今日、不動産会社の担当者、司法書士の先生の立ち合いのもと、なつかしの我が家の権利書と鍵をお買い上げくださった方にお渡ししました。
率直に言いますと、購入時のお値段を下回りまして完全な赤字です。
住宅価格が高騰しまくったバブルの時代にやっと当選した物件ですが、駅からバス便で、しかも都心から近いとは言えない集合住宅で、築年数も35年あまり。今どきの住宅事情から言って、もとの値段では売れないのは覚悟していたので、全然残念じゃないと言えばうそになるものの、ものすごく残念な気持ちにはなりません。
ほとんどリフォームもしていないおんぼろですし・・。
そもそも、2軒分の家の固定資産税や家人Aの行ったり来たりの経費、その他諸々の無駄な支払いで青息吐息になっていたので、義実家跡に引っ越すのなら手放さなくちゃならないのは去年の夏には決まっていました。
問題は・・・去年の夏、家人Aが膨大な荷物を運びこんでいて、とても内覧には耐えられない状態だったことです。
もし私が顧客の立場だったとしたら、夏以降の我が家を見たら、変態ハウスだと思って一目散に逃げ帰ったことでしょう。(;´Д`A ```
なので、手放すと決めた時、直ぐに不動産会社にお願いはしていたものの、実際は転居後、空き家になってから話が始まった感じです。
転勤や引っ越しの多い4月までにお買い上げがあるかどうか・・リフォーム無しではとても住む気になれないだろうから、これは長期戦になるかも知れないと覚悟をしました。
ところがありがたいことに2月に入って直ぐに購入希望の方が現れたとの連絡が入りました。「景色を気に入られた」」と担当者から聞きました。
友人の1人が「売れるわよ、眺めいいから」と言っていたのですが、彼女の予想通りになりました。
当初、リフォームしてから売る案もありましたが、家人Aの性格から言って、リフォームしたらまずは自分が住みたくなるだろうし、住むのは諦めたとしても、リフォーム代金分を上乗せせざるを得なくなって、かえって売りにくいだろうと思って、おんぼろのまんま値段は低め設定にしたのも良かったみたいです。
先月に一度、今日再びご購入いただくご夫妻にお会いしましたが、少し下の世代で、とても落ち着いたいい感じの方で、近隣にお住まいの物件が少し狭いので探していたと、我が家界わいの事をとてもよくご存知の方でした。
良い方に買っていただけて、家も喜んでいる事でしょう。
別居している家人B、Cからも鍵をかき集めて、記憶にある限りの家の鍵を全部束ねてお渡ししました。もちろん、権利書等必要書類もです。
居住中は住まいに対してはあまり愛を感じず、ひたすら自分の実家の事ばかりだった家人Aが、最後の最後まで、家との別れを惜しんでいました。
私も寂しいは寂しいのですが、子どもの頃から自分の意志とは関係なく、親の都合やら何やらで転居、転校などを、ふつうの方より多く経験してしまったせいか、意外な事に割と冷静です。もう前を向くのみ!
おとといのきれいな月も見られないような建て込んだ住宅地ですが(建て込んでいる上に、防犯灯が明るすぎて、月のありかがわからないという(ノД`)・゜・。)、月はウサギ山小屋に行った時に見る事にします。緑を見たくなったら公園に散歩しに行きます。
友だちとは昨日電話を貰ったような感じで、これからも繋がって行けると分かっているしというのは大きいでしょうね。そして、旧居のそばにはいろいろ良くしてくれた次義姉もいるので、縁が切れたという気がしないのも大きいです。
前の住まいとの別れの儀式(いや、契約でしょ(^^ゞ)は横須賀線の沿線で行われたものですから、私はそのまんま鎌倉へGO!
