正月返上で荷造り、最後の方は何が何だかわからず、中身を精査をするひまもなくダンボールに詰め、空っぽになった部屋を見て、ともかく新居に運ばれたことは間違いない、と判断した怒涛の引っ越しから1ヶ月半以上経ちました。
 免許証を含むお役所系、金融機関、ガスや水道、電気に生命保険や共済、住宅損保などなど住所変更の届け出がたくさんあって、さらにダンボール開梱して、おさまるところにおさめようとしたり、ゴミとしてお別れしようとしたり・・・  と依然バタバタはしているのですが、少しずつ落ち着いてくると、あ〜れ〜!と思う事が出て来ています。

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 はっきり言うと、優先順位が低くてすっかり忘れていたのです。   手続き関係でも微妙な漏れがありますが、最近、やっと思い出したのが喪服用のバッグ。

 手ぬいやらヤマト屋やらヴァグリエやら、40年ものの大きなボストンなどなど(→ちゃんと現役!)買わないと言いながらも存外ふくろもの三昧状態ではありますが、みんな漏れなく連れて来たぞ〜、あまり使わないものはダンボールに入れて、中身を書いた紙を貼り付けてクロゼットの上に乗せたし・・・  と思っていたのですが、喪服用の黒いバッグの事はすっかり忘れていました。

 ついでに言えば生協キャロットで安く買えたと悦に入っていた喪服用のサブバッグもいません。


 
 この日記を書いたころまでは、服や小物を買う時、まずに気にしたのは「喪服に合うか」だったんです。

  母が亡くなった後、しばらくは平穏でしたが、立て続けに祖母、義父、長いお付き合いの方々、子ども関係などなど、ご葬儀に参列する機会がありまして、ストールを買う時もチャコールグレーなど悪目立ちしない色を選んだりしていました。

 が、最近はご葬儀が絶えておりまして出番が激減、存在感がほぼ0になっていたのです。

 実はありがたい事なんですが、使わない物は忘れ去られる典型になってしまいました。

  家人Cの部屋のクロゼットに入れていたのは覚えていますが、その辺りにあった物を手伝いに来てくれた家人Bが一気呵成にダンボールにぶち込みまして(資源回収に出そうとまとめていた家人Cが置き去りした古着もであります)、自分が何をしたか全く覚えていないのです。

  運送屋さんに分かるように部屋ごとに割り当てた番号をダンボールには記入しましたが、いったいどこへ行ったやら?(運送屋さんも、50個に1個くらいは違う部屋に入れているようでありますので、膨大な段ボールの中で行方不明中💦)

 そしてもうひとつ。あ〜れ〜!  これもまた優先順位が低いんだなと分かりました。好きなのに・・・  下駄箱の上に鎮座させていた、我が家で唯一、いや唯二のブランドもの、大倉陶苑の丈高い花瓶でございます。

 自腹切っておりませんで、友人がご実家整理のおりにくれまして・・・昨日の私のキャンドルスタンドの押し上げと同じく、彼女の家の雰囲気に合わないという事のようで、大倉陶苑は好きなのに手が届かないのでありがたく頂戴したのです。

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  花瓶単独の写真が見当たりませんし、今年はお雛様を出していないので、祖母作のひな人形の後ろに映っているのを貼らさせていただきます。

  あっ、おひなさまどこへ行った!? ( ̄▽ ̄;) → いたいた・・・でも、飾ってあげていない。(^^ゞ

 かくして、引っ越しは自分が今、何を最優先しているか、無くても生活に困る事はないのは何かをあぶりだしてくれるのであります。

 無くても困らない物、もしも発見出来たらざくっと断捨離しちゃえば、スッキリするんでしょうけれど、探し当てたらまた愛用品ということにしちゃうこと必至・・か・・な。

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