今朝も朝から暑いです。

  電気代、ガス代上がってるのに、電力需給ヤバい、節電しろ、でも熱中症リスクも・・・というのも作用しているとは思います。 

  自分は割と距離を置いているつもりではあるけれど、コロナ禍が及ぼしたじんわりとしたストレスもあるでしょう。

 そして、物に対するスタンスでの家人Aとのストレスも結構大きい!とは思います・・・

 だからですかねぇ、今期の朝ドラに我ながらすごい辛口になってしまうのは?
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 ストレスのひとつに、テレビの不調もありまして、最初は朝、NHKを見ている時だけかと思っていたら、他の局、時間帯でも止まるようになってしまいまして・・・

 で、これを機に、朝ドラから離脱もありか?と思い始めているところです。

 朝ドラ歴はとっても長いです。

 子ども時代、意識してみたのは「うず潮」「おはなはん」でした。「旅路」はちょこっとでしょうか。

 うず潮は作家林芙美子の人生を、林美智子さんが演じられ、小学校低学年児は「林」「林」になんか意味があるのかと思っていました。最後、ヒロインがめまいがして亡くなる場面が印象的。

 おはなはんは木登りしている樫山文枝さん、最近結構好きだったNHKのドラマ「群青領域」ではヒロインを世間から守る下宿の大家さんを演じられていましたが、おはなはんの時は本当にフレッシュで笑顔がかわいらしかったのを覚えています。

 朝8時15分からという時間なので、登校や通勤時間帯にかかるため、録画機器がない時代には見られない時はあきらめるしかなかったのですが、それでも「雲のじゅうたん」や「藍より青く」などは印象に残っています(どうやって見ていたんだ?)。

 出産子育て時代、印象に残っているのは「青春家族」「ふたりっ子」でしょうか。

 前者は主題曲をまだ言葉もはっきりしない家人Bが口ずさんでいた頃で(なかなか音感がありました⇒親ばか(^^ゞ)、「ふたりっ子」は家人Cが幼稚園時代?

 放映時の評判がいまいちでも、熱烈なファンがついた「ちりとてちん」とか、現在の8時からの放送時間になって、情報番組あさイチが始まった時の「ゲゲゲの女房」などいくつものドラマを楽しんで来ました。

 民放のドラマをあまり見ない人なので、朝ドラで俳優さんの魅力に目覚めた事も数々・・・(いまいち不評だった「オードリー」から、堺雅人さん、佐々木蔵之介さんが出て来たり)

 近年のバイトもしない純正無職状態になってからは、ほとんど見逃すこともなく来ましたが・・・

 今期の作品は見れば見るほどすっきりしない。

 ヒロインの子ども時代はいい線行ってるなと思っていたのですが、ヒロインが成長してからのつくりが、朝から見たくないようなつくりになってて、本当に残念です。

 脚本なんだか演出なんだか分かりませんが、俳優さんの魅力を活かせていないし、役柄に対する愛といいますか、そういうものも感じられない。

 長く生きている身からすると、他の朝ドラでもそれはねぇよなとツッコミたいところはあるのですが(例えば、前作「カムカムエヴリバディ」でも、出征前の夫、そんな長さの頭髪はないでしょ、みたいな)、今回はありすぎ!

 有名レストランで働くヒロインの髪の毛が白帽からはみ出ていて見苦しいというのは見ましたが、それ以外にもてんこ盛り。

 悪評を高めたのは、子ども時代はやんちゃながらキラッとしていたニーニーが成人後はただの迷惑なアホと化していて、それを母親が諫めるどころか、いいなりで周囲に迷惑かけっぱなしな展開。

 何度も何度も同じ轍を踏んでは、なけなしのお金を失ったり、家族に迷惑かけっぱなしで、懲りずに現れる・・・最初は寅さんの線を狙ってるのかと思いましたが、寅さんはおばかなエピソードを繰り返しても飽きないし、愛される、それとはまったく別物。

 演じている竜星涼さん、同じく朝ドラの「ひよっこ」では誠実で心のあたたかい警察官役だったのに、今回の役、誤解を恐れずに申しますと「軽度知的障害を伴う発達障害者をいじくって貶めてる」みたいに見えて来て、すごいもわっと来ます。

