鎌倉殿の13人ブームに乗っちゃえ!
かどうかは知りませんが、いや多分乗ってるんだと思いますが、横須賀美術館の『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』展に行きました。
上野などに比べたら、決して交通の便が良いとは言えない場所にある美術館ですが、今日は社会科見学の大変マナーの良い小学生グループや運慶ファンand/or大河ドラマファンの方々でしょうか。
なかなかの賑わいでした。
何てったって、美術館併設のレストラン、団体様の先約ありで予約不可でしたくらい。
ドラマでは頼朝が落馬した時に巴御前といい雰囲気になりそうだった和田義盛、この人も三浦一族なのですが、信仰篤く、運慶仏を納めたそうです。
ドラマ中ではラスボスになるかもと言われている三浦義村のおじいさま、高齢の三浦義明は頼朝を守るため壮絶な死を遂げた功労者の一人ですが、この方の運慶によるリアルな彫像の展示から始まりまして、運慶単独ではなく工房作らしい仏像から、流れを汲む仏像まで、なかなか見応えのある展示でした。
小学生たちは熱心にメモを取っていても、後ろに人の気配を感じるとサッと退いて邪魔にならないようにする配慮、素晴らしかったです。
近所の友人とトリオで出かけましたが、運転してくれた友人は先月の伊豆で願成就院の運慶仏展示館定休で残念な思いをしたのでリベンジが出来てよかったです。
十二神将、見事ですが、神将のお名前と頭上の干支の多くが合ってないのは江戸時代の後付けだからだそうで、やっつけ仕事みたいなのがどこか微笑ましいです。
運慶の後には常設展示コーナー。特集として北斎に憧れ画狂人を名乗る井上文太氏の展示も見ました。
NHKで放映した三谷幸喜脚本の人形劇のキャラクターを手がけ有名になった方だそうですが、ファンタスティックなだけではなくて写実的な描写もされていて、こちらも見応えありました。
運慶仏を金彩で描いた作品もありました。
余韻を味わいたいと言う友人の希望で、今回は作風の違う谷内六郎館はスルーしまして屋上から海を見ました。
二人とも初めてだそうですが、横須賀美術館に行ったら、屋上にも寄らなきゃもったいないです。
またまた雨女ぶりを発揮してしまいましたが、東京湾の眺望は素晴らしく、Nikonの高性能の望遠鏡(無償です)を覗くと、対岸の千葉県富津市の工場の煙突がありありと目の前に見えました。
お天気が良くて時間もたっぷりなら、美術館の裏手に当たる散策路を歩くのも良いですが、雨は降るし、お腹も空いたので移動。
パネル操作で注文、レーンを流れ始めるとパネルから『ご注文品が届きます』と声がする便利だけど忙しない回転寿司をガッツリ食べて
先月のしょうぶ園の帰りに寄ったコースカを再訪してタリーズでひと休み。
楽しい仲間と眼福、口福な時間を過ごせました。