既出かと思いますが、祖母は後期高齢者になる頃から、気に入ったお菓子があるとずーっとそればかりかなり長期に渡って食べ続けるようになりました。
記憶に残っているものではサンジェルマンのパンダの焼き印付きの蒸しパン。
当時は東急沿線住まいでサンジェルマンは東急系のベーカリーだったので地元にもあり、何かというとパンダ蒸しパンと勝手に命名したのを買いに行ったものでした。
最晩年にはヤマザキのまるごとバナナにハマってました。
ヤマザキ
サンジェルマンと違い、どこに住んでいても入手可能なので助かりました、というか八ヶ岳山麓でも容易に買えるお手頃価格品だったからハマったのかもです。
祖母は決して庶民が普段使い出来にくい高級品にハマることはありませんでした。
実の娘である母はそれを見て『ばかのひとつ覚えだわ』と呆れていました。
今はあまり言いませんね。ばかのひとつ覚えって(なのでコンプライアンス的にどーなんだとツッコまれないようにタイトルは◯◯と伏字です f^_^;)。
隔世遺伝なんだかどうか、実は私もお菓子に関してはかなりばかのひとつ覚えなところがあります。
去年まで二、三年くらいは三幸製菓の粒より小餅を買い置きして、小腹が空くと食べていました。
外国産の米が主原料なためか、物価高騰前はお手頃価格で買えたし、個包装なので食べ過ぎにならないのが良かったです。
が、昨今の物価高騰と、やはり以前の生活圏の店頭価格より都内の方が高いと分かって、かなり熱が引きまして、おせんべい・あられ系はただいま迷走中です。
その代わりと言うか、この夏のハマり物が以前にも書いたあさイチにレシピが載っていたこれです。
梅干しは使い切り、ウサギ山小屋ではつぶつぶタイプの塩麹を適当に入れています。
とうに賞味期限切れのハチミツも底をつき、今回は三温糖を足しました。
オリジナルレシピからドンドンかけ離れ、プラスチックの平たい容器に入れて、カチカチになる前に掘り起こすのですが、糊料の類を使っていないため完全に凍るとしばらくはスプーンが入りません。
そこで冷凍庫から取り出して放置。
その間に草刈りをします。
森の中の日陰の多い時間帯を選んでいるし、そもそも下界より気温が低いのですが、バッテリーがヘタって回転ガマが回らなくなる頃には顔からドッと汗が流れ出て、背中も汗びっしょりになります。
仕事してくれてるのは機械なのにどうして?と思いますが、支えたりするのでそれなりに力を入れているからでしょうか? それともやっぱり暑い?
草刈り機を家に入れてバッテリーを外し充電器に差し込んだら、さぁアイスの入った容器の蓋を開けましょう!
ドロドロになっているかと思ったら、スプーンがサクッと入ってまことにいい具合です。
お皿に入れていただきまーす!
暑さがサッと引きました。
材料はヨーグルト、絹豆腐、塩麹と糖だけのシンプルさなので、体に悪いことしてない感あります。
いわゆる罪悪感が湧かないスイーツってのでしょうかね。
梅干しにせよ塩麹にせよ、汗をかいた分の塩分補給になるようです。
今年はまだまた暑さが続くとか。8月のカレンダーをめくっても、しばらくはこの安くて美味しいハマりものをつくり続けることでありましょう。😊