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  木曜日、ラーメンを食べた友だちから聞きました。

  「ほら、あのあなたのお知り合いのおうち、今壊しているよ」と。
  この日の日記に書いている方がお住まいでした。


  アパート併用で、ご本人が亡くなられた後も、オーナー居住部分の小さな前庭は雑草も生えずにちゃんと手入れされているのをご近所散歩のたびに目にして来ました。

  相続されたはずの娘さんはイギリス人と結婚されているので、創立者が信州出身という同郷ゆえご縁が出来たという地元の不動産会社が管理してくれているのだろうなと想像していました。

  昨年末にも前を通ったのですが、まさかこんな急に取り壊されるとは思っていませんでした。

  イギリス在住の娘さんは私より年上。ご自身の今後も考え、アパートの住民全員の退去を待ってご実家を処分することにしたのかも知れません。

  ご本人とご一緒ならともかく、他家の撮影は不審に思われるだろうとはばかられていたのですが、一度でも写真を撮っておけばよかったと残念に思います。
 
  お料理上手なおば様にご招待いただき、何度もご馳走になり、毎夏の娘さん宅を足場にしたヨーロッパ滞在のお話を伺ったり、その間の風通しをしたり、8月がお誕生日のおば様の年金の所在確認のためのハンコをお預かりしたり。

  最後にお会いした時もあまりにあっさりと「ガンでちょっと入院します」とおっしゃるので「後期高齢者になってからのガンは進行が遅いというし、大丈夫だろう」と思い込んでしまって、その後忙しくてお会いせず、逝去の知らせを聞いたのは、やはり同じ友だちからでした(この友人が有償ボランティアをしているNPOをご紹介して、おば様宅にホームヘルパーさんが派遣されていたからでした)。

  生々流転・・・寿命のある生きものだけじゃなくて、建物などでも、同じところにずっと留まるというのは難しいと頭では分かっているのですが、思い出のある建物が無くなってしまうのは寂しいです。

  私自身は生まれ育った家はとっくのとうに無くなっているのですが、どんな形にせよ、長年住んだ実家を処分しなくてはいけない人たちはさぞや寂しい気持ちになられる事と思います。

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