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 中国の故事から来ているという矛盾という言葉、生活にしっかり根付いておりますが、日常生活で時々、ああ、矛盾してると感じることがあります。

 特に健康や子育てに関する情報では正反対のススメがあったりして、戸惑う事は結構あります。
 
 最近、大股で元気に歩くのが老化の速度を緩めるとの事でそのようにして来たのに、外反母趾の人は小股でちょこちょこ歩けという情報を見て、頭を抱えております。

 家人Bが乳児の時には、頭が絶壁にならず、プリっとお尻のプロポーションになれると絶賛されていたうつぶせ寝は乳幼児突然死の原因となる、として家人Cの時にはNGになっていたという事もございますし。(;^_^A
 
  今朝感じたのは・・・
  屋外を走っている清掃車から流れて来たテープのメッセージ。

  この間までは7月10日は参議院議員選挙です、と投票に足を運ぶように促す内容でしたが、今朝のはゴミの中には資源になるものがたくさんあるので分別をしたり、ごみを減らしたりするようにという内容でした。

  言っている事は良い事です。当然賛成するのです。

  が、しかし・・・

  毎日暮らしていて、本当にゴミが多い生活だなと思います。 今朝、収集場所にゴミを持って行くと、3つに分けられた折りたたみ式でネットが張られた柵の中は既に満杯に近かったです。

 今日は燃えるゴミの日ですが、これが1番パンパンになるのはプラスティックゴミの日。ただし、横浜市ではプラごみと言っても、あくまでも製品本体ではなくて、包材という建前です。

 包材のつもりで先日出したVHSテープのケースは「収集日が違います」のステッカーを貼られてしまい、仕方なく翌日出し直したというくらい、結構厳密です(当然VHSテープも燃えるゴミ扱い)。

 包材だけでこんなに満杯になるんだから、本体のプラスティックも出して良いとなったら、どんなにかさばるんだろうと想像してしまいます。

 そもそも、ごみが多いのは「経済を回すために買いましょう」という前提があるからだとも思うのです。

 加えて、ネットを見ていると、しばしば「〇〇はばい菌の塊」として使い捨て製品の利用を促したり、除菌消毒のためのあれこれを勧める記事を見かけます。洗剤などのCMも然り。

 お金をいただいてサービスを供する場や、医療機関、またご家族の中に非常にデリケートな体質の方や菌に気をつけなくてはいけないご病人などいる場合は確かに清潔である事は大事だと思うのですが、家庭でそこまで厳密な除菌っているのか?と素手で虫をつかむこともある私は思います。

  過度に清潔を求める事で、さらにゴミは増えます。

 そもそも、新コロ禍と時期を同じくして、レジ袋の有料化が進み、それまではマイバッグ持参をしないでいた人たちも一気にマイバッグ派になったようですが、レジ袋は減っても、除菌グッズが巷にあふれて、プラスマイナスどうよ(しかも、中には公正取引委員会からおしかりを受けるような商品もあった訳でして(^-^;)。

 と極めてかわいくない事を思うのであります。

 なお、公取のこのサイトを見ると、消費生活に疎い私が見逃していた事例が載っていてなかなか面白いです。



 買えよ、増やせよ、捨てよ・・・ドンドン は日本の高度経済成長期のやり方でした。

 買えよ、増やせよ、のあとの「捨てよ」ができなかったのが家人Aをはじめとする多くの日本のシニアでございますが・・・(;^_^A

 消費者が物を買わないと経済が滞るという考え方は、もう限界が来ているのは間違いないと思います。

 モノ消費からコト消費へ・・・がゴミを増やす事なく、あわよくば減らせる方向で進むようにと思います。

 にしても・・・コト消費に回せるだけの家計の余裕が欲しいです。

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