実家の墓参に行き、その後、亡母の親友に面会するために逗子へと参りまして、とても喜んでくださいました。
以前とは違い、鎌倉はちょっと気軽に行ける距離ではなくなってしまったので、今日はいいチャンスでした。
が・・・時間がタイトなので、全く観光気分はなくて、写真を撮るいとまもなし・・・
味気ない1枚は帰りの湘南新宿ラインです。逗子始発の湘南新宿ラインで都内に入るのは初めての経験です。17時ちょうど発で、大船でもまだ空席がありました。
始発の逗子からず〜っと座って、渋谷や新宿に行けるので、途中で私鉄に乗り換えるルートより若干運賃が高いのですが、楽でありがたいです。
何せ・・・トイレが近くなってしまって、揺れたり駅構内を長々と移動したりすると直ぐにトイレに行きたい気持ちになるので、動かないで座ってられるのは大変に助かります。 シニアが座りたがるのは、足が疲れるとか、揺れるとバランスが崩れるとかだけじゃなくて、そっちの方の都合もあるんではないかと・・・当事者となって分かりました。(^^ゞ
今日はほんのりさびしいけれど、これでまたひと段落ついた感じです。
お別れした我が家には長い間ありがとうという気持ちでいっぱいです。
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住宅価格が高騰しまくったバブルの時代にやっと当選した物件ですが、駅からバス便で、しかも都心から近いとは言えない集合住宅で、築年数も35年あまり。今どきの住宅事情から言って、もとの値段では売れないのは覚悟していたので、全然残念じゃないと言えばうそになるものの、ものすごく残念な気持ちにはなりません。
ほとんどリフォームもしていないおんぼろですし・・。
そもそも、2軒分の家の固定資産税や家人Aの行ったり来たりの経費、その他諸々の
問題は・・・去年の夏、家人Aが膨大な荷物を運びこんでいて、とても内覧には耐えられない状態だったことです。
もし私が顧客の立場だったとしたら、夏以降の我が家を見たら、変態ハウスだと思って一目散に逃げ帰ったことでしょう。(;´Д`A ```
なので、手放すと決めた時、直ぐに不動産会社にお願いはしていたものの、実際は転居後、空き家になってから話が始まった感じです。
転勤や引っ越しの多い4月までにお買い上げがあるかどうか・・リフォーム無しではとても住む気になれないだろうから、これは長期戦になるかも知れないと覚悟をしました。
ところがありがたいことに2月に入って直ぐに購入希望の方が現れたとの連絡が入りました。「景色を気に入られた」」と担当者から聞きました。
友人の1人が「売れるわよ、眺めいいから」と言っていたのですが、彼女の予想通りになりました。
当初、リフォームしてから売る案もありましたが、家人Aの性格から言って、リフォームしたらまずは自分が住みたくなるだろうし、住むのは諦めたとしても、リフォーム代金分を上乗せせざるを得なくなって、かえって売りにくいだろうと思って、おんぼろのまんま値段は低め設定にしたのも良かったみたいです。
先月に一度、今日再びご購入いただくご夫妻にお会いしましたが、少し下の世代で、とても落ち着いたいい感じの方で、近隣にお住まいの物件が少し狭いので探していたと、我が家界わいの事をとてもよくご存知の方でした。
良い方に買っていただけて、家も喜んでいる事でしょう。
別居している家人B、Cからも鍵をかき集めて、記憶にある限りの家の鍵を全部束ねてお渡ししました。もちろん、権利書等必要書類もです。
居住中は住まいに対してはあまり愛を感じず、ひたすら自分の実家の事ばかりだった家人Aが、最後の最後まで、家との別れを惜しんでいました。
私も寂しいは寂しいのですが、子どもの頃から自分の意志とは関係なく、親の都合やら何やらで転居、転校などを、ふつうの方より多く経験してしまったせいか、意外な事に割と冷静です。もう前を向くのみ!
おとといのきれいな月も見られないような建て込んだ住宅地ですが(建て込んでいる上に、防犯灯が明るすぎて、月のありかがわからないという(ノД`)・゜・。)、月はウサギ山小屋に行った時に見る事にします。緑を見たくなったら公園に散歩しに行きます。
友だちとは昨日電話を貰ったような感じで、これからも繋がって行けると分かっているしというのは大きいでしょうね。そして、旧居のそばにはいろいろ良くしてくれた次義姉もいるので、縁が切れたという気がしないのも大きいです。
前の住まいとの別れの儀式(いや、契約でしょ(^^ゞ)は横須賀線の沿線で行われたものですから、私はそのまんま鎌倉へGO!
実家の墓参に行き、その後、亡母の親友に面会するために逗子へと参りまして、とても喜んでくださいました。
以前とは違い、鎌倉はちょっと気軽に行ける距離ではなくなってしまったので、今日はいいチャンスでした。
が・・・時間がタイトなので、全く観光気分はなくて、写真を撮るいとまもなし・・・
味気ない1枚は帰りの湘南新宿ラインです。逗子始発の湘南新宿ラインで都内に入るのは初めての経験です。17時ちょうど発で、大船でもまだ空席がありました。
始発の逗子からず〜っと座って、渋谷や新宿に行けるので、途中で私鉄に乗り換えるルートより若干運賃が高いのですが、楽でありがたいです。
何せ・・・トイレが近くなってしまって、揺れたり駅構内を長々と移動したりすると直ぐにトイレに行きたい気持ちになるので、動かないで座ってられるのは大変に助かります。 シニアが座りたがるのは、足が疲れるとか、揺れるとバランスが崩れるとかだけじゃなくて、そっちの方の都合もあるんではないかと・・・当事者となって分かりました。(^^ゞ
今日はほんのりさびしいけれど、これでまたひと段落ついた感じです。
お別れした我が家には長い間ありがとうという気持ちでいっぱいです。