市立図書館から借りたこの本、読み終わりました。
  移住先として人気があるが、トラブルも多いらしい我が北杜市。

  清泉亨さん、と言う清泉寮をもじったと思われるペンネームのライターさんも、北杜市にまつわるトラブル話を書いておられましたが、気になる!

  で、読んでみると、著者のお住まい、ならびにトラブルの舞台はどうやら釜無川流域エリアのお話のようです。

  と、風景描写やその他でおおよそ場所が特定出来てしまう、これぞ田舎のこわさではあります。

  清泉さんの書かれたトラブルも、あー、だいたいあの辺りずら?とわかりましたし。😅

  毒本と言うタイトルに、ワイドショー的な期待を抱いて読みましたが、薪の確保を含めて薪ストーブのうんちくに相当ページを割いていて、ドロドロ話は思っていたほどではありませんでした。

  それを期待して読む方は拍子抜けするかも。

  率直に申しまして、まだ当地が準僻地指定を受けている時代に家の都合で泣く泣く転校させられて、都会から来たエイリアンかスケバンか、ととんでもない噂を飛ばされていた、とずいぶん後になって知らされた私の方が、もっとドロドロ書けるぞ〜!と思いましたよ(笑)。

  ただし、著者が書いておられる実直に挨拶しまくるは正解です。

   別荘地から出ない、きたりものとだけ付き合うと断言出来るなら別ですけれど、学校と言う地元の人たちと濃厚に接点を持つ場所に通う私に、祖母や祖母の誘引源となった女学校の先輩からは『とにかく村の人に会ったら挨拶しなさい』と厳命されました。

  まだ子ども、制服着てるし、スクールバスにも乗る、で、多分素性は直ぐに知れたからでしょう、中には渋面でほとんど無視の人もいないではなかったですが、会釈や挨拶を返してくれる人がほとんどでした。

  都市部では知らない者同士は視界に入らないようなふりをするのがルールだったので、最初は違和感がありましたが、転校は小学生時代にも経験済みだし、村で生きるために必要だと思えば、ためらってはいられなかったです。

  あの経験があるせいか、初めて会う人でも、必要とあらば声かけするのは全然平気です。

  三代住んでもきたりもの扱いすると言われる山梨県。

  そもそも東京の隣だから、似たようなものでは?神奈川県や埼玉県から毛を抜いたようなもんだよな、と思うからゲッ!となるのです。

  アナザーワールドだと思って行けば間違いないです。

   東京の隣のアナザーワールド、えらくお得じゃん!

   そんな山梨県で地元民の中で暮らすなら、やはり通学する子どもがいる、と言うのは強みになるのではと思います。

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   Iターンでほぼ知り合いがいない状態だった兄に言われたことがあります。

  『お前が通学していたおかげで助かった』と。あのクソコビクの兄ちゃんか、で話の通りが早かったことが何度かあったようです。

  ちなみにクソコビクと言うのは表向きは男尊女卑がものすごい山梨県の女性に向けた罵り言葉で漢字だと糞小比丘と書くようです。当時、女性なら比丘尼だろーが、と内心でツッコミ入れてましたが、今は死語かも?

  その兄が姪や甥の小学校の役員などして知名度(?)が上がると、今度は私が『あー、あの人の妹さんね』でやりやすくなりまして、持ちつ持たれつ。

  そして、著者がマナーの悪いハンターに悩まされて知ったことですが、田舎では都会風のストレートな正論はすんなり通りません。

  これも色々ございましたわよ。

        この件、語り始めるといくらでも出て来るのでやめときますが、田舎暮らしに向いてるのは、自分のやり方と違うことを全否定せずに、面白がり、失敗を笑ってしまえる感性の持ち主かも知れません。

  そして、額に汗して働く人や、ものを作る人たちに対する敬意があれば、そこそこいい関係でいられるのではと思います。

 場所や年齢、性別を問わず、合わないひと、困ったひとはどこにでもいます。それを田舎のせいにばかりしない事!

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