昨日も出歩く効用にちょっと触れましたが、老人医学に詳しく、最近ネットニュースのコラムでよくお見受けする精神科医の和田秀樹さんの本、読みました。


 コロナ対策としての行き過ぎた自粛の弊害を述べておられますが、過剰マスクもよろしくないが、出歩くな!で巣ごもりしてしまった高齢者の衰え方がひどかったとも述べておられます。

  実際、亡母の親友も活動的だったのに、コロナ自粛でいろんな外出を伴う楽しみがなくなってしまったのが、思いのほか早い施設入所につながってしまったのでは?と思えてなりません。

  正義を気取って憂さ晴らしする自粛警察とやらは、狙う相手は明らかに自分より非力そうな女性や高齢者で、ガタイの良い怖そうな人は狙いませんから、エセ正義漢を恐れて活動しづらくなった方も大勢いらっしゃったことかと思います。

  私も目をつけられないように気をつけていましたが、過度に巣ごもりすると体調が悪くなるので、ゴソゴソしてました。

  日常の用事ならいいでしょ!といっても買い物や役所、銀行などの用事ではしょっちゅう出掛けないので、メルカリやヤフオクへの出品は外出の動機として、大いに役立ちました。

  何てったって期限までにご購入者様宛に荷物を出さなきゃなので、歩けないほどの土砂降りや出られないほどの降雪でもない限りは暑い寒い雨だなどと言ってられません。

  ひとことメッセージを書いて(長年ため込んだメモ紙を使って)、途中で壊れたり水濡れが無いように包んで(家に取り置きの梱包材をリユース)、いざ出発!

  とちょっと手先も使います。

  それ以前に出品からご購入決定までのドキドキと、ご購入者様とのやり取りなどもあり、文字だけなれど、人との接触もあります。

   日々凡々と暮れて行くシニアにはちょっといい刺激になります。

   今のところ98%は良い方ばかりです。2%は発送しても受け取り評価してくださらず、運営が自動的に入金してくれるまで待たなくてはいけない方に当たってしまいましたが、そういう人はこちらの評価をマイナスにするという意地悪をするマメさも持ち合わせておられないので、そこは幸いと思います。

  今日もヤフオクご購入品の発送がてらのちょい散歩に出ました。

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  他にも出品したいくつかの中でご入札いただいている物があるので、近日中にまた散歩確定です。

  ゴミ箱直行が苦手な捨てられない女には、苦手なそれをせずに済み、メッセージメモを含めて使いきれなかった物が少しずつでも減り、あまり気乗りしない時でも散歩が出来て、ほんの少しおこづかいも入り、と良いことづくめ。

  一つだけ心配なのは

  出品後に急に体調が悪くなってしまってストップをかけることも出来ないままだったり、最悪、ご購入が決定したのに、出品者はこの世にいないなんて事になったらどうしよう?という事なんですけど……

    多分、レアケースとは言えその類の話は皆無では無いと思います。

 フリマアプリもネットオークションも、車みたいにシルバーマークをつけてくれないかしら?

  まぁ、リスクはシニアに限らずありますが、それが心配で本当はやってみたいと思いつつ、フリマやオークション参加をためらう向きもあるのでは?と思います。