twitterでプチ騒ぎになっていたので、木原官房副長官の妻をめぐる疑惑について実名で元警察官が語るというYouTubeのライブを見ました。

 木原事件と銘打っているし、実名で応答に応じるというので、どんなものだろうなぁとついつい・・・・暇ですし。

 最初に予告の文字だけ見て思ったのは、こんなことやっちゃって、この元警察官は身の危険を感じる事はないのだろうかと言う事でした。
  記者会見は顔出し無し、ご本人の首から下と声だけ。私が見た週刊文春の動画では記者会見会場内は映らないので音で判断ですが、いろいろな記者やらライターさんやらが会場にいらしたようです。

 twitterを同時に見ると、詳しい人が「〇〇さんが出て来たか」とか書いてるので、ごく一部のお名前はわかりました。

 ものすごくザックリ、大づかみで、聞き違いもあるかもですが、元刑事さんは、自殺とされた官房副長官妻の元夫の死にざまからこれは自殺はあり得ないと思ったとの事。女が出来る事ではないとも。

 捜査をしている途中で打ち切りがあり、通常なら被害者遺族には何らかの報告をして捜査を終えるのに、立ち消え状態になってしまって、あまりに気の毒だったので、退職したんだし、こりゃ言わなくちゃという気持ちになったとの事。

 退職したからと語る事に対して守秘義務的にどうかという部分もあったようですが、そういう気持ちになってしまったんだから(語るのを止められないの意味と思われる)と結構情緒的な方のようです。

 映像を視聴する限り、かなり話好きな気のいいおっさんという雰囲気の方で、恫喝して口を割らせるよりは、気を許してのうっかり本音を引き出すのが得意なタイプではと想像しました。

 あくまでも自分の見立てであって、確証があるわけではないという言い回しを何回かされていて、センセーショナルなタイトルの割には、木原さんの犯罪もみ消し疑惑というのには切り込みがなくて、気さくにしゃべりつつも、実際は言葉を選んでいる感じでした。

  ネット上では新コロ禍で、自分の基盤である観光業にばかり支援すると評判が悪かった二階さんは捜査を進めろと言ってくれたと聞いたと明言されました。いちばんの実力者だったからじゃないですか・・・って岸田さんの小物感を感じさせてくれるお言葉でした(質問者側に何とか岸田首相の関与を語らせたい雰囲気があったのに対して)。

 最後、もう終わりにしますと文春の司会者が言ってるのにくいついていた女性の問いは私が懸念していた身の危険についてでしたが、ご本人ケロッとしていました。

 私も文字だけ見ていた時は危ないのではと思いましたが、自分は政治には疎いからと言いつつの発言でグサッと核心をついているわけではなく、あくまでも自分の見立てであると繰り返しているので、身の危険を感じなくてはいけない程の内容ではないなぁという印象は受けました。

 何よりも、顔は出さずとも声と名前を出してしまった今、この方の身に何か降りかかったらそれこそ怪しまれてしまうので、記者会見を開いたのはむしろこの方にとっての安全策になるかも知れないという気がします。

 文春提供ではない画面を見ている方のつぶやきに寄れば最大人数10万人越えの視聴があったようです。

 が、もちろん、今のところは地上波のどこにも出てこないし、ポータルサイトのニュースにも出てこないです。今日の記者会見なんか、正規のニュース番組ではともかく、ワイドショーの格好のネタなのにね。

・・・と思ったら、yahooのメイン画面には出ませんが、検索かけたら掲載されていました。夕方のNHK首都圏ニュースまでテレビを見ず、twitter実況の文字を追っていたので、もしかすると午後のワイドショーでも取り上げれた??



 この件の真相はともかく、政治家の、ことに政権与党の政治家の都合の悪い話や疑惑が大手マスコミに取り上げられることは激減した感があります(昔は指を何本握ったとかで首相の地位がぶっ飛んだ人もいたのにねぇ)。
  
  ・・・だから、テレビを見る人減るんだよな〜。当たり障りのない話ばかりになってしまったもん。自分の首が飛んでもいいからというような気概のあるジャーナリストもほとんどいなくなりました。

 ジャーナリズムがなれ合いリズムとなりつつある昨今なので、ニュースでは見られない話をtwitterで拾うのが習慣となりつつあります。玉石混交でトンでも系の話、荒唐無稽にしか思えない話もありますが、確かにそうだろうなぁというのも見つかります。

 twitter、私のパソコン画面では昨日から小鳥さんマークが去って黒いXになっていました。今後どういう方向に行くのかも気になりますが・・・。

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