亡母の親友の故郷で、両親が仲人した彼女の姪御さん夫婦から毎年名産品をいただいて、絆を感じている庄内地方。
かつて祖母が人形展でお世話になった時に訪問して以来、久しぶりに来ました。
今回は同年代(と言わせていただいて良いのかな)のコヅ友さんをお誘いして、クラブツーリズムのかなりお得なツアー利用です。

羽田空港発がゆっくり目で帰りは早めで、1地域のみを観光するゆるいスケジュールで、てんこ盛りで飛び回るより、体力的にかえってありがたい昨今です。
到着して最初にランチ。
海鮮丼と山形名物芋煮、なかなか美味しかったです。
そして、ここに行ける!もこのツアーを選んだ理由です。
クラゲの展示で大人気の加茂水族館。
旭山動物園と並んで、傾きかけた施設が大復活を遂げたと言うサクセスストーリーのあるスポットですが、美しいクラゲの展示はもちろん見応えありますが、300円で案内してもらえるバックヤードツアーがすごく面白かったです。
裏方さんのための施設ですが、研究所感満載。
他の方が写らないように気をつけて撮影したらバンバンアップしてくださいとのことなので、バンバン!
クラゲは孵化してからほぼ一年がかりで大人になるのに寿命も一年程度だそうで、展示のためには平たく言えば養殖をしなくてはだそうです。
その水温管理、水質管理、水流管理などにすごく手間がかかります。
加えて餌も必要で、オキアミの幼生みたいなのが遠目には水が多すぎるニンジンジュースみたいに見えたりします。
また元気がなくなって寿命を迎えたクラゲは自種以外のクラゲを食べるクラゲのための餌になると言う究極のSDGs?!
ご案内くださるボランティアの方のクラゲ愛も素晴らしく、あっという間の20分でした。
日本の水族館はもとより世界から見学者が来られるそうで、バックヤードの柱には彼らのサインや絵、メッセージがありました。
有名どころではこの方!

さかなクンの絵は廊下に額入りで展示もされていました。
ひれあしと呼ばれるアシカとアザラシのショーも面白かったです。
ジャンプなどの派手な演技はないのですが、それぞれのヒレの使い方、耳の位置や歯並びなど、一般的な海獣ショーとは違う、学びをメインにしたショーで、登場の海獣たちのポーズがお茶目で可愛かったです。
2年後くらいには新館をオープンしてさらに展示が充実するそうです。
閑古鳥が鳴いていたところからの躍進、本当に素晴らしいと思いますが、展示を見て納得です。
さて、次はこちら。
米どころ庄内の名所、山居倉庫。
時間が足らないので展示はスルーして外から見るに留めましたが、一部は現役の倉庫だそう。
パッと見は木造ですが、それは看板みたいなもので、本体は蔵のような分厚い漆喰に見えました。
巨木の欅の並木と風雪を重ねた蔵の重厚感が素晴らしい景観です。
そして、夕食はこちら。
ホテルはビジホなので全員シングル。ダラーっと出来ます😆
お値段以上、楽しい一日となりました。