image

  朝のうちは雨でしたが、朝食後には陽が射してきました。今日は下山日。

  気象情報ではかなりの激しい降りではないかとの事で、内心大丈夫かなぁと思っていましたが、天気は西から回復のようです。

  本当はもう少しいたいところですが、撤収準備開始!
image

 寒さに向かう時期に比べ、夏に向かう時期の撤収は気が楽です。

 水道の水抜きなどで気を使う事が無いし、また来るまでの間が短いから、掃除など細かいところに手が回らなくても、次にやればいいよという気分になるからです。

 防寒用の冬服、厚手の靴下や使い捨てカイロの類も詰め込まなくて良いのも気が楽な理由です。

 さらに今年のウサギ山小屋との往復で気が楽になったのは、なんと言っても前の家からより近いからというのも大きいです。

 家人Aいわく片道30キロ違いだそうです。30キロなら大した事ないでしょ?と言われそうですが、今の家からなら中央道に乗るのが簡単。前の家は中央道に乗る前に別の有料道路を複数通らないとです。

 ただし家人Aが渋ちんなために(鄙ヨコハマの近所の有料道路、割高ってのもあるんですけどね)、有料道路を避けるために一般道を通るものだから、その分時間がかかるし信号も多いので、すごく手間ひまがかかった気分になります。

  割と楽な気持ちで撤収準備が出来るものですから、今までならバタバタしていてあまりよく見ない、考えないでいたことに目が行ってしまいました。

  一言で言えば・・・・今さらながらですが・・・

 ウサギ山小屋はびんぼ〜別荘だ!

  いちおうは別荘という区分になるらしいウサギ山小屋ですが、多くの方がイメージする別荘とはオサレな家具調度、オサレな食器、オサレなライフスタイルが出来る人のものではないかと思うのです。

  実際、過去に参加していた八ヶ岳のメーリングリスト会議室のメンバーさんのお宅に伺ったら、皆様リッチでいらっしゃいました。

  ログハウスの中に高品質なオーディオが鎮座していて、壁には大型スクリーンがある別荘。同じくオサレなログハウスに血統書付きに違いないわんこ連れのDINKS。吹き抜けのある木の香りのする別荘に北欧の機織り機が置いてあったり・・・

  それぞれに日替わりでカフェ通いされていたり、イングリッシュガーデン風のお庭にされていたり、当地の文化的催事に足しげく通っておられたり・・・

  というのが多くの方がイメージする別荘生活ではないかと思うのです。


  が・・・ド庶民の山小屋は全然違います。

  まず家具からして安物あるいは自宅で余っているものを持ち込む。統一感ゼロ。しばしばノベルティみたいな半端ものも堂々と置かれています。

  食器などもそうなりがちで、我が家の場合はご飯茶碗は生協のチラシで一挙に10膳がセットになっているのを買いました。お値段100均価格でした。汁椀はありあわせ。皿の多くはコレールでそろえまして扱いが楽でよいですがグレード感はないですな。

 そもそも家のつくりに重厚さやオサレさがございません。今どきの若者ならお断りするような、かつて私世代が利用した学生向け合宿所、もしくはお安い民宿みたいな感じ。

  どういうものかと申しますと・・・

  無垢の木の代わりに張り合わせの合板。それもよ〜く見ると木目の紙状のシートが貼ってあります。壁紙は見本帳の中では1番お安いもの(だから、よそに行くと同じ壁紙がお手洗いに使われていたりします)床は突板です。ドッボンでこそないけどトイレは簡易水栓で本体は汲み取り式。

 ユニットバスもキッチンセットも、今どき賃貸でもお目にかかれないレベルかも・・・

  予算的に断熱材や二重窓まで手が回らないので、冬は寒く夏は高原のわりに涼しくはないという(^-^;

  そもそも水抜きに手間がかかるのもド庶民らしいところです。

  そして何より違うのはライフスタイル。

  外食三昧なんてとんでもない。お値段の張るディナーはもちろん、カフェの類でもめったに行くことがない。厳密にいうと友だちとなら行くが家人Aとなら行かない、その心は変わり映えしない相手と変わり映えしない会話をするのにわざわざ外に出かけてお金を使う事ないだろぉ・・・という。

 ありていに言えば自宅にいるのとほとんど変わらない生活であります。いや、スーパーなどに行くのが面倒な分、むしろ野菜以外の買い物はかなり少ないかも(誘惑に満ちた生協のネット注文の画面を見てついついカゴに色々と放り込む事もないし)。

 血統書付きわんこを連れてのお散歩も必要ないので、やる事と言ったら、ひたすら凸凹だらけの狭い庭にざわざわ生えて来る草をいじる! これならお金もかからず小さな達成感もあるし・・・

 とまぁ、書き出せばきりがないです。

 多くの皆様の思い浮かべるリッチな別荘より、ちょっとだけいいかもと思える唯一の点は駅から徒歩圏!

 と言っても2時間に1本、終電は夜9時の列車ですけど・・・ないよりは断然良いです。

 つらつらと実情を書きましたが、帰りの中央道、GW明けを待って始まった片側1車線になる工事個所が2,3か所あって、若干の渋滞は生じましたが、ほぼ順調。撤収が早かったこともあって、途中談合坂SAでトイレ休憩と野菜の買い物をしても、午後1時までには家に着きました。

 さぁ、今度こそ(何度目の今度こそ?)本腰を入れて部屋の片づけするぞ〜〜〜!

人気blogランキングへ