昨日は久しぶりのクラス会、楽しかったです。
私のように口を開くまで昔の面影無いほど変貌してしまった人も若干いますが、みんな高校生時代の面影をどこかに宿しつつ、いいオジサン、オバサンになっていました。
いちばん驚いたのは、同級生として過ごした時には寡黙でミステリアスな雰囲気で美術部員として絵も上手だった元イケメン寄り男児が、喋り始めたら止まらんオッサンになっていた事です。
学校の中では進学クラスだったのですが、当地の職種選択肢から、かなりの人数が教職につきまして、彼もその一人。
男子生徒で教職についた出席者はほぼ全員校長をして退職したのですが、みんなしゃべる、しゃべる。
ツンデレ男子もしゃべる、元から喋るのはさらにしゃべる。
当時は教職に就くのは難関と言われた当地ですが、今や教員不足ですんなりと隠居生活に入れないようですし、もちろん年金支給までの五年間をなんとかせにやで、男女問わずみなさん、給料下がったと言いつつ、再雇用で忙しい様子。
地区のお役も含め、一人で8役とか言う猛者もいました。
そして、なんと言っても、畑や田んぼで作物を育てる話が楽しそう。
元ミステリアス男児は花苗を買うと高いので種をジップロックに入れて懐で温めるニワトリ園芸をしているのだと朗々とご説明。孫よりかわいいとか。
と言いつつ、孫一人ずつのため
得意の絵を添えた日記をかいているんだそうです。
別の非教職系で、ムードメーカーだった元おもしろ系男児も畑や田んぼのことを話すと本当に生き生きした表情でした。
親御さん世代まで農家、子ども時代は否応なく畑や田んぼの手伝いをしなきゃだった世代ですから、趣味の園芸とは違うようです。できるものも本格的!
食糧自給率が低い中、国力の低下で国際的な食糧の買い負けが心配になる昨今ですが、彼らは大丈夫でしょう。
今に都会もんがお宝持って頭下げるぞ、がんばれ!と言いましたけど、私も仲良くしなきゃ!
親の代からずーっとサラリーマン、勉強が出来ればそれでいい、男子厨房に入らずと育てられた団塊の世代くらいからの男性たちが定年退職後、とってつけたように何かを始めようとしてうまく行かず、時としてクレーマーはじめ迷惑オッサンと化すのを見聞きしますが、同級生たちは話が長いくらいで済みそうです。
それも愉快な話、興味深い話ですから、ありですし。
しかし、彼らの子世代になると分かりません。
娘一家が近居してくれてと言う話は何人もから聞こえて来ましたが、息子さんが同居、近居は寡聞でした。
今回の幹事をしてくれた元母校の校長を勤め上げた昔から真面目だった男児の息子さん、な、なんと都内で店を構えるデザイナーになられたとか。
はい、はい、はい、いつでも、視察行きます!と勝手に宣言しました。
まぁ、とても買えそうに無いので、お父さんの同級生と言っても歓迎してもらえなさそうですが。f^_^;
電車組はお酒あり、車組はソフトドリンクのみで、申し訳ない、おビールいただき、親友に送ってもらい兄宅に泊めてもらったのでした。
ありがた三重唱みたいな一日でした。