今を去ること5年前、近所の旅友と時代祭に行く計画をしていたのに、台風襲来のため、時代祭が天候によるはじめての中止となり、キャンセル料不要のドタキャンになったことがありました。

 あの時の友だち二人のうち一人とは一度時代祭を見たことがあったのですが、もう一人が初めての経験を台風に粉砕され、見たい!と切望していたので、9月頭くらいに申し込みしておきました。

  新型コロナのため3年ぶりの開催です。

  新横浜を出発した朝の七時頃、横浜はどんよりとして、ちょっと冷え込む感じもありました。

  しかし、京都は暑い!

  時代祭のスタートは正午、御所から。

  その前に京都御苑にはお馬様たちや時代装束をまとった行列の皆さまの姿と、観光客が入り混じり、なかなかの盛況でした。

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 特別な飾り物をまとったお馬様もいましたが、皆さま羨ましいようなプリケツで、ツヤツヤしています。

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 昨日、NHKで放映された『京コトハジメ』と言う番組で時代祭について、お祭りの見どころ、町衆の心意気などを聞いていたので、興味深く見られましたが、今回はJR東海ツアーズのガイディングレシーバー付なので、より色んなことがわかりました。

  ガイドさんの詳しく、絶妙なタイミングの説明、時には笑いもとって、とても面白くて、最初の30分はあっという間。

  あまりの暑さで、観覧席にいる自分たちも結構きつかったですが(最後部席でも日傘をさすのは御法度、席での飲食は水分補給のみ)、時代装束、特に立派な鎧兜をまとった武士役の方々は本当に大変そうでした。

  ガイドさんによれば、各地域持ち回りで20数年に一度くらい、己の地域の行列に参加するそうですが、その地域はマンパワーや時間のみならず費用の持ち出しもあり、また騎乗のお役は百万円くらいは個人負担する、それでも乗りたい名誉なお役のようで、決めるのがなかなか難儀らしいです。

  今回、あまりの暑さのせいか、3年ぶりのせいか、お馬さんの中には荒ぶり気味な子もいて、楠木正成公が目前で落馬されたのはお気の毒でした。

  でも、文字通りケガの巧妙、正成公の装束は2000万円くらいかけて今年新調したと言う煌びやかなもので、近くでよく見ることができました。

  時代祭の装束は日本最高レベルのコスプレで、時代考証を経て、京都の職人の最高の技術でつくられているそうで、隊列を見ているだけで、歴史の勉強になりました。 

  百人一首で有名な十二単衣をまとった小野小町、本当は唐様の衣装だそうで、同じく唐様の和気清虫と共に素敵でした。

  長〜い行列、正午から始まり14時まで、観覧席のチケットとガイディングレシーバー受け取りの時間から数えたら実質4時間半掛かったので、結構バテました。

  まずは腹ごしらえ。ほとんどおやつの時間の遅い昼ごはんになりました。

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             (信州そばらしい)

  観光しなきゃ!とは思うものの、ホテルにチェックインして一休みしないと動けず。

  結局、夕方、少し買い物をして、リピートのオサレ系居酒屋(と呼んでいいのか?)で食べて喋って……

   男性は家計の大黒柱、 その分、女性は家事育児、近所付き合いまでほぼ全部ワンオペと言う世代の私と友人にとっては、帰宅しないで良い、翌朝はご飯出来ている!はものすご〜く嬉しいごほうびタイムです。

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