auが復活しないのが長時間すぎて、多くの実害も起きたようです。

  これからの日本、通信・光熱・水道などなどの途切れ途切れが増えたりせんかな?と心配になっております。ぶるる

  と言うのは置いて、昨晩は屋外に出たらまるで役に立たないauのスマホは留守番させ、docomo SIMの mineoスマホを連れ、夜の散歩に出ました。
 目当てはホタル!

 au回線しか連絡手段のないご母堂のため、結局出向いたと言う友人が誘ってくれました。

 友人はリピート、実に3回目だそう。

 かほどさように良いと言うことですね。(^^)

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 ホタル、子どもの頃に見たのは祖父に連れられての椿山荘。まさにプラネタリウム並みに輝いていて、お土産に持ち帰ったカゴのホタルの寿命のはかなさが印象的でしたが、商用に飼育していた椿山荘は例外で、あの頃の日本の都市部ではホタルが見られるなんて、有り得ないことになっていました。

  東横線で多摩川を渡る時、橋の下の川には洗剤の白い大きな泡が盛り上がって揺れていた時代です。

  その後、小学校5年生で祖父の分骨のため四国の農村に行ったとき、初めて川辺でホタルを見ました。

  人口密度が低く緑の多い場所でないとホタルは見られないもの、と思い続けて来ました。

  それが最近はそこそこ宅地開発が進んだ場所でもホタルが見られるようになっていると言う話を各地で見聞きします。

  行政をはじめとするきれいな水を取り戻そうと言う努力、そしてホタルを守る活動に尽力してくださる方々の存在が大きいようです。

  散歩した先には普段は立ち入り禁止になっていて、ホタル鑑賞期だけ開放される小さな沢がありました。

  足下の小さなライト、通路の板、そして入り口で案内してくださるシニアの方など、心を込めてホタルを守っている様子が暗い中でも伝わって来ます。

  沢方面に行く階段を下っている間にも、うわーと言う歓声が聞こえて来ましたが、実際に闇に浮かぶ青白い光を見たら、やっぱり出ちゃいました。

  うわーヽ(´▽`)/。

  最初は飛び飛びにぽわーんと浮かんで来た光、いちばん奥の小さな池の上ではふわふわと舞う数が増えて、かそけきイルミネーションみたいで、とても神秘的でした。

  普段すれ違っても見知らぬ同士で通り過ぎるだけであろう人たちと、こんばんはと声を掛け合ったり、きれいですねと共感したり、後に並ぶ人たちに場を譲ったり、とまことに麗しいひとときでもありました。

 許されるならずっと張り付いていたいけど、次の人たちにお譲りして、お祭りから帰る時のような、夢から覚めたような気持ちになりながら来た道を戻りました。

 誘ってくれた友人にも感謝しますし、蛍を守る活動をしてくださっている方々にも、そしておそらく後押ししてくれている行政にも感謝です。

 朝の紫陽花剪定でも、沿道美化に熱心な方々が早めにあらかたの作業を済ませて下っていましたが、世間では何かと批判されることの多い高齢者が支えてくださっていることも多いんですよね、特に非営利だけど心の栄養になることで。

  私もしばしば困った高齢者のことを俎上に上げブチブチ言うことありますが、突出してる例だからこそ言ってしまうんですな。

 年金受給開始年齢が引き上げられ、さらに減額により、シニアが地域のための地道な活動に携る余裕がなくなりつつありますが、人生の錦秋期として、シニアが楽しみながら非営利活動が出来る世の中であって欲しいです。

  スマホ画面の明るさが鑑賞の妨げになるし、スペック的にホタルの写真は撮れなかったので、代わりに紫陽花剪定でいただいたのをご覧ください。(^^)

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