子どもの頃に読んだ日本の昔話と言う分厚い本の中に『ありがた◯兵衛』とか言うタイトルの物語がありました。

  父が買ってくれた『お話宝玉選』と言うタイトルの分厚い抄訳ものの子供向け物語集と同じシリーズで、小学館か講談社の本だったかと思います。
 本や物語の正確なタイトルはウサギ山小屋にまだあるので、今度確かめるとして……

  ギリシャ神話やら徒然草やら、いろんなもののつかみがあった中で、ありがた話が印象的だったのは、はた目には不運に見えることでも何でもはーっ、ありがた!と感謝してしまう主人公が、最終的に幸運に恵まれると言う逆転の面白さでした。

  地味で少々教訓臭もある話ですが、子ども心に感謝の大切さを刻んでくれました。

  基本的にくら〜くなりがちな私が、しばしば開き直って、それ厄落としじゃんか、と言えるのも、このお話の影響も少しはありそう。

  と、毎度ながらの長い前振りで失礼しました。

  今日はタイトル通りのはーっ、ありがたな、嬉しいことがありました。

  昼ころにインターホンが鳴ったので、宅配便かなと思い画面を見たら、ヨガのお師匠様の姿とお声。

  お師匠様と言っても元は息子同士が同級生、いわばママ友始まりで、すごいご近所さんです。

  なんでしょね?夏休みのお知らせかしらん?とドアを開けると

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 な、何と鎌倉の力餅屋さんのみたらし団子です。

  師匠曰く『太らせたいから』。

  昨日、レッスンの合間のバカ話で、体重減っちゃって先週なんかとうとう40キロ切っちゃったぁ!😭と言う私を案じてお持ちくださったのです。

  力餅屋さん、江ノ電の長谷から海に近いところにあり、師匠は自身のヨガのあとに時々立ち寄られるようですが、みたらし団子は夏季限定なんだそうです。

  師匠がなぜ夏だけ?とお尋ねしたら、しょっぱいものは夏でしょ!と言う分かったような分からないようなお返事をいただいたとか。

 とにかく貴重です。

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 うっひゃあ! むくむくしたお団子!

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  もちもちしていて、お店の方がしょっぱいものと言われた通り、甘みよりほんのちょっぴり塩味が勝っている絶妙なたれが美味しいです。


  モグモグ、ウハウハ。

  これで明日の朝は安心して体重計れます。

  本当にありがたいお心遣いで元気が出ました。

  蛇足

過去日記の力餅屋さん経験はこちら。