五月晴れ、本当にちょぼっとしかないですね。

  今日も梅雨みたいな天気で薄ら寒いです。

  そして月曜日。
  雨の日で月曜日・・・

  この歌を思い出します。


  雨の日と月曜日はいつも気分が下がるという言葉が印象的で、美しいカレンの歌声と抒情的で心に沁みるメロディーですが、本来はラブソング。
  
  決して、休み明けの出勤が憂うつな人たちや、土日で溜まった洗濯物が乾かない、家事がはかどらないとぼやくワタシのような人間の事ではありませんが・・・でも思い出しちゃいます。

  そして、メロディーが浮かぶと、中学生時代に最初に洋楽に目覚めたきっかけとなったカーペンターズへの思いがよみがえります。

 我が家には兄が買ったシングル盤のビートルズの「フールオンザヒル」があり(他にもあったのかも知れませんが、子ども心にも物悲しいメロディーが印象的でした)ビートルズをはじめとする洋楽の存在自体は小学生の時から知ってはいましたが、自分からレコードを買ってまで聞きたいと思ったのがカーペンターズでした。

 媚びるような感じの歌い方をする歌手やチャカチャカした楽曲が苦手だったので、落ち着いた低めの歌声と美しいメロディーが心にず〜んと来ました。

  中学校3年の時だったか、当時発表済のシングルから採択したベストアルバムを買った時はわくわくして、何度も何度も聞いたのを思い出します。

  カーペンターズのうたはバラードが多くて、歌詞カードを見ながら聞いても、訳が分からなくなることが少なかったのも好きなところでした(といっても、だから英語が出来たわけではない)。

  当時の我が家のお小遣いでは、レコードを何枚も買う訳にはいかず、少ないレコードを大事に大事にしていました(数少ないものを大事にという習性、そのまま続けばよかったですね)。

  横浜に住んでいましたが、当時は外国人アーティストのコンサートに行くなど考えもつかず、彼らが初来日した時には、準へき地指定の八ヶ岳山麓にいたので、文字通り指をくわえているだけという状態でした。

  準へき地だったので、騒音問題の心配もなく、一緒に暮らしていた祖母は家事、家庭菜園などのやるべきことをしたら、大音響でレコードを聞いてもあれこれ言わない人だったので、彼らの知名度を一段と高めた Yesterday Once Moreをはじめとする作品を収録したアルバムNow&Thenなどもずいぶん聞きました。

 で・・・結局、実際に彼らのコンサートに行くことはないまま、カレンの訃報を聞くことになりました。

  まさか30代の若さで拒食症で亡くなるとは・・・

  あの頃、自分にとってはとても大きな悩みを抱えていて、自分が代わりに死んだ方が良かったのにと思ったほどの衝撃でした。 

  
  家人Aと同じ生年のカレン、 今も存命なら、より円熟した歌声を聴かせてくれていると思います。            
                                   合掌

人気blogランキングへ