明け方は冷えたけれど、今日も好天です。

  初夏にひと月以上あけてしまったので、当地基準では猫のひたいの庭にはザワザワいろいろ生い茂っています。

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  今年一大勢力を築いているのがホタルカズラ。青い花が可憐でひいきしています。

  自宅の周囲に生えていたのを業者さんがガーッと切ってしまったのを拾って芽挿ししたら発根しました。

  それをウサギ山小屋完成後割とすぐ移植したものです。

  最初頃は土壌が酸性だったのか赤紫の花になりお菓子の袋に入っていた石灰をまいたり、いっときは勢いが無くなり消えかかったりしましたが、とうとうこのようなグラウンドカバー状態になりました。ヽ(´▽`)/

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  相変わらずスミレは偏愛していますが、もう花の時期はすっかり終わっていました。

  タラの芽は友人に取って食べてねと連絡していましたが、彼女が怪我したとのことで、そのままザワザワ育ってすっかり木の顔になっています。

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  剪定ハサミを持って、ひいきの真逆、切り取ってしまう草木を探していたら、チゴユリ発見!

  小さくて目立たないけれど可憐な花です。

  そして、今や葉を見ただけで見分けがつくようになりました。

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  トリカブトであります。

  紫色の花がとてもきれいなのでうっかり切らないように自生している場所の確認必至てす。

  春先、消えてしまったかと悲しんでいたワレモコウの芽も見つかり、ホッとしています。

   移植したり実生だったり、あちこちにある小さなカエデも大事!

  こんなふうにひいきしている草木がある一方で、ばっさばっさと切る草木も多いです。

  育つと巨大化してしまい伐採に数十万円かかりそうなもみの木とか、やたらとワサワサ生えるクヌギ、ミズナラなどなど。

  草は葛、憎まれ草と勝手に呼んでいるおそらくはサルトリイバラ、山芋みたいなつる草、オニタビラコ、ジシバリ、セイヨウタンポボ、オオバコ、ハルジョオン、などなど。

  そして不気味なウラシマソウも冷遇。

  作業しながら、命の重さは同じなんて言うけど、草や木、虫に対しては全然違うよねと思うのです。

  鳥だってウグイスやカッコウの鳴き声は嬉しいけど、今朝も聞こえてきたガビチョウには静かにしなさい!って思うし。

  ハクビシンは退治したいのにパンダは拝みたい。

  人間が、人に対してやってはいけない不公平とひいきのかたまりを気が咎めることなく出来るのが、ガーデニング、庭造り、わたしレベルの草いじり……

  などなど、普通の人があまり考えなさそうなことを思いつつ、ザリザリぶちぶちやりました。

  権力の座にある方々も富豪の方々も、我々庶民も、思うに任せぬことの多い現実の生活で、最大限やりたいように出来るのが庭造りなのかも。

  その気になればひと鉢からでも、そして誰にでも出来そうな小さな王国づくりですが、当地の女王はだらしないので、あちこちボッサボサ。

  毎度おなじみのしまらないことこの下無しのトホホです。

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