昨日の伊勢崎で40℃越えの猛烈な暑さに続き、今日もかなりの暑さです。

  幸いに我が家界わいは風通しが良いので、何とかリビングのエアコンをつけずしのでいますが、東京電力管内の電力がひっ迫なんてニュースを見るとドキドキです。

 節電のためには汗をかかないようにおとなしくしとくのがいちばんかも、と言いつつ、家事もそこそこにゴロゴロしながら読書です。
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 あまり暑いと眠たくなるので(寒い時にも同じ事を申しておりますがf^_^;)、睡魔に襲われることもありましたが……

あきらめません!
垣谷美雨
講談社
2022-05-24


 先ずは市民図書の新刊本で今日から並べられたこちらをゲット!

 昨年ヒットした映画「老後の資金がありません!」の作者による作品。

 ざっくりいってしまうと男尊女卑、旧弊な考え方がまかり通っている夫の故郷の某田舎市に移住した還暦女性の奮闘記。

  出て来るやらしー男性の老害ぶりは物語ゆえにデフォルメされているとは思いますが、日本のあちこちでまだこういうのは多いよなぁ・・・と高校時代の同窓会を思い出しても合点が行きます。

 何せ、幹事の名前には多数女性名があったのに、式典でスピーチするなど、目立つ場所に立つのは全員男性だったのにはビックリ。

 「私の世代ですら?」「今21世紀だよね」とすごい違和感があったのですが、そんな事を感じたのは私一人だけ?

 地域のボスみたいな議員さんがいて、彼の押しで数軒の家しか使わなさそうに見える立派な道路が出現したりなんて話もちらほら聞きますが、それでも次の選挙でまた勝ってしまうんですな・・以下省略。(;^_^A

 それから、先日ライブドアさんからいただいたこちらも続けて読了。

百年厨房
村崎なぎこ
小学館
2022-04-20


 「日本おいしい小説大賞」の受賞作だそうです。

 新しい文学賞ですね。 

 確かにおいしそうなメニューが並んでいます。それも百年厨房のタイトルにふさわしく、レトロでていねいに作られた滋味あふれるメニュー。

 あんまり語ってしまうとネタバレですが、SFファンタジー要素のあるヒューマンドラマというところでしょうか。

 栃木県在住という著者の郷土愛、とくに宇都宮、大谷石採石に対する思いの強さも感じられます。

 2冊とも面白くて、暑さのあまりのウトウトから脱したら一気に読めました。

 あつ〜い時に風の通る部屋でごろごろ読書、なかなかいいじゃんと自賛のなまけものな1日でした。

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