 制作サイドはニーニーのおバカぶりで和ませてるつもりなのかも知れないけれど、朝から全然楽しくなくなってしまいます。

 今週はヒロイン暢子の恋愛模様になるようですが、サトルの気持ちを悟らないのもいいところ。

 そして、何故婚約したての和彦が急に暢子の動向が気になる? 当時の女性の常態とは言え、新聞記者としてのキャリアとパリ駐在員になるという夢を投げうって結婚しようとしているあいちゃんがかわいそうでしょうが。

 何かと何かを比べるのはよろしくないと申します。例えば「お隣の〇〇ちゃんはテストで100点とったのに、あんたは」的なのは最低なんですが・・・ついつい思っちゃいます。

 「真田丸」で当初はそんなに目立たなかった真田信之の妻おこう役の長野里美さん、ドンドン輝きと存在感を増して、おこうさんは愛されキャラとなりましたが、今回のドラマでは輝いてないのよね〜。 これ、絶対にご本人のせいじゃないと思う。

  本人の実力があっって、さらに三谷幸喜さんの脚本をはじめ制作陣の力で輝きを増したんだと思うのです。

  朝ドラと大河ドラマと言えば、NHKのドラマの2枚看板ですが、今期はその中身で大きな差がついてしまったのを感じます。

  朝からちょっとわくわくドキドキして(時にはしょぼんともするけれど、その後挽回や伏線回収で納得できる時が来ると分かってるので)元気になれるのが朝ドラ。

  重厚なつくりで、日曜日の夜を引き締めて、翌週からのやる気を出すのが大河(ちょっと持ち上げすぎ?)。

 と2枚看板の方向性やありようは違いますが、今回の大河が、ぎゃ〜〜〜、アサシン善児がぁ・・とか言いつつ目が離せず、登場人物が早世するにせよ、陰謀をたくらむにせよ輝いているのに比べ、朝ドラのすっきりしなさ具合がすごくて、朝からイラっとして、元気が出ない。

 NHKの働き方改革で、土曜の朝の放映がなくなって、1週間振り返りになってからも、結構楽しみに見ていましたが、今回は「もう見なくていいわ」「あのイライラ展開をさらにリピート要らん」になっています。

 NHKドラマは今はむしろ他の時間帯の方が面白い。

 今はまって楽しみにしているのは朝ドラじゃなくて、夜ドラ!
 
 たまたまロケかもという現場に立ち会ってしまったというのがきっかけではありましたが、「カナカナ」、面白いです。

  ドラマだから出来る荒唐無稽と、ドラマだからの善悪くっきり。ドキドキしたり、ほろっとしたり、次も見たくなるんですよね。ヒロインのカナカちゃんのけなげな可愛さ、こわもてに見えて純粋でいい意味でおバカなマサはじめ、悪役も含め魅力的な登場人物ばかり。今夜も含めてあと3回で終わりなんて、本当に寂しい。

  余談ながら、4月末に行った三浦市の三崎港界わいをロケ地としているのに、どうしてドラマ上では「二浦市」なんだと思いましたが、そりゃそうだ。 あんな半グレとつるんでまでして、主人公を貶めたいトンでも悪徳警察署長がいるところと同一視されちゃたまらんわな。

  黒島結奈ちゃん、「アシガール」でのはつらつとした演技からファンになったんですが(そして、奇しくも夜ドラ「カナカナ」の舞台、三浦市を走る京浜急行のキャンペーンガール)、次回作を期待しています。

  「女城主直虎」で井伊直政を支える小野万福を好演した井之脇海さん(ワタシと同じく、横須賀生まれ)、意地悪だけど、実は密かにヒロインが好きで後日、絡むのかと思ったら、既婚者だってさ。これじゃ単なる肝の小さい意地悪同僚なだけじゃんか・・・ブツブツ・・・

 と突っ込み始めるとキリがないので、この辺でやめときます。

 これだけ書きながら、前言撤回で視聴し続けてしまうかも知れないのが朝ドラの魔力。

 ついついいつか起死回生の一発があるかも?と思ってしまうんですよね。まさか、それを狙ってる!? (;^_^A

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