名前)に買う!』と叫びまくり、日本では目利きを自称していたのに、キックバック狙いのガイドさんが案内する店のちゃっちいものまで買いたがるので、止めるのが本当に大変でした。

  そんな中、カシミアは何十年も着ている方もいて、親子で着る例もあるんですよ、と言われつつ(多分、お店の人の言葉を通訳してくれたのでは?)、安物買い家族にしてはいいお値段で買いました。

  その時は、えっ、何十年も?と思ったのですが、本当になりました。

  あるいはそう聞いたからこそ、袖口のすり切れもみっともないとか思わず、直し続けて着続けたのかも知れません。

  母はこのカーディガンを一張羅として大切に回数少なく着ていたので、すり切れは私が着始めてからです。

  利き手は右なのに、何故か左側の方がすり切れ度が高いのが不思議ですが、ちょうど手ぬい系でぴったりなのがあったのでチクチク。

  チクチクしてると、あの時の祖母のハイテンションだったこと、特にノイシュバシュタイン城で美形な肖像画を見て、ルードヴィッヒ二世に狂ってたのを懐かしく思い出します。

 小さな声で言いますが、祖父が獅子舞のお獅子みたいな顔だった反動か、兄弟たちが自分と違って美形だったせいか、祖母は面食いでした。

  ちなみに、このカーディガンを勧めてくださった方は、のちに八ヶ岳のご近所にお住まいになられましたが、今秋からご夫妻で施設に入られるとお聞きしました。光陰矢のごとしですね。

 (蛇足&既出ですが、その父上が幻の東京オリンピックの時、東京市長の名代をされた方です)

 さて、この一着だけのはずが、昨晩、お風呂に入ろうと脱いだ途端にこうなった!

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 げっ!

 こちらはフェアトレードのアルパカロングカーディガン。

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 カタログではきれいなお姉さんがかっこよく着こなしてますが、今年のお買い物のベスト5入り確実なモフモフ『ネコ』の上に重ねて着てまして、化け損ね、犬に追っかけられて痩せたたぬきみたいなもんですよ。😅

   ひっそりと言いますが、フェアトレードあるあるで、手作り感あふれてあったかみがある分、品質にばらつきがありまして、時々こう言う風な壊れ方することがあるんですよね。

  以前、母の親友がくださった麻のジャケット、一回着用でポケット部分から裂けた事もありまして、販売元に連絡して、今後のために元払いで送ってあげた事ありました(着払いでいいって言ってくれましたが、フェアトレードは応援したい!)。

  こちらは以前も不具合箇所が出て、その時適当な系で直してしまったし、外出先でバラけたら困る、で完全に家着と化しております。

  今回は抜け落ちたらしい糸を発見出来たので、それを毛糸針に通してチクチクチクチク。

  我が家的にはそこそこのお値段が書いてありますが、確かネットでセールになった時にゲットしたかと。😅

  とにかく軽いし、腰を覆う長さが良いのです。モフモフネコを羽織っても、裾まで隠し切れるので、もちろんこれからも愛用し続けます。

  と言う次第で、気になっていた繕いものが済んでホッとしています。

  なお、この繕いものは、氷が張ってるのかと言うくらい冷え込む日のささないアジト部屋でやりましたので、ミズノ製のぬくぬくをうたうレッグウォーマーとルームシューズの出番!

  本日から着用開始です。

  寒さ、だいぶやわらぎました。

  ところで、何かとご縁のある滋賀県をはじめ大雪、心配です。被害が少なくて済みますように。