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  発注したのがマンション全戸の排水管共有部の工事開始直前の9月初旬。

  その時点で「納品が遅れています。取り付けは11月になるのを覚悟してください」と言われていたんですが・・・

  その後音もせずに、年を越してしまいましたウォッシュレット、今日、とうとう付きました。
  集合住宅で友だちがいる良さを感じた今回の納品遅れです。

  私以外にあと二人、親しい友だちも同じ目に遭いまして・・・

  何かの節目に連絡を取っては「まだ〜?」「まだだよぉ」「いつになることやら」などと愚痴ったり、確認し合ったり出来たので、自分ひとりだけ取り残されているのか、訳分からんという気持ちにならず済みました。

  友人から「どうも近日中につきそうで、業者さんからポストに個別のお手紙が入ると思うよ」と聞いたのがおとといのことでしたか。

  何度かポストを覗いてもそれらしきものが入っていないので「あああ、うちはまた遅れてるんかい」とあきらめていたら、今日の午前中、ぴんぽ〜ん♪とインターホンが鳴りまして

 「お手紙を配布すると日にち調整に時間がかかるので、ダメもとでお訊ねして取り付けOKのお宅は取り付けさせていただく事にしました」との事。

  もうすっかり顔なじみの工事責任者のお言葉でした。

  聞くと、既に友だち2名のお宅は取り付け済んだとの事で、週末ということもあって7軒のうち5軒は多分、今日取り付け完了しそうとの事でした。

  「工事はいちおう終わったんですが、ウォッシュレットが未納なのがずっと引っかかってしまってました」とのこと。

 「これでやっと宿題が終わった夏休みの終わりって感じですかね?」と言うと心なしか嬉しそうに笑われれました。

  「ウォッシュレットはないと不便だけど、もともとなかったものだからまぁ、何とかしのげたけど、今、給湯器が壊れると大変なんでしょう?」とお聞きすると「そうです、もうどうしようもないらしいです。それ以上に、給水ポンプがダメなんですよ」との事。

  給水ポンプって、マンションやビルなど大規模な建物につけるものらしいです。なのでそれが壊れたりしたら、どうなるのでしょうか?

 知り合いの業者さんでにっちもさっちも行かなくなって困っているという声を聞いているそうです。それなりの体力がある企業ならまだマシですが、小さな組織で日本の商慣行「完全に納品取り付けが終わってから支払いされる」の通りになると、実に大変なことになります。

 飲食、観光、医療、販売、物流、福祉関係者などに加えて、建築、内装と言った分野でも大きな影響が出ているわけで、コロナ禍で大変な思いをされている方々がどれだけ大勢いらっしゃることか。

 ウクライナ情勢の不安定な状況が続くと、さらにいろいろなものの供給が滞るのではと言われています。

  あたたかい風呂に入れないというのもものすごい不便ですが、災害でもないのに水が出ない状態が続くというのは不便というのを通り越しています。

 しかし、もし食糧の供給が滞ったら、食糧自給率が低い日本ではこんなことではすみません。

 第二次世界大戦末期の「雑草を探して食べる」レベルになってしまいかねません。私の世代は親から聞かされていますが、下の世代では想像がつかない話だと思います。

 気候変動による農業、漁業などの第一次産業への影響が懸念されていましたが、国際情勢のために食糧が滞る・・・そんな事態にならないように(現時点で飢餓に苦しんでいる方々もいらっしゃるので申し訳ないとは思うのですが)祈っております。

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