失言系政治家が子を持たない人たちのことを生産性がないと言って炎上したことがありましたが、人を生産性で判断するのは嫌なことだと思っております。

 にもかかわらず、ネコの額の庭では、見た目や感触などによるえこひいきに加え、生産性のこともちらりと頭をよぎります。

  去年からお隣さんの庭の我が家に近い側にこんな木とも草ともつかない植物が生い茂るようになりました。
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 ツンツンと直線的に伸びているこの植物の葉っぱはこんなです。

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 ウサギ山小屋用にかった図鑑によると、カエデの葉とかこういう切れ込みのある葉っぱは分裂葉というらしいですね。

 本数が少ない時にはあまり気にならなかったのですが、固まって生えるとかなりの存在感です。荒地感が出て来ると申しますか。

 それが今年は我がネコの額の庭の随所に新たに発芽しているのを発見して、引っこ抜いたり刈ったりしておりました。

 名を知りたいと思いましたが、去年はわかりませんでした。葉の形からアカメガシワじゃないかとも思いましたが、樹形が違います。

 今回の滞在時には植物系のサイトを見ましたが、そこでも分からず何だろうと思いつつ、除去していましたが、とうとう判明しました。

 ウリノキというそうです。葉の形がウリのそれに似ているからの命名だそうですが、アマチュア向け図鑑では植物の写真はひとつにつき1枚かせいぜい2枚くらいなので、特定できませんでした。

 掲載されていた花の写真が決めてになりました。

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 花言葉は「恥じらい」「気品」だそうですが、葉っぱの下に隠れるようにして咲いていて、一見しては花に見えない地味さです。私が私がと自己主張が激しくないからの「気品」なのかも知れませんね。

 草なんだか木なんだか分からないと思いましたが、いちおう木、でも太くはならないようで、よって何かに使えるというようなこともないようです。実が食べられるとかもないようで・・・すなわち生産性が低い。

 同じように直線的な姿で太くはならない木で、しかも痛いとげがいっぱいなのに、新芽がおいしいタラノキならば温存しちゃうのに、ウリノキには冷淡で悪いなぁとは思うんですけど・・・

(これらの2冊の本の前バージョンの合わせ技でやっとウリノキと判明しました)(^^ゞ




新ヤマケイポケットガイド 野山の樹木
姉崎エミリー
山と渓谷社
2012-06-25



 昨日は夕方まで天気がもちましたが、今日はひさしぶりのまとまった雨。山火事防止のためには良いですが、能登の被害が広がりませんように。

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